※キャラクター紹介1 side エンディン
軽度なネタバレ、あるいは人によってネタバレだと感じることが書いてあることがあるかもしれません。
読む際は、ネタバレがあることを留意してください。
宇宙海賊エンディン
・フェルゴール
本作の主人公
レブキーが「鎧」をモチーフに創ったデベルク。
ゼスタートによる"命名の儀"を異例ながら二回行った。
元々は白を基調に創られたが、暴走した際に白の部分が黒く染まった。
兜に一本のツノがあるのが特徴。
左肩に紅く31の刻印がある。
元々は
既に一度死んだにも関わらず、何故か人間の頃……「楠 彩莉」としての記憶を持っている。
そのためか、他のヒトケタやデベルクが持ちえない複雑な感情や感覚を持つ。
ただし楠 彩莉と違い、色あせた白茶髪と怪人時と同じ藍色をした瞳が特徴的である。
人間の頃ほどではないが、多少の味覚を感じることが出来るために、今でもドーナツが好きだったという結果に複雑な思いを抱く。
…… 黒い氷を扱う
「黒い氷」は固形であるため、様々な武器や応用の効く戦いができる。
専用タブレットアームズ:
……元々はNo.13 シニガミの専用タブレットアームズ「
ただデザインが変わっただけではなく、フェルゴール自身の身体に馴染むようになっている。
大鎌自体にも、相手の"エネルギー"を吸収できる能力がある。
エネルギーの定義は広く、生きるものの生命力やヒトケタやデベルクでいうグラッヂなど。
・キャプテン・ゼスタート
宇宙海賊エンディンの謎多き船長。
いつもは下半身は艦隊に直接繋がっており、上半身は厳かな椅子に腰掛けている。
宇宙船のコアそのものでもあり、その中枢を司るが、普段は眠るように目を瞑っている。
ゼスタートの出で立ちを例えるなら、顔はメカの骸骨、身体はゴツいロボットのようであり、虹色の瞳が特徴。
彼の行う"命名の儀"により、デベルクは自我……自分の意識を持つことが出来る。
ヒトケタ
・ヴァルハーレ
ヒトケタNo.1
ゼスタートにより、一番初めに創られたヒトケタ。
吸血鬼のような出で立ちをしており、肌が異常なほど真っ白で犬歯が異様に発達している。
ヒトケタの中では比較的人間に近い姿をしている。
紫がかった黒髪にモノクルをかけた赤い三白眼の男で、黒いコートを着用している。
左胸に紅い1の刻印がある。
エンディン内では、ゼスタートに次いで二番目の地位であり、事情が変わると口出しできるのはヴァルハーレとゲンブのみとなる。
単純なパワーや肉弾戦ならゲンブには劣るが、戦略や自身の
ゼスタートが初めて創った怪人の為か、どのヒトケタよりも多くのグラッヂを持っている。
フェルゴールへ
ちなみにフェルゴールとの仲は良好で、ヴァルハーレ自身も初期と比べて柔らかくなっている。
自分が教えているうちに、というのもあるが一番はフェルゴールの甘さが初期と比べて無くなったから。
つまり、自分の言ったことは最低限しっかりこなしてくるフェルゴールを認めているということだろう。
一番付き合いの長いゲンブとは、腐れ縁のような関係。
専用タブレットアームズ:
……紫色の宝玉が守られるような台座があり、紫色の木で作られた杖を包むように黒い金属でコーティングされている。
その杖の黒い金属は、ヴァルハーレの意図した形状へと変える。
この杖の有り無しで、彼の
・ゲンブ
ヒトケタNo.2
リザードマンの風貌をしたヒトケタ。
甚平と下駄を着用している。
自身の背に、紅い2の刻印がある。
厳格で常に落ち着いた雰囲気を持ち、人一倍客観的に物事を捉えることができる。
ゼスタートとヴァルハーレに意義を唱えることの出来る数少ないヒトケタ。
意見を述べることであれば、他のヒトケタやフェルゴールも出来る。が、異議となれば別である。
単純なパワーや肉弾戦であれば、トップクラスの実力を持つ。
ただのパワーだけではなく、技術面も持ち合わせるため、パワーもある老獪な動きができる。
ヴァルハーレとは腐れ縁のような関係。
フェルゴールの戦闘での師匠である。
筋がいいこと以上に、向かってくる度胸とがむしゃらさ、何が何でも食いつこうとするハングリーさを何よりも気に入り、彼なりに熱心に稽古をつけた。
そして見事に食らいつき通したフェルゴールを認めている。
・レブキー
ヒトケタNo.3
ヒトケタ。
何のヒトケタかは、次章で明らかになる予定。
手が六本あるだけではなく、額と目の横にも目がありそれらを合わせて合計8つの目がある。
普段は白衣とゴーグルを着用している。
左の脇腹に紅い3の刻印がある。
発明分野におけるリーダー。
エンディンのデベルク全てが彼によって創られたものである。
荒事が他のヒトケタより苦手(本人談)
声が他のヒトケタと比べて甲高い。
