要素・証明 3
雲へと昇る風の中を、花を踏んだ彼は、細い足で、血管が浮き出ているのは、きっと茎の幻で、石はそのあとに落ちて水を弾いていた。
ガラスの檻に下された、小さな鍵が錆びてゆく。あなたは、そして、その先へ指を伸ばして、壊れてしまう。
壊れてしまった欠片を踏んで、踏まれたあなたの怪我を見る。鏡のようになったまま、あなたは今日に眠っている。
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