書き溜め出来ません

 ツイッターやカクヨムエッセイの創作論的な意見を見ると「終わりまでプロット固めて、最低でも20話は書き溜めてから短いスパンで公開しろ」といった物を散見します。


 僕これ出来ないんですよねぇ。まず長いプロットが作れない、仮に作っても後から絶対何かしら変更されて、別の物語に変異します(ロボ電とかモロにそれ)w


 これは僕自身が読者として作品を見た場合に『こうなる方が面白い』と判断した部分は初めの予定がどうであれガンガン変えていく為です。

 だから自分自身、作品のこの後の展開が予想出来ません。


 僕はこのカオス状態とも言える『先の見えないドキドキワクワク』が嫌いじゃありません。

 読者さんからよく「この後の展開がドキドキです」みたいなご意見を頂きますが、書いている僕自身も2話先、3話先の展開はほとんどの場合白紙でやってますw


 んで、書き溜めなのですが、僕は読者さんとドキドキを共有したいので、極力同じレベルの情報量で語り合いたいのです。


 例えば最新更新された話数よりも先の話で「メインキャラクターが死んだ」みたいな展開になるならば、僕はその亡くなったキャラクターを偲ぶ話題をしたくなるのです。


 でも読者さんがその事を知るのは更に更新を進めた後になります。もちろん近況ノートやツイッターでネタバレさせる訳にもいきませんから、その間「話したい事が話せない」フラストレーションを抱える事になります。


 という訳で僕の精神衛生上の問題で、書けた物語はなるべくすぐに公開していきたいと思いますw


 また、『そんな事して後から話が矛盾や破綻が起きたらどうするんだ?』といったご心配もあるでしょう。


 その時はその時で、その時に展開できうるロジックで糊塗するしかありません。どうせ元のプロットの内容は読者には知る由もないのですから、出来上がった作品が全てです。

 もうそれで勝負するしか無いんですw


 例えば今連載している「まじぼらっ!」ですが、(自分的に)痛恨の演出ミスをしてしまいました。

 でも、読者さんからしたら僕が何をミスったのかは分からないし、今公開している話が面白いかどうかの問題でしかありません。


 結構ジタバタしながらも軌道修正し、ストーリーも平常運転に戻りつつあります。

 結果的に始めに構想していたプロットよりも、人物像に深みが出て「面白い」話にする事が出来ました。


 こういった面も含めて、僕の感じている『ドキドキワクワク』が読者さんらに伝われば良いなぁ、と思いながら毎日しょーもない事を書いていますw

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