第20話 垂直落下チキンレース
第三小隊3騎を撃墜したスノウが銃口を向けると、ジョンは油断なくショットガンを向けて対峙する。
(こいつはいいな)
スノウは浮き立つ気分で、ジョンの機体を見つめた。
反射神経、常識に囚われない戦い方、どちらも及第点をあげられる。
しかし一番の評価ポイントは、その割り切り。一撃で致命傷になりかねない高振動ブレードを「当たらなければ死なない」と考え、相手の装甲値が高ければ大したダメージにもならない銃での打撃を「初期機体ならこれで殺せる」と判断する見切り。
とても合理的な判断力。効率がいい。効率がいいとは、つまり強くなりやすいということ。ネットゲームにおけるマイキャラの成長とは、とどのつまりどれだけ効率を突き詰められるかによるのだから。
もちろんアクション要素が絡むゲームならば、素の反射神経やセンスがモノをいう場合も多いので、プレイヤーの成長も同様に必要だが。
(こいつは強くなる。トッププレイヤーを目指せる素養を持っている)
それだけに、もったいないなとスノウは思った。
このままじゃこいつは強くなれない。それは損失だ。こいつには今よりももっともっと強くなってほしい。そして、自分をもっと
だからスノウは柄にもなく、彼に忠告してあげることにした。
ホログラム通信を要請して、ジョンの受諾を待つ。
ジョンは突然の通信要請に訝しげな表情を浮かべ、受諾した隙に奇襲してくるのではないかと警戒しながら、通信を受諾した。
(カワイイ……!?)
可憐で儚げな顔立ち、天使のように無垢な雰囲気。まるでおとぎの国から戦場に迷い込んできてしまったお姫様のようだ。
ここが戦場で、直前までこいつに苦しめられたと知っていなければ、心を奪われてしまいそうなほどのチャーミングな容姿。
彼女はうっすらと微笑むと、凄みのある凶悪な笑みを浮かべた。
「ハロー、坊や。青臭い言動にピッタリの、ガキ臭いアバターだな」
(カワイくない……!?)
いや、かわいいことはかわいいのだが、それ以上に性格が悪い。
口がバッテンになっているキュートなうさぎのマスコットの口が裂け、中から凶悪に尖った牙が並んでいるのが見えたかのような衝撃。
見た目がなまじ愛らしい分、内面のヤバさが引き立っている。
「そっちは汚い言動とは正反対のアバターだな。なんだそのかわいさ、擬態か?」
「うんうん、かわいいでしょ! ボクも最高にかわいいと思うよ!!」
やだもう、この子皮肉が通じない。
根本的に自分とは異なる常軌を逸した精神性に触れ、ジョンはこれまでとは別の意味で戦慄する。こいつやっぱおかしいって。
そんなジョンに、スノウは親切にも忠告してあげた。
「で、あー……名前はジョン・ムウか。ジョン、あんな弱っちい連中とはさっさと手を切ったほうがいいよ。あんなのとつるんでちゃ、キミの折角の才能が台無しだ」
「……なんだって?」
「あいつらの低いレベルに合わせた連携を強要されてるんでしょ? キミの持ち前のセンスじゃ、バカらしくてやってらんないよねぇ。もちろん連携が弱いとは言わないよ、うまい奴らの連携は本当に強い。ボクも連携の達人を知ってるけど、あれは神業だ。ボクも10回中2回くらいしか勝ったことがないよ」
『騎士様に勝てる人とか、異世界侵略に来た魔王ですかね?』
「まあ魔王かと思うほど強かったけど。一時期【魔王】の
ディミの皮肉を受け流して、スノウは友好的に笑いかけた。
「でもキミのチームメイトはそうじゃない。キミという才能に嫉妬して、引きずり下ろすことしか能のない害虫だ。だから【アスクレピオス】だっけ? そんなクランはさっさと出て、もっといいプレイヤーとつるんだ方がいいよ」
「勝手な……」
「ん?」
ジョンはぶるぶると震える手を握りしめ、叫んだ。
「勝手なことを言うなッッ!! 事情も知らずにべらべらと勝手なことをッッ!! キミにぼくの何がわかるッッ!? ぼくだって好きで【アスクレピオス】に所属してるわけでもなければ、このゲームを望んでやってるわけじゃないッッ!!!」
「ふーん。じゃあ辞めれば?」
スノウはへらっと笑った。
その軽く繰り出された暴言に、ジョンが目を剥く。
「は……!?」
「ゲームなんて好きでやるもんだよ。楽しくないなら辞めちゃって、もっと他の面白いゲームをするといいと思うな」
「す……す……好きでゲームをしてるんじゃないッ! ぼくには父さんが……父さんと家族を助けるために、仕方なくやってるんだ! 必死で努力して、何とか這い上がって……やっとの思いでチームに所属できたんだ! これからだったんだぞ!!
