番外編 祝・1周年記念パーティ(茶番
「それでは皆様~ご唱和のほどを~~」
「「「はーい」」」
「カクヨムオンリー、現役JKアイドルに教える恋の必要十分条件~1周年記念を祝しましてー、せーのっ」
「「「乾杯っ~~~~~!」」」
「やーめでたいめでたい」
「一体何がめでたいんだか……」
「おーーっとさらたん様、なーにを言ってらっしゃるんですかー? めーでたいに決まってるじゃないですかぁ」
「こんな冴えないネット小説が1年続いたからって騒ぎ過ぎなのよ。ていうか一週間に1話しかアップしないもんだからまだ60話もいってないのよ。字数にしたら13万字よたった13万字! 全然量が足りないじゃない。他の人気小説を見て見なさいよ。毎日更新とかざらだし、たった一か月ですごい☆の数とかなってるし。この作者ももっと見習って頑張りなさいよね。あとちょっとお兄さんキモいんで近寄らないでください」
「1年たっても相変わらずだねえ、君は……。(あとなんでみんなすっごい数の☆もらえるんだろう~うらやましいなあ by天の声)」
「まあまあさくらちゃん、その辺にしといてあげましょうよ。一応祝いの席ですし」
「もう、しほちゃんは甘いんだからー」
「そんなことないですよ。このように稚拙で何の経験も人脈もないぽっと出の若輩者な〇う作家の「JKアイドル」ってつけときゃPV稼げるだろうっていう安易な考えのタイトル詐欺ネット小説なのに、なんだかんだでほぼ毎週更新できてて、ブックマークもたくさんの方にして頂いていて、♡も結構な数頂いていて、コメントも結構いただいていて、アップしたらすぐに♡つけてくださる方もいらっしゃってて(本当にありがとうございますっ)、最新話もその日のうちに10PVは頂いていて、もうこれを奇跡と呼ばずして何を奇跡と呼ぶのでしょう!? 今年最大のおめでたい出来事ですわっ!」
「しほちゃんェ……」
「しほりんが一番辛辣だった……(前もこんなことあった気がするw)そして一番おめでたいのは作者の頭か……」
「まあまあ、罵詈雑言はそれ位にしてぱーっと飲みましょうっ! ほらほらしほりん様~コップが空いてますよ~~?」
「あ、亜希乃さん。ありがとうございます」
(とぷとぷとぷ……液体が継がれる音)
「ってか亜希乃、よくそんな罵詈雑言とか難しい単語知ってたな」
「は? 兄貴、いたの?」
「辛辣ぅ!」
「それにしても結構な人数集まったわねー」
「一年もやってりゃ、登場人物も結構増えるんだな」
「確かにそうね。最初はアンタと亜希乃としほちゃんと私くらいだったものね」
「そう考えれば、週1更新とかいうスローペースでも、よくここまで続いたって感じかもな」
「てかこの話ちゃんと終わるの?」
「え?」
「だって一年連載してなにか進展あった? 大して話進んでなくない?」
「えーっと……」
「何がゴールになるの?」
「それは……きっと俺がしほりんともっと仲良くなって付き合うことになってラブラブイチャイチャの日々が展開していずれ結k痛っ」
「あらごめんなさい。あまりの「見せられないよ」な顔だったので思わず足が出てしまいました」
「相変わらずの脛蹴りだなぁ……」
「ラブラブしたいのはしほりんだけなのかにゃー?」
「え? グエッ」
(どすっ ぼきっ 突然の衝撃に背骨の折れる音)
「ミキ先輩!?」
「やっほー! 亜希乃cのあっにきちゃぁーん」
「ちょっちょ、みミキしゃま? な、な?」
「何やってるんですか先輩、さっさと離れてください。こんなヤツにくっついてたら先輩が汚れちゃいますからっ」
「あーさらちゃんだーっ、すきーっ」
「ちょみ、っミキ先輩? きゅ急に抱きつかないでくださいっ!」
「ちょっとミキ、後輩が困ってるわよ」
「あ、ちひろ先輩! た助けてくださいっ」
「ほらミキったら、離れなさいって」
「えーちっひーまでー、そんなこと言うのー? けちけちしないでよぉ~~ぷりぷり☆」
「先輩もしかして、お酒とか飲んでないですよね?」
「じぇへへぇ~んなわけあるかいーっくスマイルっ★」
「ええ、その辺はしっかりしてるわ。コンプライアンス的にも。お酒飲んでるのは向こうのテーブルのゆーこちゃんだけよ」
「じゃあ何で……?」
「雰囲気に酔いやすいのよね、この子……」
「しゅ、修羅場だ……」
「さーてここで主催者からのご挨拶がありまーす」
「「わー888888」」
「この話の作者くあふゅずO様のスピーチです。うちの兄貴に憑依して喋ってくれるそうです。それでは兄貴、壇上へどうぞ~」
「え、俺?」
皆さまのおかげで一周年を迎えることが出来ました。感謝の言葉をいくら言っても言い足りません。本当に皆様ありがとうございます。今後とも変わらぬご愛顧のほどどうかよろしくお願いいたしますっ!
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