できなかった事

増田朋美

できなかった事

竹芝繭子は、今日も保育士として、富士市内の保育園で働いていた。と言っても、正規の職員ではなく、パート職員として雇われているだけだったから、たいして大きな賃金をもらえるというわけではなかった。それでも、繭子は働かなければならなかった。どうしても収入を得なければならない理由があったから。

ほかの保育士たちは、娘が結婚したとか、孫ができたとか、そういう事情でどんどんやめていく。それで当たり前である。しまいには繭子が、この保育園で最年長の保育士ということになってしまった。園の子供たちから、繭子先生は、おばあちゃんなの

?と言われてからかわれる始末。そんなことを言われても、繭子は、働かないわけにはいかないのだった。そして、ほかのひととは違うルートを生きているから、悩みや愚痴を語り合える人はいないという特徴もあった。ただ、つらくても淡々と生きよう、と繭子は、自分に言い聞かせて生きているしかなかった。

その日、繭子が一日の仕事を終えて、さて、家に帰ろうか、と思ったときの事だ。カバンの中に忍ばせておいたスマートフォンが、勢いを立ててなった。

「はい、もしもし。」

繭子が電話を取ると、

「あの、お姉ちゃん。ちょっと落ち着いて聞いてくれる?たいへんなことが起きたのよ。」

川崎に住んでいるはずの、妹英子が、電話をよこしてきたのだ。めったなことでは電話なんかよこしてこない妹が、どうして電話をよこしてきたのか。それだけでもびっくりしてしまうところだ。

「お姉ちゃん、落ち着いて頂戴ね。ゆっくり言うから、ちゃんと聞いて。晴代ちゃんが、亡くなったのよ。」

英子はそういっている。繭子は、聞いたとき何を言われているのかわからないほど、驚いた。

「晴代が?」

「ええ、お姉ちゃんが仕事に行っている間、一人で家を出て、立体駐車場の屋上から、飛び降りたらしいの。駐車場係の人が発見してくれて、発見した時はまだ息があったようだけど、病院に運ばれる途中で力尽きたらしい。これから、お葬式の打ち合わせするから、すぐ帰ってきてくれる?」

そういう英子は、本当に落ち着いていた。確か、英子は、大病院で看護師をしている。そういう職業だから、こういうときに慣れてしまっているのだろう。

「それで、晴代は?」

「もう、ぼっとしてるんじゃないわよ。すぐに戻ってきて頂戴。お姉ちゃんが、母親なんだから、そこはしっかりしなきゃいけないでしょうが。」

これだけは、どうしても避けたい、と思っていたことが、繭子に起きてしまったようであった。繭子は、それをさせないために、一生懸命働いて、不自由はさせないようにしていたつもりだったのに。繭子は、涙をこぼすのも忘れて、ただ茫然と立っているしかできなかった。

「お姉ちゃん、何やってるの。早く帰ってきてよ。」

英子が、電話口でそういうことを言っている。繭子は、動かない頭をたたきながら、車に飛び乗って、家に帰った。

自宅に帰ってみると、繭子の妹の英子と、その夫の敬之が来訪していた。晴代は、すでに棺に納められていて、顔を見ることはできなかった。

「お姉ちゃんが、悲しんでもかわいそうすぎるから、先に納棺した方がいいと思ってそうしたのよ。」

と、妹の英子は淡々と言った。医療関係者というのは、本当に平気でいられるものだ。取り乱している繭子に比べたら、まったく冷静な顔をしている。

「よし、あとは、お寺に電話して、お願いしてくるわ。枕経もお願いしないとね。」

と、英子はよいしょと立ち上がった。繭子は、泣きはらしてしまったままだった。

「仕方ないじゃありませんか、僕はこういう患者さんをたくさん見てきましたが、どうしてもこうならなくちゃ助からない人も、そしてまたご家族もいるんですよね。」

敬之は、医者らしくそういうことを言っている。

「お姉さん、仕方ないと思ってください。こういう病気はそうしなくちゃ解決できないこともあるんです。僕も、表では悲しんでも、裏では喜んでいる家庭をたくさん見てきました。これで少しは楽になったと思って、そう考え直してください。」

多くの精神障碍者と接していると、冷静すぎるというか、そういう風になってしまうようなのだ。敬之は、冷たい顔をして、繭子を見つめていた。英子が、お寺の予約ができたといって戻ってきた。明日通夜をして、明後日に本葬儀。そんな早い時間に晴代は骨になってしまうのか。もうちょっと、こっちにいてほしいのだが、妹たちは、不吉なことは早い方がいいと言っていた。

翌日、晴代の通夜が行われた。通夜には、何人かの親族がやってきただけであったが、一枚の弔電を、郵便屋が持ってきた。繭子はそれを読む気になれず、ごみ箱に捨ててしまったのだった。

その翌日は、本葬儀だった。やっぱり少数の親族がやってきただけである。お経の間に聞こえてきた言葉は、かわいそうだねとか、心の病気で、高校を出てから引きこもっていたとか、繭子が聞きたくないセリフばかりだった。どうして、他人の噂というものは、そういう悪いところばっかり口にするようになってしまうのだろうか。繭子は、小さくなって泣いているばかりだった。親族との応答は、英子がした。

葬儀が終わって、家に戻ると、英子は繭子に、お茶を飲むように言った。

「お姉さん、次は、初七日をやりますから、また来週、こっちに来ます。」

と、敬之が言った。

「はい、よろしくお願いします。」

繭子はそれだけ言った。

「お姉ちゃん、落ち込んでちゃだめよ。次の初七日の時は、しっかり頑張って。それがお姉ちゃんのすることでしょう。晴代ちゃんにせめて良いところまで行ってくれるように、お祈りをするのよ。」

