夏眠
入間しゅか
夏眠
ぼくのなをよぶ
こえにひかれた
ので
まっぴるま
はじけるなつの
あすふぁるとに
さかさにおちた
いっぴきのむし
もだえやかれて
いきていながら
ちしおがたぎる
なみだまでかれ
はてたからだに
やどるひめごと
のねつはやがて
きえていくさま
をながめるだけ
なきがらはただ
とむらいそこね
わすれさられて
びせいぶつたち
がむさぼりくう
しかたないから
つちへもどろう
しかしいっそう
つよくなをよぶ
こえがきこえる
だがぼくはもう
きみのなをよぶ
ことができない
夏眠 入間しゅか @illmachika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます