第87話 『前回までのアラスジ』

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 久々の更新、やまくる実です。

 

 こんなに更新が空いてしまって申し訳ないです。

 それでもこの物語の続きに目を通して下さってありがとうございます。

「俺の手を見ろ! 注*それは足です」が無事書き終わり、ゆっくり休憩させて頂いたので、この物語の更新を再開しようと思います。


 多分、読んで下さっていたほとんどの方が、この物語の内容を忘れてしまったのではないでしょうか?( ̄◇ ̄;)

 という事でまずアラスジからですがよかったら読んで下さったら嬉しいです。


 かなりザックリ書いたので、数話前の登場人物の紹介も読んで下さったらもっと思い出せるかもしれません

^^;


 アラスジは三人称で書いております。


 次回更新の本編からは今まで通り一人称です。


 ゆっくりめの更新です。

 宜しければお付き合い下さると嬉しいです

(*´ω`*)


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『前回までのアラスジ』


 主人公 松川知羽(女性)、小学六年生。

 ネガティブ思考が強い彼女は幼なじみの笹山 優(男性)と日常生活で、微妙な距離感が出来てきていた。


 登下校だけを共にし、学校ではいつも一人というのが知羽の日常だった。


 ある日の夕方、飼い犬のワンコ、身体は大きいチビを散歩中、自宅内の庭でキャッチボールをしていた優と会った知羽。

 流れで一緒にチビの散歩をする事に......。


 チビの赴くままに歩いていた二人、ある塀と塀の間に細い木の幹が連なって出来たトンネルと遭遇し、中に入る事になってしまう。



 思ったよりも長く続いたトンネル、そこである小さなハプニングにより知羽も優も心の距離が縮まったかの様にドキドキしていた。


 そしてトンネルを抜けたその向こうには不思議な幻想的な光があり、戸惑いながらも向かった二人はそこで不思議な体験をする。


 そこ出会った水でできた綺麗な少年、運命の調整人(実際はおじいさん、優君だけ知っている)によって、知羽は掌の中に不思議な球体を埋め込まれてしまう。




 彼が言うにはこの球体にパワーを貯める手伝いをして欲しいとの事だった。


 そのパワーを使って調整人が赤い糸での繋がり、運命の調整をするという。


 実は運命の調整人は後継者を探していた。



 二人は現実世界に戻る事は出来たが、知羽の掌の中に埋め込まれた球体はパワーチャージ球体。通称マルちゃんの行動により、また心だけの姿にされ、今度はパラレルワールドに連れてこられてしまった。


 心の姿のチビと透明化していた、死神のムクさん、そしてムクさんと一緒に駆けつけていた心の姿の優と共に。



 マルちゃんが言うにはこの世界には知羽の何倍もポジティブ思考である知羽がいるという。


 その思考に入り込んでポジティブなパワーを貯めて欲しいとの事。


 実際この世界の自分の身体に入って見ると知羽ちゃんは知羽君に優君は優ちゃんに、と性別が逆転していた。





 この世界は、知羽のいた世界と少しずつ違い、性別が逆転している人もいれば、前の世界と同じ性別のままな人もいた。


 この世界の知羽君は自分と違い、太陽の様に明るく、友達も多くいた。


 この世界の優ちゃんは身体が弱く知羽君には素っ気ないが大事だと思っていた。


 優ちゃんも優君も物語の創作をするのが趣味だった。





 パワーチャージ球体であるマルちゃんは実は本当の目的があった、以前、運命の調整人であるおじいさんから落とされ、このパラレルワールドの世界に迷い込んだ時、幼い知羽君と会い、一緒に過ごした事があった。


 マルちゃんはポジティブなパワーを貯める為と言っていたが実際の目的は知羽君に会う事だった。





 そして違う世界の自分である知羽君と心の声で触れ合う知羽。彼はとても優しく、そして彼には色々なモノが見えると言う。

 それは、幽霊、妖精、死神、守護霊様々なモノ達。

 知羽の声も聞こえていたと。

 



 知羽と会話をする為、クラスを抜け出した知羽君。そこにとても可愛らしい妖精のレルちゃんが現れた。


 鬼気迫る彼女を助ける事にした知羽君、レルちゃんの知り合いの猫のブチと一緒に茶子おばあちゃんを探す事になった。



 ポジティブな知羽君の中で知羽君の行動を見守り体感する知羽、それは丁寧に生き方を教えてもらっている様だった。






 また腹痛だと教室を出て行った知羽君(ちゃん)を心配し。優ちゃんとその中にいる優君も保健室に向かう。


 優君と優ちゃんも死神のムクさんのアイテム「黄泉の世界の果ての水」によって、より深く繋がる事で心の中で会話する事ができていた。



 知羽君(ちゃん)は保健室には居なくて廊下を歩きながら途方にくれていると、個性的な女の子、可奈子と遭遇した。


 可奈子は優君の世界にもいて、優君に意味不明な手紙を渡していた。

 この世界の可奈子も優ちゃんに手紙を渡していたらしい。


 手紙の内容は可奈子の幼なじみと友達になって欲しいという内容だったが、実際は彼女自身が優ちゃん(優君)の事が気になっていて仲良くなりたかったのだ。



 知羽ちゃんの元に向かいたかった優達は死神ムクさんの力によって再び心の姿にされた。


 そして知羽ちゃんの元に向かっていく予定だったのに現在、茶子おばあちゃんと言う人の元に向かっている。


 可奈子は実はその茶子おばあちゃんの孫で、

 可奈子の家が困った事になっているらしい。


 現在優達は空の上。死神のムクを先頭に優と優ちゃん、そして同じく心の姿になった可奈子と可奈子を抱える言葉遣いが個性的な守護霊と共に。


 


 その時、人が変わった様な自分の娘に暴言を吐かれた茶子おばあちゃんは一人で散歩をし、公園にたどり着いていた。


 そこで、辛そうに表情を曇らせる女学生の幽霊と出会っていた。

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