魔女の依頼
「指名クエストってなんですか? 」
「指名クエストって言うのは、そのままの意味でクエストを
出した人が一般冒険者じゃなくて、個人に依頼を出すことを指名クエストって言うんだ」
「なるほどそれで、依頼内容はなんですか? 」
「依頼内容は君の能力を見せて欲しいって書いてあるね」
能力使うと腹が減るからあんまり使いたくないんだよな
「報酬は、3万GALAだね」
3万GALA!! めっちゃ貰えるじゃん!これはやらない手はない!
「是非受けさせて下さい! 」
「場所は魔女の家だね」
魔女の家! 俺、解剖とかされないよね? 大丈夫だよね!?
「場所は君の行こうとしてた素材屋の隣だよ」
「わかりました。」
内心不安だけど今は金が必要なんだ!
「あっ、進くん依頼主の人なんだけど、この街で1番魔法の研究に熱心な
人だから、君の能力を見せて上げると凄く喜ぶと思うんだ。」
魔法の研究に熱心な人か……ガッカリするだろうなこんなに燃費の悪い能力だって知ったら
「わかりました」
「それじゃあ行ってらっしゃい」
魔女の家に行く前に素材屋に行って狼の毛皮を売ろう
「えっと、明らかに禍々しいだろここの路地」
本当に大丈夫!? 怖すぎるんだけど!? 変な匂いもするなてか、少し血の匂いがする気がする
「あの~すみませ~ん」
「いらっしゃい」
出迎えてくれたのは綺麗なお姉さんだった。
身長は165cm位で胸もかなり大きい、まさに男なら誰もが憧れるお姉さんって感じの人だった
「今回は如何なさいました?」
流石は素材屋、色んな物が置いてる。花、モンスターの頭等
目がチカチカする
「狼の毛皮を売ろうと思ってるんですが」
「畏まりました。 では、早速素材の方をお見せ頂いても宜しいでしょうか? 」
俺は、自分の鞄から狼の毛皮を取り出しお姉さんのカウンターに置いた
「ほぉ~これは、中々の良く剥ぎ取られてますね」
「いくら程で買い取って頂けたますか? 」
「そうですね800GALAでどうでしょう? 」
えっ、めっちゃ高いクエストの4/5だぞ!
「是非お願いします。」
「畏まりました。 では、こちら800GALAになります」
「ねぇ、君もしかして倉本進くんじゃない? 」
「あっ、はいそうですけど」
なんで俺の名前知ってるんだ? まさか、この人が魔女か! 理想の魔女って感じの人
「やっぱり! 私が依頼した魔女のメロウ=ウルスです。
皆には、メロウってよく言われます。以後お見知りおきを」
異世界っぽい名前だな
「えーと能力を見せればいいんですよね? 」
「ちょっと待って隣の部屋で見せて貰えない? 」
彼女がそう言うと扉を開け手招きしている
「おじゃましま~す」
隣の部屋は以外に落ち着いた雰囲気の部屋だった。
さっきの部屋の隣だとは思えないほど落ち着いた部屋だ
「早速見せて貰っていい? 」
「それじゃあ、〈創造〉石の剣」
「すっすごいただでさえ珍しい、地属性なのにそれに加えて創造の能力
凄い生きてる内にこんなに珍しい能力を持つ人を直で見れるなんて」
うっ、やっぱりお腹が減る
「よし! 気に入った! 君の血を少し貰っていい!? 」
血を貰う!? お姉さん凄い興奮してるな……
「今から君のステータスカードを作ってあげるよ! 」
「ステータスカードですか? 」
「うん! あんまり作らないんだ、疲れるから。
でも、君のは是非作らせて欲しい! それとその剣も貰っていい? 」
「別に良いですけど」
そう言うとお姉さんは俺の剣を持って奥の部屋に行ってしまった
「お待たせ~」
お姉さんは注射器を持っている
「これで君の血を貰うね」
注射って苦手なんだよな、俺は自然と後退りをしてしまっている
「あぁ~逃げないの。 少しチクッとするだけよ」
「お手柔らかにお願いします。」
「じゃあじっとしててね」
歯を食いしばって耐えなくちゃいけないな
「それじゃあ入れるね」
痛すぎる!! まじで! 腕が貫かれてる見たいに痛い
「あと少しだから頑張って」
昔やった注射より痛い異世界だから注射の技術は進歩してないのか?
てか、注射の技術ってなんだ?
「は~いお疲れ様 いま回復魔法かけてあげるね」
やっと終わった、一時間やってるように感じたほど長かった。
ん!? 回復魔法っていったのか!? 人生で回復魔法をかけて貰える日が来るとは
「ヒール」
傷口がどんどん塞がっていく、痛みも無くなっていく不思議な感覚だ
「痛みはどう? 」
「大丈夫です。無くなりました」
「それなら良かった」
「それじゃあ今から研究するから明日の18時くらいにまた来てくれる? 」
「わかりました。」
「報酬は明日渡すね」
魔女のメロウさん綺麗だけど、魔法の話になったらすごかったな。
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