それを、それをお前が台無しにしたんだッ!! どうしてくれるッ!? ぼくの努力を、父さんの命や家族の生活を、どう責任を取ってくれるんだよォッッ!!!」
「キミの事情なんて知らないよ、ボクには関係ないもん。それにしても、ゲームにくっだらない事情を持ち込んでるねぇ」
「ッッッ!? くだらない……だって!?」
血を吐くようなジョンの叫びを、スノウは両手を上げて軽く流す。
「くだらないし、つまらない。あのさぁ、キミの事情がボクにどう関係するわけ? このゲームにキミの家族の命がかかってるとして、『ぼくはとてもかわいそうなんです、だから勝ちを譲ってくださいぃぃ』ってお願いして回るの? それで勝ちを譲ってもらって、それ楽しいか? 楽しくないでしょ」
「楽しいか楽しくないかでやってるんじゃないッッ!!」
「こっちは楽しくてやってんだよ。キミの事情を優先してほしいのと同じように、ボクだって楽しみたいって事情を優先してもらいたいね」
『うわっ、煽るぅ……』
引き気味のディミの言葉を受けて、スノウはことさらに楽しそうな笑顔を浮かべる。
「ああ、まあボクも楽しいからだけでやってるわけじゃないけどね。なんせ今回に関しては勝ったらお金をもらえる約束をしてるわけだし」
「金……だって?」
スノウの言葉を聞きとがめたジョンが、汚いものを見るかのような顔をした。
「そっちこそぼくをよくも悪し様に言えたもんだな! 所詮キミだって金のためじゃないか!! 汚らわしい、金の亡者めッ!!」
「ボクには働いてお金をもらうことの何が悪いのかわからないよ。資本主義社会だよ、日本は。ゲームを楽しむついでにお金をもらうのがそんなに悪いことかなあ? 家族のために頑張ってゲームすることの方が、立派だと思うわけ? 現金をもらうのとサービスをもらうの、形が違うだけで結局は同じことなんじゃないの」
「それは……」
言い淀むジョンに、スノウは苦笑を浮かべる。
「まあ、といってもたかが5000円だからね。高校生の小遣い程度だけど」
「……ごせん、えん……だと!?」
ジョンは今度こそ驚愕した。
このプレイヤー、たかがそんな金額のために……!?
「そんな
そんなこと……! そんな理不尽なことが、あっていいわけが……!!
ギリギリと奥歯を噛みしめるジョンに、スノウはおいおいと手を振る。
「いやいやいや、ボクがキミのお父さんを直接殺しにいくような言い方はやめてほしいな。ボクの事情とキミの事情は、根本的に別問題だ。単に利害が衝突しているだけでしかないんだから」
ただまぁ……とスノウは嘲笑を浮かべながら言った。
「キミのお父さんの命は、ボクにとって5000円以下の価値ということになるね」
「貴っ様ああああああああああああああああああッッッッ!!!!!」
ジョンは激情のあまり顔面に青い血管を浮かべながら、シャインに向けてフルスロットルで飛びかかった。
「殺すッ!! 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すッッッッッ!!!!! 貴様だけは絶対に殺すッッッッ!!!! 絶対に殺してやるッッッ!!!!」
「おお、怒った怒った!
