第35話 蓮司のハーレムパーティ
「フラれちまったか」
蓮司は少し投げやりに一人こぼした。
まあ、それでもこんなにも美少女が揃うと壮観だな。
自分のパーティに誘ったメンバーたちを満足げに見渡した。
魔術師のフレア、さすがに名家のお嬢様ということもあり、治癒魔術をはじめとした多彩な補助魔法が使える。そして、その従者ソラリス。従者でありながらも、その身のこなしは戦闘でも十分に力を発揮してくれるだろう。それから流れ者の傭兵のミオ、頭が少し弱いが、自分の倍もある大きな戦斧を軽々と片手で振り回すほどの力の持ち主だ。
あのサヤというクーデレ美少女(まあ、今はまだデレ成分は見れていないが)もパーティに引き入れたいところだったが、このポメルという巨乳犬っ子がいればそのうち仲間になってくれるだろう。
気長に待てばいい。
「おい!」
ふいに後ろから声を掛けられた。全身に頑強な鎧をまとった大柄な男が、こちらを見下ろしていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます