01 怪物狩りの女

白狼はくろうは無駄な狩りをしない」


 怪物狩りの女――ウルカの落ち着いた声が、村人たちに疑念と動揺を広めた。第一声で否定を紡いだ彼女は、ざわざわと不満そうに騒ぐ男たちを冷たく一瞥する。


「いちいち騒ぐな、鬱陶うっとうしい」

 微かな腐臭が立ち込める、夜の小屋。そこは女子どもを遠ざけるために、窓や戸が閉ざされている。こよみの上では秋を迎えたが、ひどく蒸し暑い。


 閉塞感へいそくかんに息を詰まらせた村の男たちは、あからさまに苛立っていた。その視線の先に、ウルカがいる。


 軽く肩をすくめた彼女は、皮肉そうに唇を歪めた。


「私をいくらにらんでも、怪物の問題は解決しないぞ?」


 その態度が村人たちの反発心に火をつけ、誰かが「余所者が!」と罵る。


 すると軽く舌打ちしたウルカは、小屋の壁に握り拳を叩きつけた。木材のきしむ音が響き、透明感のない粗悪品の窓硝子まどがらすにぴしっとひびが入る。天井から舞い落ちるちり億劫おっくうそうに払いながら、怪物狩りの女は集まった面々を順に睨み据えた。


「これだからクソみたいな田舎は嫌いだ」


 魔獣狩りを乞われて訪れたとはいえ、ウルカは余所から来た流れ者だ。いくら外敵の所見を述べても、それが彼らの見立てと違えば受け入れてはもらえない。閉鎖的な辺境の集落ではよくあることだ──嘆息まじりに怪物狩りの女は続ける。


「話を整理しよう。まずは一ヶ月前、十四歳の娘が森で殺された。その前後から、付近では白狼の姿が目撃されている。雪原の魔獣は当然、この辺りの温暖な森に棲息せいそくするはずがない。北から流れてきたと考えるのが自然だろう。時を同じくして、そこかしこで小鹿や野兎の死骸が見つかるようになった。そして二人目の被害者が、この子ども――」


 溶けかけの氷に囲われたテーブルに横たわる、二人目の犠牲者。大きな白い布で覆われているが、つんとした腐敗臭を隠しきれてはいない。


「三日前の昼間に家を空け、失踪の翌日に森で遺体となって発見された少女。亡骸の損傷具合はどれも似通っており、主に内臓が食い散らかされている」


 すると一人の村人が、ウルカの進行に待ったをかけ、「大酒呑みのマシュマーも一ヶ月前から行方知れずだ」と声をあげた。しかし彼女は首を振る。


「だが、そいつの死体は出ていない。事件との因果関係は不明だ」


 一つ意見を許すと、あとはもうキリがない。村人たちは口々に自分の言いたいことを口にしはじめ、小屋は喧騒に包まれた。


「マシュマーのことは、この際どうでもいい!」

「少女二人の死が、白狼の仕業じゃないならなんなんだ⁉︎」

「オェングスの神父さまから、白狼は魔獣の類だと伺ったことがある」

「だからあんたを呼んだんだ、つべこべ言わずにさっさと仕事をしてくれ!」

「狩人も役に立たないから、わざわざ宗派の違う教会に高い仲介料を払ったんだぞ!」

「そうだ、怪物退治の専門家ならさっさとなんとかしてくれ!」


 得体の知れない死の影に怯える村人たちは、ここぞとばかりに不満を叫んだ。しかし十数人の男たちから一斉に怒号を受けても、ウルカは動じない。怪物狩りの女は、鋭い視線で彼らを一瞥した。そして威圧感に満ちた声で、場の熱気に冷や水を浴びせる。


「いま私は、その話をしているんだ。

 黙って聞けないなら、口数が減るまで犠牲者を出し続けるか?」


 カンテラの灯りが照らすなか、小屋はしんと静まりかえった。


 夜の森から木霊こだまする、影梟かげふくろうの誘う声。それが凶事の前兆だとでもいうように、いちいち身をすくませる大人たちは滑稽こっけいでしかない。


 ふん、と嘲るように鼻を鳴らしながらも、ウルカは根気よく続ける。


「いまの時期、白狼は狩りに勤しんでいる。北の山脈から離れすぎてはいるが、森へ姿を見せても不思議じゃない。迷って南下してきた可能性もある。だが重ねて言うが、これは白狼の仕業じゃない」


 言うがまま、ウルカはテーブルへ手を伸ばした。そして村人の誰かが制止の声をあげるのにも構わず、布を剥ぎ取る――そこに横たわる、小さな遺体。


 随所が大きく食いちぎられ、無惨な姿だ。衣類から、かろうじて人間の女児だと判別できる。残暑が厳しい季節で、強くなった腐臭が鼻孔にまとわりついた。氷はすっかり水に変わり、亡骸なきがらを濡らしている。傷口には大量のあぶはえがたかっていた。