スノウは楽しそうな笑顔を浮かべ、超高速で繰り出されるジョンの掌打を捌く。殺意がオーラとなって迸るようなその打撃は、力を逸らせていなすスノウの腕をなお削り取り、一撃ごとにHPをミリ削りしていた。
『……今度ばかりは本当にドン引きです……。本当に人間の血が通ってるんですか? 良心とか持ち合わせてます? 精神鑑定を受けるべきでは?』
「ゲームだぞ! 言っただろ、ゲームでは勝つための……いや、楽しむためのあらゆる行為が正しいッ!! 煽り・暴言・騙しはPvPの華さ! 見ろっ、この
「ああ、持ってるし積んでるさッ! 積んでてよかったよ! お前のような外道を、直接この手で殴り殺せるんだからなッッ!!」
「いいな! すごくいい! ジョン、キミと出会えてボクは最高の気分だ!」
「こっちは最悪の気分だッッッ!!!」
ジョンが殺人的な威力を秘めた掌打を繰り出せば、スノウは円を描くような回し受けでそれをかわし、殺しきれなかった威力がシャインのHPを削る。一方で、ジョンの機体のHPはまだほぼ無傷。
このままではシャインの撃墜は時間の問題。しかしスノウも負けてはいない、ジョンが次の打撃を繰り出す寸前に高振動ブレードを居合抜く。【居合抜き】のOPを積んでいないその斬撃は即死効果もスピード補正もつかないが、当たればそれだけで装甲値無効の固定ダメージ。その威力は一撃必殺。
それを“当たらなければどうということはない”とばかりに膝蹴りをシャインの手に叩き込む最小限の動きで掣肘する、ジョンのクソ度胸と技の冴え。
だがそれは一度見た動き! スノウはブレードを握る腕を、半身で引いて引っ込めながら、その勢いのまま
「ぐっ……! こいつも格闘の心得があるのか……!」
「楽しいなあ! 楽しいよ、ジョン!! こうして強い相手と戦っているときが、ボクは何よりも楽しいッ!! ゲームをしていて本当によかったって思える!!」
「うるさいッ!! とっとと死ねッッ!!」
頭突きを受けて後ろによろめいたジョンが、一瞬背中を見せる。つられて踏み込んだシャインだが、それは罠。
ジョンの機体のバーニアが噴射され、背中からのフルスロットルの体当たりがシャインを吹き飛ばす。
『あれは
ガタッと身を乗り出し、驚くディミ。いい空気吸ってるね。
もっとも、その横のマジキチプレイヤーはもっといい空気を吸っていた。
満面の笑みを浮かべたスノウが、吹っ飛びながら歓喜の声を上げる。
「そっちは中国武術か! ロボットで鉄山靠かぁ! 鉄山靠にも打撃強化OPって乗るんだ、あはははははっ!! いいね、それ大発見ッ!! キミは最高だッ!!」
「こいつ咄嗟にバーニア噴かして、勢いを殺したッ!?」
スノウは激突される瞬間に自機のバーニアを後方に入れ、致命傷を受けるのを避けた。そしてそのまま、下方に向けて高速で降下していく。
ジョンの乱打で削りに削られたHPゲージは、もはやミリ単位で残るばかり。あと一歩で倒せるのに、このままでは……。
「逃げるな、卑怯者ッッ!! ぼくが殺すッ!! お前はぼくが殺すんだッッ!!」
「さーて、追いつけるものなら追いついてごらん。あいにくとこっちは武器ゲージガン無視の速度装甲マシマシ特化だぞ!」
「こっちだって“ヘルメス航空中隊”だッ!! 速度で負けられるかよぉッ!」
地上に向けて、全速力で降下するスノウとジョン。
速度にステータスをガン振りした2騎が、互いの速度をフルに使って断崖の底を目指す。自分がベストと信じる機体の
急激な速度で近付きある地表に、真っ青な顔のディミがはわわわわわと叫びながらシートを揺さぶった。
『ぶ、ぶつかるぅぅぅぅぅ!! 何ですか!? ベクトル下向きのチキンレースでもする気なんですか!?』
「すまない、そうだ! そしてキミはボクの唯一のOPなので、付き合ってもらう!」
『それ、もう外れないんですか!?』
「本当に申し訳ない! そうだ!!」
『返答が
どう考えても頭のおかしい
「ぼくの方が! 早いッッッ!!!」
“ヘルメス航空中隊”仕様は仮にもエース部隊。ちょっと小隊長として不適格な人材が混じっていたようだが、機体の性能自体は【トリニティ】も恐れるハイスペック。その最高速度はどうあがいても初期機体が及ぶところではなく、ついにシャインにジョンの機体が追いつく。
「これでッ! 終わりだああああああああッッッッ!!!」
ジョンの渾身の一撃が、今並んで落下するシャインを捉える。
「悪いな、ジョン」
そしてジョンの視界が一回転する。
「ボクは……投げキャラなんだッ!!!」
空中巴投げ!!
