さようなら、私の青春への応援コメント
曰く形容しがたいものを形にするのが小説だと思います。
これはそうでした。
単純な青春ではない。
お互いがお互いを騙し合い、そして自分も騙していた。でも誰も傷付いていないし、幸せだった。嘘ではあったが本当でもあった。
そういう矛盾を孕んだものが多分人間で、その人間をしっかりと描いている。なのに、そうでありながらに、青春している。
苦々しいはずの人間模様なのに、あの夏のサイダーのような感覚が胸にはある。このバランス感覚は素晴らしい、いや凄まじい。
自分ではないなにかに成りたいから先生と付き合った。と言うのは、でも恋愛として正しい姿勢だったのかも知れないなあと、私は思いました。
導入はどうあれ、愛しいと思える記憶になっていくのでしょうから。
5年後か20年後か、きっと彼女はちゃんと人を愛していたことを知るでしょう。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
滅茶苦茶褒められて、照れてます(笑)
シーチさんの感想を見て、書きたかったことが全部伝わってる!ってなっています。嬉しいです。
嘘だったけど、幸せだった。
騙していたけど、幸せだった。
こういうことが、書きたかったんです。
単純なものじゃなくて、複雑なものを書きたかったんです。
矛盾した関係性。
まあ、教師と生徒の恋愛って、そういうものなのかなって私の勝手な想像もありましたけど。
どうしても働いてる/働いてないの差は大きいとも思うんです。年齢の差はそんなに関係なくて。
そこに、どういう『気持ち』を抱くのか。そう考えたときに、単純な恋じゃないんだろうなって。
『苦々しいはずの人間模様なのに、あの夏のサイダーのような感覚が胸にはある。このバランス感覚は素晴らしい、いや凄まじい』
→この表現好きです。ありがとうございますありがとうございます。
恋っていうよりは、愛だったのかなと私は思います。
親しい人に湧く愛情。恋じゃない、別の、特別な感情。
きっと、この関係性は、愛おしい記憶に成るんだと思います。私はそう信じています。
素敵な感想、そしてレビューをありがとうございました!
さようなら、私の青春への応援コメント
こんばんは。
好きです。この作品。
なんでしょう、映像で見たい感じというか、視覚的に現れてくるというか。
青春、では片付けられない、でも青春。
口での表現はそうであっても、お互いやっぱり、かけがえがなかったんですよと思いました。
素敵な作品です! ありがとうございます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
好きと言ってもらえて、光栄です・:*+.\(( °ω° ))/.:+
なんとなく、一枚絵をイメージして書きました。
いつもはそう言う書き方しないんですけど。気分ですね。
苦い青春。綺麗じゃない青春。灰色の青春。
青春でまとめるのはあれですが、やっぱり青春なんだなぁと思います。
ふたりは傷を舐め合い、支え合い、歪な関係でしたけど、やっぱり大切な存在だったんだと思います。
こちらこそ読んでいただきありがとうございました!
さようなら、私の青春への応援コメント
教師と生徒の関係で、恋愛ですらなかったところが新鮮でした。
でも学生が自分にないものを求める時、1番対象になりやすいのは教師なのかなと思うとしっくりきました。
全体的に漂うほろ苦さに青春を感じました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
恋愛でない、という部分が、今回のこだわりだったので、新鮮と言って貰えて嬉しいです。
学生がないものを求めるのは、どうしても身近にいる教師という存在なのかなぁと私も思います。
ほろ苦い、青春のお話でした!
さようなら、私の青春への応援コメント
それぞれがそれぞれの事情を抱えて、傷を隠して表面だけを取り繕って、相手の嘘に気付いて、自分の嘘が相手に気付かれていることにさえ気付いて。
恋とは言えない歪さで、愛と呼ぶにはあまりにもやり切れない儚さで。
それでも二人が共有した時間と、そこに流れていたピアノの音は、きっと二人を救っていた。癒していた。満たしていた。
駆け抜けていく青春の手触りを刹那の二人の関係性から紐解いた良作です。
blueはもしかしたら青春の青と憂鬱のブルーを掛けていらっしゃるのかな...?
なんて邪推しました(笑)
空気感がとても私好みの素敵な作品でした!ありがとうございますっ!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
傷と嘘と、想いと。
抱えたものを隠して、それでも寄り添えたふたりの関係を描きたくて書いた作品です。
このふたりの関係の名前は、私にもよくわかりません。
國枝さんが言ってくださっているように、恋でも愛でもないんですけど、そこに確かな繋がりがあったんだと思います。
名前のない、端から見たら可笑しい関係だけど、確かに繋がっていたんです。
きっと、名前なんていらないんだろうなぁと思ってしまいます。
青春の苦い思い出。痛々しい若いあの頃。
そんな1ページを描写を感じとっていただけたのなら、嬉しいです。
blue、確かに憂鬱のblueでもいいですね!
全くそんなこと考えてなかったです。青春の『blue』だけでした。
採用します(笑)
こちらこそ、読んでくださりありがとうございました!
さようなら、私の青春への応援コメント
ピアノ線の上を歩いているような作品でした。面白いなあ
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ピアノの選を歩いているような作品っ!
なんて素敵なフレーズなんでしょう。
舞い上がってます(現在も継続中)
さようなら、私の青春への応援コメント
儚さが文章にあらわれていて、すごく素敵な作品でした!
自分もこういうものを書きたいなぁ、と思わされました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
儚さが文章に表れている、と言っていただき光栄です!
かなり気をつけた部分なので、嬉しいです。
さようなら、私の青春への応援コメント
主人公の女の子に比べると男の先生は男としても先生としても大人としてもずるくて卑怯ですけれど、同時にすごくリアリティのある存在だなと思いました。先生がどうしようもなくズルくて卑怯でリアリティのある存在だからこそ、主人公の純粋で真っ直ぐな想いというものが強く強く印象に残るのかな、と感じました。
いい作品に巡り合えてよかったと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
先生は卑怯ですよねぇ。
私も書いてて、なんだこの男はってなりました(笑)
気がついたら、女々しい設定がどんどん重なってて……。
リアルって言って貰えて嬉しいです。
確かに先生の存在があるからこそ、常磐ちゃんの想いが際立った気はしますね……。
常磐ちゃんは良くも悪くも子供だったんだなぁと思います。
こちらこそ、読んでくださりありがとうございました!
編集済
さようなら、私の青春への応援コメント
教師と生徒の恋愛って、いい結果にはならないのがわかっているのに、どうしても惹かれてしまいますねえ。背徳感とかスリルなんでしょうか( ˇωˇ )
それはともかくとして。
すごくほろ苦い、けど青春の味のする素晴らしい短編でした!ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
教師と生徒の恋愛って、なんでだかは知りませんが、惹かれてしまいますよねぇ。
良い感じの背徳感ゆえなのでしょうか。
スリルの量が丁度良いというか、なんというか……。
ほろ苦いを目指していたので、そう言って貰えると嬉しいです!
ほろ苦い青春の味です!
こちらこそ、読んでくださりありがとうございました!
さようなら、私の青春への応援コメント
こんにちは。
苦い恋の、心の揺れを描く筆致がいいなと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
心情描写は気合いを入れて書いている部分なので、そう言って貰えると嬉しいです。