「二人目の犠牲者……名前は、カリーヌだったか?」


 ウルカは無表情のまま、魂を失った屍に視線を巡らせた。


「遺体を検めれば、証拠も示せる」


「待て、やめろ、やめるんじゃ!」


 正視には堪えぬ有様を見かねた村の老人が、よろけながら前へ出た。羽織り物で遺体を隠そうとする彼を、ウルカが「検分中だ」と制止する。しかし遮られた老人は、握った布地と共に声を震わせた。


「わしの孫だ、まだ九つの、優しく、可愛い、わしの孫だ! 余所からきた流れの売女ばいたにはわかるまい。このままでは、神の下へ逝くことも許されぬ。死してなお、辱めるなど……」


「私を売女呼ばわりするなら、今すぐにここを出て行ってやる。

 いくら金を積まれようが、お前たちのような恥知らずに腰を振ってやる気はない」


 言葉とは裏腹に、声は淡々としていた。


 侮辱されても、ウルカは顔色ひとつ変えない。化粧っ気のない白い肌に浮かぶそばかすを指でかき、嘆息する。それから小屋に集まった面々を改めて見回すが、彼らの表情に浮かぶのは恐怖と保身のみだ。


「便所に詰まったクソみたいな連中だ。自分たちが住む家の汚れくらい、自分たちでなんとかしようとは思わないのか?」


 この挑発めいた侮蔑にも、しかし反論の声はあがらない。


 得体の知れない脅威に怯える村人たちに、自らの道を切り開くために行動する勇気はなかった。そして田舎に根づく古い考え方で、男は女に指図されるのが気に食わない。


 ウルカは呆れたように肩をすくめた。


「ここへ来たのは無駄足だった。図体ばかりでかくなった赤ん坊のお守など、金貨を百枚積まれても御免だ」


 うなじで結んだ亜麻色の髪を揺らし、ウルカは踵を返した。怪物狩りの専門家を名乗りはしても、容姿は二十代の前半。特別に身の丈があるわけでもなく、女だからと舐められることは珍しくもない。鋼の胸当や籠手こてが、使い込まれた歴戦の武具だと判別できる村人がいれば、もっと話は円滑えんかつに進んだのだろうが。


 引き留める声がないのなら、助ける理由もない。


「私は行く。あとは、せいぜいお前らの神にでも祈れ」


 苛立たしげに小屋の戸を開いたウルカは、外に佇むひとりの少女に迎えられた。


 被害者の女児よりも少しだけ若い。遺体のかたわらで項垂れていた老人が「セリーヌ」と困惑の声をあげた。小屋の大人たちとは比べ物にならないほど、強い意志を瞳に宿した少女――その眼差しが、失望と諦観に凝り固まったウルカの心にかすかな波紋を広げる。


「お前は?」


「わたしはセリーヌ。死んだカリーヌの妹です。

 おじいちゃんたちがダメなら、わたしが貴女に依頼します。身売りでもなんでもして、お金は必ず稼ぎます。だから姉のかたきを取ってください。どうか、お願いします!」


 姉の仇を──。


 そう口にしたあたりから、声は震えだしていた。セリーヌは目に涙を滲ませながらスカートの裾をぐっと握り締め、それでも怪物狩りの女を真摯に見上げ続ける。


「わたし、本気です!」


 ウルカの紺碧の瞳が、幼い少女の決意を見定める。


 不憫なほどに、強い目の光だ。


「まったく……」


 そして怪物狩りの女は、おもむろに手を伸ばした。無骨な指先が、セリーヌの頬を軽く撫でる。わずかな逡巡を挟み、ウルカは舌打ちまじりに皮肉を口にした。


「言っておくことが三つある。

 第一に、私は人買いにコネなどない。

 第二に、初対面の後払いを信じるほどお人好しじゃない。

 第三に、お前がそんな顔をすることはない」


 ウルカの剣呑な眼差しが、小屋の男たちをじろりと睨みまわした。


「そこにいる礼儀知らずの腑抜け連中が、少しでも良心と聞く耳を持っているのならな」


 すると幾人かの男たちが声を掛け合い、遺体の前で膝を落とす老人を下がらせた。余所者である怪物狩りの言葉は、相変わらず誰の心にも届かない。しかし集落の子どもであるセリーヌの健気な姿勢が、彼らを動かした。


