お爺さんの語り口が優しく、ほのぼのとした雰囲気が漂っていて、好感が持てます。ヒーロー不在の時代に、家族を顧みず、身を粉にして働いたお爺さんが、不器用にも、家族と向き合っていく場面が心を打ちます。アンパンマンの幻影も味わい深いですね。コミカルな落ちもついて、楽しく読めました。