ヒヨコ荘
ソラと茜に学園内の場所を案内してもらいもう暗くなっていた。
「それじゃあ私達の寮に案内するね」
「寮?」
「私たちが暮らしている寮だよ。それで私たち学校を案内しようと決めてたんだ」
だから仮面を付けてて登場したんだな。
「そうだったんですか。仮面とは子供ぽいですね」
茜が青ざめてた。
「子供ぽい……」
そしてまた膝から崩れ落ちる。
「あ、あれ?」
「あー。あーちゃんヒーローが好きだから。来た時やろうって言ってたけど私は恥ずかいからやりたくなかったの……」
なるほどだから三日月先輩はやりたくなかったのか。
「筋肉お化けぇ……」
「ごめんてあーちゃん。あと筋肉お化けはやめて……」
茜を慰めてると一軒家に到着した。
「あれが私の寮だよ」
看板にはヒヨコ荘と書かれてて中に入ると薄着の三十代がビールとイカ焼き片手に歩いてた。
「あら、お帰りソラ。その子たちが新人?」
「そうそう愛華先生。大空くんと南ちゃん」
「へー」
薄着の先生が夕夜に顔を近づく。
「凡人な顔な。童貞臭いわ」
「どう……」
ちょっと失礼なこと言われんですが。
「ねえあーちゃん。どうてい臭いってなに?」
茜は明後日の方向を向いてた。
「あー。ソラにはまだ知らなくて良いかな」
ソラは首を傾げてたが紹介する。
「この先生が
「なんだって!?」
愛華先生が怖い顔をしてキレるとソラのほっぺたを掴んで引っ張った。
「その口を言うのはこの口か! アンタだっていつか別れるんだからなぁぁ!」
「イタィ、イタイよあーちゃん。また彼氏と別れたからって」
「うるさいわねぇ! 茜と被るから止めろと何度も言ってるでしょうが。あぁもう今夜は酒三昧だチクショウ!」
ソラから離れると愛華先生は奥の方に行ってしまった。
「イタタッ。それじゃあ歓迎会しようかあーちゃん」
「そうね。それじゃあ七海と夕夜。部屋が用意してあるから荷物整理しておいて夕飯になったら呼ぶから」
「わかりました」
「はいです」
夕夜は大空 夕夜とプレートで書かれた部屋に入るとダンボールが積まれていた。
「じゃあやるかな」
荷物を整理してるとソラの声が聞こえた。
「大空くん。ご飯だよ」
「はーい」
リビングに向かい扉を開くとパンッと小さな破裂がした。
「「入学おめでとう!」」
盛大にケーキがあってソラと茜と七海座っており。もう一人腕の筋肉が凄い男の人が座っており立ち上がると夕夜の所に近づき肩を乗せてきた。
「俺、
「……よろしくお願いします」
三日月さんは意外と筋肉があって驚いたけど。この人のは筋肉質で見た瞬間凄いな。
「それじゃあパーティだ! 派手にいこうぜ!」
みんな揃って「おぉー!」と言って楽しい食事会となった。
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