応援コメント

エピローグ」への応援コメント

  • 企画参加ありがとうございます。けろぬら(仕事中に徘徊)です。

    老龍と兄妹の旅。
    狩猟民族時代の成人儀式と同様、仮初の死から生を受けることで大人の仲間入りする、そんな成長の物語だったのかと。
    集落外への旅たちは疑似的な仮死をなぞり、旅から帰ってくることが新たな生を受けて大人の仲間入りをする。今では成人の際、新たな生を受けると言う原始的とも呼べる儀式はほんの一握りの部族でしか行われないですが。
    どうやらこの世界は黄昏時を迎えているようですが、だからこそ、遥か昔に忘れ去られた風習が蘇ったのかなと思います。大抵は仮死期間に集団や人自身のことを学ぶことにあてられていましたから。

    1年の旅路で様々な人と出会い、人の様々な感情と向き合うことになる。その経験はやはり、大人になるために必要なことだったのかと。
    その共となる龍は死して卵を残すなど、その存在自体が死と再生を暗喩しているところも興味深いです。

    乱筆乱文失礼しました。
    それでは。