12か月でカクヨムリワードが消滅することについて

島尾

12か月でカクヨムリワードが消滅することについて

 今更、12か月でカクヨムリワードが消滅することを知りました。最初にロイヤルティプログラムが始まった時に確認しておくべきでしたが、特に何も考えずに広告を表示させていたので、リワードは永久不滅だと思い込んだままでした。


 せっかく書いて獲得したリワードなのに、と、落胆しました。12か月で換金基準である3000円には到達しない状況なので、結局自分にはお金は入らないんだなぁって思いました。


 そんな事実に直面し、最近(自分的に)冴えていた妄想や、ストーリーの構想を練る気力(という表現は少し違うんですが、何かポジティブな気分)が失せてしまいました。


 自分はやっぱり、収益というものに目がいっていたんだな、それがほぼ確実に得られないと分かったら創作に影響してしまう人間だったんだな…………とか、そんなこと思っても仕方ないのに、そんな自分の姿が惨めというか、つまらない人間というか、ちっぽけな人間に思えました。



 素人が趣味で書いた程度でお金なんか得られなくても当然だと考えていたつもりでした。誰かに見てもらえれば十分じゃないか、と考えているつもりでした。しかし実際は違っていて、お金を望んでいた自分を悟りました。



 しかし、どこの馬の骨とも分からない自分が書いたものを、覗きに来てくれた人がおられるのは事実で、その時の嬉しさは素晴らしいです。動機づけ維持には、自分の書いたのを誰かが読んで(覗いて)くれることこそが最高の薬です。


 その裏(?)で、お金のことに目が行く自分がいて、お金は得られないと分かったら落ち込む自分がいるのが、「うわ、自分ってサイテー」って思いました。


 


 素人の文章なんて誰にも読まれない時代があって、それでも書いていた人もいただろうに。恵まれている時代に文章を書いている自分は、恵まれていることをどれだけ分かっているのだろうか。そう思いました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

12か月でカクヨムリワードが消滅することについて 島尾 @shimaoshimao

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