 村人の一人が、ウルカの前へと歩み出る。


「すまない、わざわざ遠くから来てもらったのに、ひどい態度を取ってしまった。謝るよ。だが貴女のような専門家には日常的なことでも、我々からすれば未曾有の事態だ。みんな気が立っている、わかってほしい」


「他人に鬱憤をぶつけて解決するなら、罵られる当番でも決めて震えていればいい。私は仕事の請負人で、お前たちは依頼主だ、注文は好きにしろ。だが決めるのは私で、実行することは他の誰にも真似できない。それを忘れるな」


 目の前の男以外にも聞こえるように低い声を通したウルカが小屋に戻ると、続いてセリーヌも素早くあとに続き、勢いよく戸を閉めた。大人たちが「家に帰っていなさい」と咎めるが、しかし少女は耳を貸さない。


「依頼したのは、わたしだもの!」


 怪物狩り女は、外套にしがみつく幼子を感情のない眼差しで見下ろした。


「つらいものを見るぞ?」


「みんなが貴女を追い出したりしないように見張ります。終わるまでは帰りません」

 頑固な娘だ、とウルカは片方の眉を上げると、渋々ながらセリーヌの同席を認めた。しかし村の大人たちは「子どもに聞かせる話じゃない」と抗議する。


 そんな意見は当然のように無視し、怪物狩りの女は腰の短剣を引き抜いた。


「遺体を検める」


 遺体の傷口に刃をあてがったウルカは、慣れた手つきで検分を開始した。そこでようやく無残な姉の遺体に気づいたセリーヌが、短い悲鳴をあげる。しかし怪物狩りの専門家は気にも留めず、手も止めない。短剣で遺体を捌き、内臓の状態を確認していく。


「状況から推測するに、人外の異形が連続殺人の犯人であることに疑いはない。そして白狼でないのも明白だ。まず、白狼は狩った獲物に敬意を払う。栄養になる部分は最後まできれいに食べるし、残った骨や内臓は土に埋める習性がある。そもそも白狼は、めったに森で狩りをしない。他に、もっと見るべきところがある」


 淡々と続けながら、ウルカは遺体の傷口を開腹し続けた。


 口元を抑えたセリーヌが、嗚咽をかみ殺す。


 刃に押し上げられて屍の内部が露になると、白狼が口にしないはずの内臓までもが食い荒らされていた。外傷の歯形も乱雑で、雪原の魔獣とは一致しない。


「傷口の裂け目、歯形がばらばらだ。白狼の歯はきれいに生え揃っていて、こうも汚くはならない。下手人は歯並びが悪いようだ。それに一部、蛆も寄りつかない箇所がある」


 蛆や蠅が寄り付かない内臓の深い部分を刃先で抉ると、じゅわっと音をあげて鉄が溶けた。ウルカが「強力な酸だ」と呟き、短剣を引き抜く。鍛えられた金属を侵食したのは、体内に残された緑色の体液だ。


「これは恐らく、怪物の体液だな……」


 解剖で使用した短剣をテーブルに置き、ウルカは腰の鞄から小瓶を取り出した。中身は破邪の性質を宿す聖水だ。栓を抜き、聖別された水を傷口に振りかける――緑の液体は一瞬だけ赤紫に変色して、すぐに蒸発した。


「毒素の色だ」


 刹那、鼻の曲がるような刺激臭が室内に充満しはじめた。顔をしかめたウルカが、億劫そうに換気を促す。


「窓と戸を開けろ。決まりだ、下手人の正体は≪アウチュー≫。温暖な森に棲む、臆病な性格の怪物だ。狙う獲物は子供や小鹿、好物は内臓。唾液に含まれる毒は非常に強く、聖水に晒すと赤紫に蒸発する。噛み傷がまばらなのも、歯並びの悪い≪アウチュー≫の特徴だ。白狼の存在も気にはなるが、目標は定まった。だが、≪アウチュー≫はひどく警戒心が強い。奴を炙りだすには特殊な霊薬が必要だ。精製には、設備のある首都へ行く必要がある」


「げほげほ……ひどい臭いだ!」

「おえぇ、お、おい、窓だけじゃなくて扉も開けろって。いや、待ってくれ、首都って、ここから馬でも半月はかかるじゃないか、その間に村が襲われたらどうするんだ!」

「そ、そうだそうだ、だいたいその≪アウチュー≫とかいう化け物の仕業だったとしても、白狼が脅威であることにも変わりはないだろう!」


 ざわめく大人たちに、ウルカはうんざりした顔を見せた。その横顔を、セリーヌが不安げに見上げる。


「あの……」


「さっき言った通り、お前がそんな顔をする必要はない」


 すがるような視線に気がついた怪物狩りの女は、そっと少女の髪を撫でた。幼子に免じて、少しだけ大人になってやろう――しかたなくウルカは、もう一つの方法を提案した。


「ならもう一つ、≪アウチュー≫を手っ取り早く誘き寄せる方法がある。若い娘を夜の森にひとり歩かせればいい。今までの被害者と同じように、≪アウチュー≫は現れるだろう」