基本的に彼が怪人を創っているが、
ちなみに、彼の創る怪人には「ブーム」がある。
とあるきっかけで美術館や博物館で見た武具にインスピレーションを受けてNo.30以降は武具をモチーフに創っていた。
しかし、アマゾンを訪れた際「地球の人間以外の生物」に興味を抱いたため、32からアマゾン生物を取り入れたために武具とアマゾンの生物の混合となった。
レブキーを「最高傑作」と称するほどに気に入っている。
最近フェルゴールの持ち帰ったコーヒーを気に入った。
理由は……本編で明かされるかも。
専用タブレットアームズ:ブーメランのアームズ
・キスオフ
ヒトケタNo.4
ヒトケタ。
赤髪にヘアピン、後ろ髪をヘアゴムでポニーテールにしている。
目は桃色のキャッツアイ。
灰色のパーカーとジーンズを着用。
インナーのTシャツは、書道家の朱雀門 道園が書いた達筆シリーズを着用している。
ちなみに、フェルゴールと初めて会った時は「自由」を着ていた。
右肩に紅い4の刻印がある。
素手の方が得意だが、物や人を斬る感触が好きな為、刀を使う。
戦闘狂。
目が死んでる上にクマがある。
ただし戦いのことになると目が冴える。
相手と戦えば戦うほど、相手が強ければ強いほど強くなる。
戦いの時間が長引けば長引くほど目のクマが取れ、頭の回転が異常なほどに早くなり、戦闘スタイルを自在に変えることが出来る。
専用タブレットアームズ:“影”月光(ゲッコウ)
刃は黒く、峰が白いのが特徴。
・メイビー
ヒトケタNo.5
毒蛇のヒトケタ。
髪の毛がゴーゴンのように蛇になっており、犬歯も牙のように発達している。犬歯には猛毒があり、猛毒を吐くこともできる。下半身を蛇のように変化させることが出来る。
首筋に紅い5の刻印がある。
気まぐれかつ自分勝手な怪人。
そのため、他のヒトケタからも敬遠されている様子が伺える。
しかし彼女なりの矜恃は持ち合わせている様子で、役に立たないものは容赦なく切り捨てる。
それでも、フェルゴールをスッパリ切り捨てなかったのは、彼女なりに思うところがあったのかもしれない。
エンディンの中でも、ラヴェイラとフェルゴールを気に入っている。
ヘルハイとは過去のあることがキッカケで不思議な関係性。
…… 桃色の毒を扱う
自身の下僕である蛇を通して使用すること、下僕の蛇自体が桃毒を使用するできるようだ。
専用タブレットアームズ:扇子のアームズ
ヘルハイ
ヒトケタNo.6
鷹のヒトケタ。
手と翼が一体になっており、胸筋が発達している。口も嘴になっている。羽根を応用して身を守ったり、敵を攻撃したりできる。
右胸に紅い6の刻印がある。
慎重な性格……ではあるがたまにドジもある。
が、結果は出しているので信頼はされている。
なるべく騒ぎになるようなことや無駄な戦闘は避けようとするタイプ。
普段仕事で気を使う反動か、仲間には敬語を使いつつも結構砕けた対応をする。
特にドゥベルザとは組んで行動することが多かったので、彼のいわゆる"扱い"は一番上手い。
ヴァルハーレとは真面目な話をすることも多く、ナクリィとは会ってお互いの近況を話すくらいに仲はいい。
フェルゴールを気にかけている。
一方で、ゲンブやドゥベルザのような戦闘大好きタイプは苦手としている。
メイビーとは過去のあることがキッカケで不思議な関係性。
……緑色の雷を扱う
専用タブレットアームズ:不明
ラヴェイラ
ヒトケタNo.7
黄緑のメッシュが入った灰の髪のセミロングのエルフのような女性。翡翠色の眼をしており、黒のスーツを着用。
左手の甲に紅い7の刻印がある。
クールな性格で、基本的に無表情。
フェルゴールのことを気にかけているようだが、それがどうしてかは不明。
また、地球侵略に来ている他の侵略者の情報や宇宙の情勢などに関して無知であったフェルゴールに、知識を叩き込んだ。
最近フェルゴールが持ち帰った中にあったココアが気に入った。
理由は次章で明らかになる……予定。
専用タブレットアームズ:ナイフのアームズ
ドゥベルザ
ヒトケタNo.8
二足歩行で歩くライオンの獣人のような姿をしており、ゲンブに引けを取らない怪力に加え、強力な牙と顎、そして鉤爪がある。
右の脇腹に紅い8の刻印がある。
粗暴かつ脳筋に見えるが、ヒトケタやデベルクにしては珍しく情に厚い。
そのためか、自身の本能で動くことが多い。そのため慎重さにかけてしまうことも。
キスオフ並のかなりの戦闘狂。
ヘルハイとは長い付き合いで、彼にとって一番気兼ねなく行動できる同胞。
……そもそもドゥベルザが気にかけるなんてことするか分からないが。
ゲンブはドゥベルザが一番挑み続けているいわば喧嘩仲間。
本気の喧嘩で星を消し飛ばしたこともあるとかないとか。
