【番外編 緊急生配信 南方兄貴の恩返し】

黒〇(以下:黒 Starring by さくらたん(Sara))「ちょっと、ねえー。一体どうしてこういうことになったの?  さっさと白状しちゃいなさいよぉ」


 正面に怒った顔のさくらたん(どアップ)


渡〇利(以下:渡 Starring by 太洋)「南方、もういいんじゃないか? ここまでやったんだからさ」

 

 隣の太洋が心配そうに聞いてくる。


半〇(以下:半 Starring by 南方兄)「いいえ。家庭教師の日でもないのにSaraさん、何故あなたにお答えしなければならないのです?」


黒「何言ってんのよぉ!」


 机をバァンと叩きつけるさくらたん。


黒「あ・に・きぃ? あたしじゃなくて、読者様のためよ」


半「読者様?」


黒「そう。ど・く・しゃ・さ・ま」


半「なるほど……読者第一をスローガンにしている当方は、読者さまのために答える義務がある。そう、おっしゃりたいわけですか」


黒「やっとわかってくれたわねぇ」


半「わかりました」


 嫌味な目線を避けるように俺は正面に向き直って声を張り上げる。


半「わたくし南方兄、いえ”こいひつ制作チーム”(現役JKアイドルに教える「恋」の「必」要十分条件制作委員会の略)は、更新に間に合わせるべく全力で挑んでまいりました。しかし(新型コロナ)感染を予防しながらの執筆で(言い訳)、どうしてもスケジュールが延びてしまい(具体的にはカーニバルと9月頭に出たラノベ読破に忙しく……ゴニョゴニョ)、今日の更新を、見送らざるを得ないことになりました」


黒「あらららららぁ」


半「本当に、申し訳ございませんでした!」


 改めて俺は頭を下げる。


黒「この頃は素直になったわね、あにきちゃんも。で、どうするおつもり?」

半「それを今、太洋と話していたところです」

黒「生配信しかないわねー」

渡「生配信?」

半「そぉぉか! その手があったか」

渡「え?」

半「大変だが、ここはやるしかないな」


渡「おいちょっと、マジで言ってんのでござる?」


(おい、太洋! ござるって言っちゃだめだろ!(小声))

(ああぁそうだったすまん南方氏……あ、氏もつけちゃいけないんだったでござる、あっとござるもだめでござった……)

(太洋ェ……)


黒「マジでよ!」


 さくらたんが声を張り上げる。濃い役なのに顔芸頑張るなあ……まあ可愛いけど


黒「しかし、あたしたち3人だけじゃ寂しすぎるわね」

半「ええ。太洋」

渡「はい?」

半「お前のツテで一緒に生配信に参加してくれる同士を集めてくれ」

渡「えーーー今から?」


黒「ちょっとそこのアンタ!」


渡「はいっ」


黒「さっきから聞いてりゃやる気のないことばっかり言っちゃって! ちゃんとやらなきゃ、つ・ぶぅすぅわよぉっ!」


 さくらたんが手をわきわきわんだほーしながら〇玉掴みに……違う、脛蹴りの態勢に移行する。太洋危ない! ヤツの脛蹴りは、痛いんだっ!(第3章-5話参照)


 ぱしぃん


半「あうちっ(Ouch!!  訳:痛い)」


黒「くっ……」


渡「めっちゃ当たった!?」


 何とか止めようとしたが俺自身がその脛蹴りをもろに食らってしまい床にもんどりうつ羽目になった。痛ぇよ。

(ちょっと……打ち合わせにないよその動き……痛ぇんだけど)

(だって……さすがにアレは……男の人の……、フリだけでも嫌っ!)

(じゃあそんな本気で蹴る必要あった?)

(だって……つい盛り上がっちゃって……それにアンタ達キモかったから、つい……)

(さくらたんひでぇ……あっ、台詞台詞)


半「そんなことはどうでもいい。太洋ぉ! これは恩返しなんだ! これまで俺たちに寄り添い(現時点でPV846 閲覧していただいたすべての方々本当にありがとうございますっ)、支え(ブッ熊して頂いた29名の方々本当にありがとうございますぅっ)、力になってくれた(♡20も送って頂いた皆様本当にありがとうございますっっ。特に毎週必ず♡をつけてくださるあしながおじさん的な紳士の方、本当にありがとうございますぅっぅぅぅぅ! めっちゃ励みになっておりますっっっぅぅぅうううううう!)全ての読者の皆様への!(今後とも誠によろしくお願いいたしますううう!)」


 そこで太洋が決め台詞をやる予定だったのだが……


渡「そら〇るさんがいつも言ってる、施されたら施し返す……にっこにっ〇にー……ってやつだな?」


黒「それ違うDEATH」



 さくらたんの脛蹴りが見事に炸裂した、何故か俺に……























 新型コロナの影響で(大嘘)執筆スケジュールが遅れております。読者の皆様方には大変申し訳ありません。元ネタがわからない方はこの日曜に放送された半沢〇樹の生放送をご覧ください。ちなみにネットの海を軽く漁りましたが見つかりませんで、親が寝静まった寝室のTVで暗闇の中、台詞を聞き取るのに50回くらい録画を巻き戻しました。学生時代のテープ起こし(講演の録音を文章に書き起こす)のバイトの気分でしたw 


 ガチで軽く終わらせる予定だったのに、なぜか先週の本編よりも文字数が多くなってしまうというw あのミニドラマ撮る暇あったら本編撮れたんじゃね? っていう本家様も散々受けた指摘を地で行ってますね。うん、こんなに時間かかるなら先週の続き充分書けたわwww


 配役 〇沢 南方(兄)

    渡〇利 太洋

    〇崎 Sara(さくらたん)

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