嘘だろ?

能力を見る? 能力とかあるの?

「鏡の前に立ってもらえるかな? 」

鏡の前に立てばとうとう俺の能力がわかるのか

異世界と言えばチートな能力、可愛い女の子とハーレム

魔王を倒し英雄になる! それが異世界転生ってもんだろ!


鏡の前にたち数分が経過した

「あのまだ出ないんですか?」

「これね、結構時間かかるんだよ」

だったら、座ってもよくね?

「あの~足が辛いので椅子もらってもいいですか? 」

「これねすごく不便なのが、座ったら測れないんだよ

全身をちゃんと見せなくちゃいけないだよ。」

え~とてつもなく不便じゃん足がそろそろ痛い

「あの、少し動いちゃダメですか? 」

「う~んその場でなら少し」

俺は、クライさんの許可をもらうとその場で体操を始めた

そして、体操を始めた数分後鏡から文字が浮かび上がってきた


「進くん出てきたよ! 」

そこには創造クリエイティブと書かれた字があった

と言うか、日本語じゃないのに読めてる

「君の能力は創造だね。 すごいじゃないか! かなり珍しい能力だよ

僕は初めて見たよ」

確かにすごく格好いい、これってゴーレムとか作れる可能性があるよね!

おぉ~俄然やる気が出てきた!

「この能力は珍しいですか? 」

「うん! 100年に1人現れるくらいレアだよ! 」

クライさんはすごく目がキラキラしている

「なにか他の文字も浮かび上がってきましたけど? 」

「それは、能力値だよ。 一般的な値が

力 100 知 80 体力120 幸運 70 器用 60 物理耐性 80 魔法耐性 60

これが一般的な人間の男性の値だよ」


RPGで見たことあるような光景だ

「質問はあるかな? 」

「器用ってなんですか? 」

「器用って言うのはもの作りとか裁縫とか

そう言うのに影響がでるね。 これが高ければ高いほど鍛冶屋とかに

向いてたりするね」

「え~と君の能力値は、

力 80 知 70 体力 100 幸運 50 器用 50 物理耐性 80 魔法耐性 40

……だね」

えー!! 平均より低い嘘だろ

「まぁ、あくまで現段階だから成長するって気にしない方がいいよ」

クライさんが慰めてくれる 俺は、つい数分前までのやる気が嘘の様だ

「でも、これなら冒険者になれるよ」

まぁ、Lv1だと思えばいいか


「じゃあ今から冒険者カード発行するから窓口で初仕事でも選んでまっててね」

そう言うとクライさんは、部屋を出てき行ってしまった。

窓口に行くか 窓口に行くとさっきの受付のお姉さんが居た

「あっ、お帰りなさい。 測定終ったんですね」

やっぱり綺麗で可愛い人だ! エルフのお姉さんは異世界の醍醐味だよな!

「窓口でクエストを選びになるんですよね? 」

「ハイッ」

緊張で声が上擦ってしまった


「駆け出しの冒険者にオススメなのがこちらですね。」

え~と、狼討伐 ゴブリン討伐 スライム討伐 巨大鶏の捕獲か、RPGぽいな。

それに、狼退治があるって事はまた狼鍋が食えるって事だ。

「あの~この狼退治って受けれますか? 」

「そちらのクエストはあまりオススメできませんよ

狼は駆け出しで受けられますけど、かなり縄張り意識が強く狂暴なので」


やっぱり結構強いのか。わかってはいたレイブンは凄腕なのだと

「狼を何頭討伐すれば良いんですか? 」

「狼の頭を一個ギルドの受付に持ってきてくれればいいです」

一頭かなら俺でも倒せるかも

「やっぱりこのクエストを受けさせてください」

「わかりました」

窓口の奥からクライさんが来た

「お待たせ進くん。君の冒険者カードとレイブンから君へのプレゼントだよ」

そこには、鉄のプレートと鉄のレギンスとお金が入っていた。

「レイブン本当にありがとう」

だけど、武器は? まぁお金が入ってたからそれで買えばいいか


「おめでとう進くんこれで晴れて君も冒険者だ! 」

打倒魔王を胸に初クエストに向かう進であった

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