狼雑炊
しかし、狼鍋は美味かった異世界の狼だからか?
「ふぁ~進今日はもう寝るから何かあったら馬車からでてこいよ」
「あぁ、ありがとうレイブンお休み」
「おう、お休み進」
つい2時間前までは狼に襲われてたのに呼吸音すら、
はっきり聞こえるほどに森は静寂にかえっていた。
「夢だったりしないよな。」
そのまま進は眠りについた
鳥の鳴き声で目を覚ます。
外ではレイブンが朝飯を作っている
「おっ、進起きたか」
「おはようレイブン」
夢じゃなかった、できれば夢が良かったな母さんの飯が恋しい
妹にも会いたい
「おう、おはよ」
まぁ、レイブンの飯もうまいからいいけど
「なに作ってるんだ?」
「これは、昨日の狼鍋残りを使って雑炊にしたんだ!」
狼鍋の雑炊だと! 絶対に美味いに決まってる! と言うよりこの世界、
雑炊って、あるんだ。意外と食文化は近いのかもしれない
「ほい出来たぞ。狼鍋の雑炊」
「いただきます」
これは! 昨日の鍋とは違うまろやかで優しい味が口の中に広がる!
この味は朝の胃にぴったりだ! 狼がこんなに美味いなんて!
「どうだ美味いだろ? これだから冒険者は辞められない。これが食えるのは
冒険者の特権だ」
と言うよりレイブンが普通に料理が美味い説があるな
「今日はこれ食い終わったらすぐに出発するぞ」
そう言うと、レイブンも狼雑炊を食べ始めた
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