バーニア噴射を取り入れた巧みなベクトル移動が、ジョンの機体に重力加速度としてかかる運動エネルギーを逸らし、シャインにかかっていた運動エネルギーと共に下方へ向けて投げつける。
そしてその下に待ち構えるのは、この世で最も巨大な質量を持つ鈍器。
すなわち、大地。
「しまっ……!!!!」
巨大な落下ダメージを受けたジョンの機体は、ほぼ満タンの状態から一瞬でHPゼロにされる。もちろん助かりようもない。
一方、全力でバーニアを噴かして急制動をかけたシャインはぎりぎりで地面への接触を免れ、激突を回避した。地表にぶつからなければ、どれほど高所から落下したとしても、ダメージを受けることはないのだ。
バチバチと火花を上げるジョンの機体の横に降り立つシャイン。
そのHPゲージは、もはや1ミリ程度しか残っていない。まさに死に体。だが、ほんのわずかにでも残ってさえいるのなら、まだ生きている。
ここに勝敗の明暗は分かれた。
「……最後の最後まで、切り札を取っていた方の勝ちか。柔術……かぁ」
「最後に切るから切り札なんだよ。タイミング間違えばただの死に札だ」
ホログラムの向こうでだらりと脱力するジョンに、スノウは笑いかけた。
「ジョン、楽しかった?」
「……別に、こんなゲーム好きじゃない。拳法だって、好きで習ったわけじゃない。全部人に言われて始めただけ。何の感慨もない」
でも、とジョンは呟いた。
「今、初めて……お前が次に何をしてくるのかって、ワクワクしたかな」
「そうか。よかったね。……ボクも楽しかったよ」
スノウはんーっと伸びをする。はー疲れた疲れたと言わんばかり。
一方ディミは、そんなスノウの頭の上にへなへなと座り込んでいる。
『いい気なものですね、私は今度こそ死ぬかと思いました』
「別にAIだしいいじゃん、死なないでしょ」
『痛いんですよ!? 死ぬほど痛いのに死ねないってどんな拷問かわかります!?』
むきーと怒るディミにぽかぽかと頭を叩かれ、わかったわかった、わからないけどわかったと、スノウは返す。
そして、涼やかな笑みをジョンに向けた。
「なあ、ジョン。肩の力を抜いて、もっと楽しみなよ。そうすれば、キミはもっと強くなれる。楽しいって気持ちは、ゲームで強くなるための第一歩だ。どんな事情が持ち込まれていようが、関係あるかよ。それでも楽しんでやりゃいいんだ」
「……キミはもしかして……それを教えようと、ぼくをわざと挑発して?」
スノウはふふ、と笑みを浮かべる。そして首を横に振った。
「いや、それは単に煽りたかっただけ」
『何となくいいこと言った感じのが台無しになった!!』
「あのさあ、ボクが他人に説教できるような人間に見えるわけ?」
『それは一切全然これっぽっちも見えませんけど。むしろ騎士様が神父か牧師の説教を受けて改悛するべきなのでは?』
「ボクが尊敬する僧職は辻ヒールしてくれるプリーストだけだよ」
ジョンはそんな空っとぼけた、破天荒な少女を見返して、ふっと笑い返す。
「めちゃくちゃだ。キミはめちゃくちゃだよ。めちゃくちゃに……強い」
「うん、カワイイは強いからね。世界一カワイイボクは、つまり世界一強い。残念ながら現時点ではまだ世界一強くないけど、いずれそうなるので覚えておいて」
「ははっ……ははははははっ」
ぽろぽろと。
笑いながら、ジョンの瞳から雫がこぼれた。
きっと、リアルでVRポットの中にいる自分もまた、泣いていた。
この少女が、心底から羨ましかった。
自分にない生き様ができるこの少女が、どこまでも輝いて見えた。
暗い夜道をひとりぼっちで歩いているような、孤独で心細い生き方をしている自分には。まるで眩い
「楽しめれば……ぼくもきみと同じくらい強くなれるの、かなぁ……? このゲームを楽しんで……父さんも助けられるの、かなぁ……?」
「さあ? そこまでは知らないよ」
『ウソでもそうだよって言えよ……鬼か……?』
「それこそ無責任だろ。いや、まあ無責任なんだけど」
スノウは言う。
「さっき言った通り、キミの事情とボクの事情は違う。キミの人生の答えを
「……そうだね……。本当に、そうだったよ……」
まあ、でも……とスノウはクスクス笑い、手を伸ばした。
「このゲームを楽しむためにボクにリベンジしたいっていうなら、またいつでも受け付けてあげるよ。今日はもう堪能したけど……また遊ぼうね」
「……ありがとう、スノウ……」
ホログラム越しに、2人の手が交錯し、握られる。
触れることのできないホログラムから伝わる、スノウの温もり。
それを感じながらジョンがゆっくりと目を閉じると、彼の機体は音もなく消え去っていく。
リスポーン地点に帰ったのだ。
「ふう……」
スノウはコクピットで背伸びをする。
「満足したし、もう帰っちゃダメ?」
『ダメですよ! 契約したんだからキリキリ働いてください! まだ“ヘルメス航空中隊”はアホみたいにいますよ!!』
「さっきイイ戦いしたよ!? もうHPほとんどゼロなんだけど!?」
『アレ、ルーキー機ですよ? いくら強くたって、それで報酬もらえるわけないじゃないですか。さあ、休んでる暇はないぞ!! 出撃だ!!』
「うへえ……!?」
エネルギーが尽きたスノウは、ぐでーとコクピットに突っ伏すのだった。
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