ありがとうレイブン

馬車に揺られて畦道を駆けていく。ちょうど昼下がり少し眠気が襲う

「ふぁ~あ」

レイブンからもあくびが出るほど和な道だった

「なぁ、レイブンあとどのくらいでギルドに着くんだ?」

「う~んあと、2時間くらいじゃないか?」

う~ん微妙な時間だな。だけどやっと着くんだな

そんな事を考えているうちに眠りについてしまった


ガヤガヤ

人たちの話し声で目を覚ます

「おっ、目が覚めたか? 」

「あぁ、レイブンおはよギルドに着いたのか?」

「着いたし手続きも済ませてある」

「手続きってやっぱり冒険者の?」

「ギルドに入って受付嬢に自分の名前言えば分かるから」

「何から何までありがとうレイブン」

「おう機械があればまた、狼食おうな」

そう言うとレイブンは、馬車に乗って行ってしまった


「良いやつだったなまた会えるかな?」

そう呟くとギルドの中に入っていった

ギルドの中はやはり強そうな男から、綺麗なお姉さん

エルフまでいる

「本当に異世界に来たんだ」

レイブンは、おれと同じ人間だったけど色んな種族があるんだな

「あの、すいません冒険者になりたいんですけど」

「はい、お名前をどうぞ」

「倉本進です」

「あっ、レイブンさんから聞いています」

奥の部屋へどうぞ


そこには、先程のお姉さんと別のエルフの人がいた

「ようこそ冒険者ギルドに倉本進くん。レイブンから話は聞いてるよ

冒険者志望なんだろ? 」

「はい! 魔王を倒すべく村から上京してきました」

「ほぉ、魔王を倒したいのか? ならまず冒険者の適正をチェックさせてもらうよ」


エルフの人は、水晶をだし磨き始めた

「あっ、自己紹介がまだだったね。 僕の名前はクライ.アルベルトだ

この街パーシャのギルドマスターをしている」

格好いい名前それに、すごく真面目そうな人だ

「まず初めに君の属性を見させてもらうよ」

属性? 俺にもそんな物があるのか!?

「どうすれば良いんですか?」

「まずはお手本を見せるね」

そう言うとクライさんは、水晶を擦り始めた


「こうして擦ると光るんだ」

水晶から手を離した瞬間水晶が緑色の光を発した

「僕の属性は自然だから、緑色に光るんだ」

水晶は数秒光ったあとに元に戻った

「じゃあ、やってみようか」

「わかりました。これってただ擦れば良いんですか? 」

「うんただ擦るだけでいいよ」

俺は、頭を撫でるような感じで擦り始めた


数秒後

「手を話してもいいよ」

手を離した瞬間オレンジ色の光を発した

「おぉ~これは、珍しい君は地属性のようだね」

えっ、地属性! 地味じゃない?

「地属性だから地耐性があったり、地の魔法を使えるかもね」

地耐性ってなに? 小石を投げられても大丈夫的な?

それとも砂埃の中でも目を開けていられるとか? 何にしても地味!

火属性とか、水属性とかもっと格好いいやつあるだろ!

せっかく異世界来たんだから、漫画のキャラ見たいに火の玉だしたり

水を操ってみたりしたかった

まぁ、いいかもしかしたらめちゃくちゃ強いかもしれないからな

隕石とか落とせるかもしれないしな


「次は君の能力を見させてもらうよこっちに来てくれるかな? 」

別の部屋に移るとそこには、大きな鏡があった

「ここで、君の能力を見させてもらうよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る