フェルゴールに対しては、喧嘩をしたことや彼の過去や覚醒を聞いたというのもあり、彼なりに気にかけている様子。
彼が人間に
肌が褐色で、ガタイが良く、アロハシャツを着用している。
専用タブレットアームズ:不明
ナクリィ
ヒトケタNo.9
狐のヒトケタ。
銀色の体毛、九本の尾、顔の黒いクマドリが特徴。
浴衣のようなものを着ており、右手の甲には紅い9の刻印がある。
自分の気になるものは知りたがる性格。
思ったことはすぐに言うタイプ。
お気楽な性格に見えるが、結構色々なところに目が行く。
自分が馬鹿にされたと考えるのではなく、と自分を創ってくれたゼスタートが馬鹿にされたと捉えるように自分ではなく、自分以外の誰かを中心に考える。
フェルゴールの怪人としての努力だけではなく、苦労を見て取ることが出来たヒトケタ。
それは地球で任務をやる上で得た感覚があるからだろう。
フェルゴールにとっては、面倒見がいい兄貴分のような存在なのかもしれない。
本能ではなく、自分の考えに沿って行動している。
地球でゼスタートからの極秘任務を受けているようだが、それが一体どんなものかは不明。
…… 白い光を扱う
技名は音楽に
専用タブレットアームズ:
…… 翼を広げ、武装した女神を冠した巨大な盾。ナクリィの絶対防御と言わしめる程の武器。盾は複数あり、ナクリィはそれらを自由自在に操って技を繰り出したり、身を守ることが出来る。
デベルク
・No.13 シニガミ
名前のみの登場。
詳しい素性は分かっていないが、エンディンのヒトケタは警戒していたあるいは目を光らせていた様子が伺える。
一方ガーディアンズでも危険視され、日本支部とアメリカ本部の合同で、討伐作戦が組まれたほど。
作戦に参加した笠宮によると、化け物中の化け物と表現しており、残酷なこともしていたとのこと。
専用タブレットアームズ:
……本来、デベルクがタブレットアームズ持つことはありえない。
だからこそ、なぜ彼は自身のこの武器を持つことが出来たのだろうか。
・No.30 ホッゴー
マスケット銃をモデルに創られたデベルク。片手がマスケット銃になっている。
左胸に紅い30の刻印がある。
姿がガラス玉のような目と真っ黒な身体というシンプルな体躯なのは、着想が「地球の武器」という着想しか無かったためである。
地球に降り立った際に、楠 彩莉を殺害した張本人。
既にガーディアンによって消滅した。
・No.32 ブウィスタ
剣(ファルシオン)とジャガーをモデルに創られた。
右胸に紅い32の刻印がある。
No.32から、「地球の武器」という着想に加えて「地球の生物」という着想が追加された。
そのため、なかなかのインパクトを持つデベルクとなった。
一度第六小隊に敗れ、今以上の力を得るためにレブキーによって改造されるも、暴走。
ガーディアンズによって掃討され、消滅した。
・No.33 モウィス
ボウガンとコンゴウインコをモチーフに創られたデベルク。
首筋に紅い33の刻印がある。
炎を操ることが出来る。
なぜか今までのデベルクとは違って、力に執着する様子はない。
フェルゴールに興味を持ち始めたようだが……?
・No.34 ペヅマウ
鍵爪とオポッサム(フクロネズミ)をモチーフに創られたデベルク。
左手の甲に紅い34の刻印がある。
川口 勤が
自身の鉤爪を武器に戦うが、自身の持つ"袋"(オポッサムの育児嚢にあたる)から自身の
……黒煙を吸った者は端的に言えば、一酸化炭素中毒の上位互換の症状が発症する。
・No.35 ババルスォ
盾とアルマジロをモチーフに創られたデベルク。
右脇腹に紅い35の刻印がある。
村主 啓が
両腕には強固な盾が付いており、そのまま殴ってもグローブのような役割を持つ。
アルマジロのように丸まって移動や、攻撃をすることが出来る。
自身の身を守るために、打撃も斬撃も通さない程に硬くなる。
硬化した際は、自身は黒く染まる。
ジャリアー
一言でいえば雑兵タイプのデベルク。
黒い体に骸骨の頭を持ち、身体から逆立った
剣と銃を装備している。
ゼスタートによっていとも容易く、増員することが出来る。
ジャリアーには2タイプあり、地球に降りて戦う戦闘タイプと、宇宙船内で掃除や簡単な機械のメンテナンス、レブキーの手伝いをする雑務タイプがいる。
楠 彩莉
普通の一般的な男子高校生であった。
父と母は海外に赴任しており、家ではほとんど一人で過ごしていた。近くで頼れる人は幼い頃から交流がある東雲家の人達であり、東雲 依桜には恋心を寄せていた。
フェルゴールの精神に現れていたようだが、フェルゴールが自身へ
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