刻筆纏身【エイワズ・ナート】

設定・登場人物纏め(序章)

登場人物

・主人公

　本作の主人公である少年。前世にて命を落としたため、異世界【リズ・ロノテリア】へと転生することになった。生前は作家を志し、善行も多く積んでいたものの何も残すことはなかった。死因は不明。転生は転生使レクリムの施しによるものである。

・レクリム

　転生使の一柱であり、ユキトの転生を行った神。常に笑顔を絶やさず、穏やかな口調で誰とでも接するが、転生の方法が粗末であることや相手を慮らない言葉使いなどかなり適当な面をもつ。見た目は長めの銀髪に赤眼、肌は白く細い。また、キトンに似た白い衣服を身にまとっている。転生陣には五芒星が描かれている。種類は不明。

　・ギルベルト

　転生使の一柱。勝気で口調は強い。同神であるレクリムの行動にはよく振り回される。赤茶色の短髪に鋭く橙色の目つきが特徴。レクリム同様、キトンのような衣服を崩して着用している。転生陣の種類は不明。

用語

・リズ・ロノテリア

　現世にてその命を終えた者たちが集う世界。死後の魂は転生使の施しにより転生が行われ、リズへと生まれ落ちる。

・転生

　現世での役目を終えた魂が、リズで第二の生を送るために新たな身を得ること。転生する種族や能力は現世の行いによって転生使が判断する。また、その際にリズでの願いを転生使へ伝えるが、その数も生前の行いによる結果で決まる。

・転生使

　転生者に施しを与えて、リズへの転生を行う神。