 どよめいていた村人たちに、ウルカの提案は冷や水となって落ち着きを取り戻させた。しかし彼女も本気で、そんな手段を取るつもりはない。


 すべて、霊薬を作る方向で意見をまとめるための戯言だ。


 しかし誰の思惑にもはまらず、セリーヌが声をあげる。


「それなら、わたしがおとりの役をやります」


 ぎょっとしたのは、少女の祖父だ。


「セリーヌ、なにを言うのじゃ!」


「おじいちゃんは黙っていて」


 ぎゅっと手のひらを丸めたセリーヌは、真剣な眼差しでウルカを見上げた。


「わたし、姉の仇をとるためなら、本当になんでもしたいんです。だから、お願いします。わたしに手伝わせてください」


 気丈な訴えとは裏腹に、セリーヌの脚は震えている。


 死の恐怖に踏み込んでまで、なにかを成したいという強い決意――その危うさに、ウルカは思慮深く目を細めた。姉の敵を討ちたいという、肉親の情から湧いた蛮勇とも取れる。だがそれ以上に目の前の少女から感じるのは、なにかに追い詰められているかのような後ろめたさだ。


 村人たちも揺れている。霊薬の完成を待つなら、怪物退治は月をまたぐ。首都への往復で少なくとも一ヶ月、また霊薬の精製にどれほどの期間を要するのか、彼らには知る由もない。


 次の犠牲者が出てしまう可能性を考慮すると、セリーヌの提案は魅力的だ。年端もいかない少女の身を案じはしても、自分たちの安全を担保にはできない。


 嘆息したウルカは、セリーヌの背に手を添えた。


「少し、この娘と二人で話をさせてくれ」


 彼女にはなにか、重大な隠しごとがある――直感的に、ウルカは察した。態度からして、それは大人たちの前では告白できない内容だろうとも。


「外を歩くぞ」


 熱のこもった室内に居たせいか、夜の空気が心地よい。昼間はじっとしていても、胸当ての内側が蒸れるような暑さだ。村に隣り合うルアン・シーゼの杜と呼ばれる大森林からは、清涼な風が吹く。


 小屋を離れた二人は、周囲を適当に歩いた。


「あの、ウルカさん――」


「ウルカでいい。言葉遣いも、そう畏まるな」


「じゃあ、ウルカ。≪アウチュー≫って、どんな魔獣なの?」


「魔獣ではなく、怪物だ。そうだな、大きさは納屋ひとつ分くらいか。体毛は深緑か焦げ茶色。顔は鼠に似ているが、口は裂け、歯は鋭いが並びが悪い。脚はなく、身体を揺らして歩行する。腕は左右と背中に生えている、長いのが三本だ」


「手が三つもあるの⁉」


「怪物とは魔神バロールが生み出した闇の存在だ。不気味で当たり前だし、それだけじゃない。体液は強力な毒で腐食性も高い。鉄を溶かすほどだが、それが薬に使われることもある」


「とても恐ろしいわ。ウルカは、そんな化け物と戦えるの?」


「私は怪物狩りの専門家だ」


「それに怪物と魔獣は違うなんて、はじめて知った。都会の学校では、そんなことも教えてくれるの?」


「いや、師の教えと経験から学ぶ……さて、セリーヌ」

 気がつけば小屋をだいぶ離れ、村の明かりも遠くなっている。ちょうど良い高さの切り株を見つけ、セリーヌを促して座らせた。


 ウルカは少女の眼前に膝をついて、目線を合わせる。


「セリーヌ。私に、なにか伝えたいことがあるんじゃないのか?」


「それは――」


 少女は言い淀んだ。


「あの……ええと……」


 唇を小刻みに震わせ、葛藤しているようにも見える。


 ウルカは、子どもの相手が得意ではない。だが自らの足で歩こうとする者に対しては、年齢に関係なく対等であろうと心がけている。


 その想いが伝わったのか、セリーヌはようやく口を開いた。


 少女の告白は短く、ウルカも質問を必要最小限に留めた。


「事情はわかった……このことは、ひとまず私の胸に秘めておく」


「いいの?」


「必要があれば話す、そうでなければ話さない。あとは成り行き次第だ。小屋へ戻るぞ」


 セリーヌを伴い小屋へ戻ると、大人たちの意見もまとまっていた。


 もはや計画を阻む者はない。


 少女を囮にした怪物狩りの依頼を、ウルカは正式に受け入れた。

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