学園長
「この学校で偉い人の
席を立ち学園長は握手を求めてた。
「よろしくお願いします……」
握手をすると七海にも握手をする。
「よろしくです……」
「それじゃあチケットをこの場で貰ってもいいかな?」
「あ、はい」
夕夜と七海はチケットを取り出し学園長に渡した。
「うんうん」
するといきなり〝パンッ!〟と鳴り出しクラッカーを鳴り出した。
「入学おめでてう! それじゃあお菓子でも食べようじゃないか」
どこからかお菓子を取り出しテーブルに置いた。
「「え? お、お菓子」」
夕夜も七海も首を傾げる。
「そう君たちがなんで空を飛びたいかを聞きたくてね」
意外とフレンドリーな学園長でビックリする。学園長って威厳があり怖い感じをイメージしていたけど……。
「まずは大空くんなんで君は空を飛ぼうと思ったのかな?」
「俺は……絵を描きたいんです。空を見て感じた絵を見たいんです」
「ほー面白いね。南くんはどうしてだい?」
「私はメカニックの方をしたいんです」
「メカニックとはずいぶんマニアックだね」
「はい!」
七海は元気よく返事した。
だから会った時空の説明に詳しかったんだ。
学園長は頷いている。
「うんうん。いいねこれからも頑張ってこの学校生活を楽しんでくれ」
「「はい」」
二人とも返事をして部屋を出た。
「学園長良い人でしたね」
「そうだね。お礼にお菓子もくれたね」
手にはお菓子の袋を渡された。
「それじゃあ三日月さんのところに戻ろうか」
「そうですね」
廊下を歩くと一人の美少女がこっちに近づいてきた。
髪の毛は水色で目はきついソラと同じ制服を着ていた。
「夕夜さん」
「いや何でもないいこうか」
夕夜たちはまだ茜が泣いている所に向かった。
夕夜達が出た学園長室にトントンとノックしてきた。
「失礼します。今回の整備申請。及び今月の部活申請。それと新入生の書類を持ってきました」
「やあ。生徒会長ありがとう」
「学園長。あの子たちに空の危険性を教えてあげなかったのですか?」
「危険を教えるのは僕じゃない。空を飛んでいる今の子たちがしっかりと教えてくれるよ」
「ですから教えるべきです! 同じ目に合わせないように」
「……そうだね。でも翼がない僕が言ったところでそれは邪道だ」
学園長は空を見つめ遠くくすんだ目をしていた。
「ヒカルが助けてくれなかったら。今、君や僕が生きてなかったかよ」
学園長は生徒会長の方に向いた。
「だから生徒会長、いや
生徒会長はため息を吐いてた。
「またですか……わかりました。今度は寿司をお願いしますねお義父さん」
「わかったよ。可愛い娘」
生徒会長はお辞儀をし扉をしめた。
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