英子は言い聞かせるようにそういうことを言うが、繭子はまだ、泣いたままであった。

「お姉ちゃんしっかりして。晴代ちゃんの遺品も整理しなきゃいけないし、やることはいっぱいあるわよ。」

どうして人が死ぬと、こうやってやることがいっぱい出てしまうのだろうかと思う。もうちょっと、ショックを和らげるための時間というものはないものか。そのショックを抱えながら、葬儀だったり、初七日、四十九日とか、そういうことをやらなければいけなし、部屋の整理もしなければならない。どうして、そういう時間は用意されないものか。

「こういう時はね。動いていた方がいいのよ。だから、人が集まる行事が多いようにできているんじゃないの?」

英子はそういうことを言っている。でも、まだ繭子は呆然としていた。

「じゃあ、私たちは、ここで帰りますから、初七日の日にまた来るから。何かあったら電話頂戴。」

英子は、敬之とそそくさと帰っていく。二人が、車に乗り込んで出ていくと、繭子は部屋の中に一人で残った。

とりあえず、繭子は、ふらふらと晴代の部屋にいった。

もう、晴代はいなくなってしまったのか。なんだかまだ晴代が、つくえにすわって、勉強しているような気がしてならない。部屋は確かに汚いが、晴代が愛用していたピアノがちゃんとあり、その上には、何冊もの楽譜が置かれていた。クラシック音楽の好きだった晴代は、勉強と並行してピアノも習っていた。晴代の好きな曲は、ベートーベンのソナタとか、古典的なものであった。

引きこもりになっても、これが晴代にとって続いていた唯一の外出であった。だから、晴代が完全に引きこもりではないと繭子は自分に言い聞かせているようなところがあった。


突然、自宅の固定電話が鳴った。繭子は、急いで一階へ戻り、電話に出た。

「はい、竹芝ですが。」

「あの、ピアノ教室の沢村ですが。」

電話をよこしてきたのは、晴代のピアノ教室の先生であった。確か、音楽学校でも教えているくらい、すごい人だと言われている。

「この度は、ご愁傷さまでした。本当に何と言ったらいいのか。」

と、ピアノの先生は言う。

「あああ、ああ、ありがとうございます。」

と、繭子はとりあえず言った。

「しばらく顔を見せてくれていなかったので、どうしたのかなと思っていたんですけれども、何もしてやることができなくて、申し訳ありません。私も、あの時は、自分のことばかりで精いっぱいで、申し訳ありませんでした。」

ピアノの先生は、そういうことを言っていた。音楽学校で、准教授になったとか、そういう話も聞いたことがあった。

「あの、晴代さん、しばらくうちの教室にも顔を出してくれなかったものですから、心配ではあったんですけれども、まさかこうなってしまうとは思いもしませんでした。本当に、すみません。」

「え?晴代は、週に一回そちらに通っていなかったんですか?」

繭子は思わず言ってしまう。だって、毎週月曜日に、ピアノの楽譜をもって出かけていくのを、繭子は見ている。

「ええ、この二三か月は見えておりません。まあ、私が、准教授に昇格して、しばらく、休ませてくれといったのも確かです。」

と、言うことは、ピアノ教室を、お休みしていたということだろうか?晴代は、楽しそうにレッスンしてもらったとかそういうことを言っていたのに。

「ほんとに、ご愁傷さまでした。今日は忙しくて、お葬式にもいけなくて、申し訳ありません。また、近いうちに、そちらにお線香でもあげさせてください。それでは。」

ピアノの先生は、電話を切った。

この先生は、繭子が唯一愚痴をこぼせる相手であった。それを晴代は、嫌がっていたこともある。でも、晴代は音楽の好きな子だったから、レッスンにいっていたはずなのに?と思ったが、ピアノの先生は、昇格のために、レッスンを開講していなかったのだ。それなら、晴代はどこに言っていたのか?何をしに行ったのか?

だって、繭子が知っている限りの晴代は、精神状態が不安定で、ちょっと何かあると興奮して騒いだり、自傷して手首をはさみで切ったりするような、そんな子だった。

晴代は、精神に障害のあるものを、理解してくれる人だけの中で生きてきた。どこかでパニックになっても、それをわかってくれる人の中でしか生きていけなかった。だから、晴代が知っている人は、繭子も知っていた。そうでなければ、トラブルが起きた時、対処するのは、繭子だからだ。晴代が、その繭子にも言わないで、ピアノレッスンだと偽って、どこかへ出かけていたなんで、あり得る話だろうか?繭子はそう考えてしまう。

しかし、あれほど優しくしてくれていたピアノの先生が、晴代が死んで、こんなに冷たい態度に変わるとは思わなかった。繭子は、先生を頼りにしていた時期も確かにあった。本当に相談に乗ってくれていたはずだと思っていたのに、先生は、電話一本よこすだけしか、晴代を見ていてくれなかったのか。

「晴代が、私のことを裏切るなんて、、、。」

繭子は、また呆然としてしまうのであった。


そして、遺品整理も何もできないまま、晴代の初七日が決行された。妹夫婦は、四十九日にまた来ますから、とそそくさと帰っていった。帰り際に妹は、お姉ちゃん、しっかりして、と彼女を叱りつけ、今度来る時までには、ちゃんと形見を整理していくようにと、言い聞かせた。

妹夫婦が帰っていくと、繭子は一人、晴代の部屋に行った。まだ、何もてをつけていないので、晴代のものがいっぱい置かれている。繭子は、晴代の机の上を見た。そこの引き出しを開けると、何冊かノートが出てきた。几帳面な晴代らしく、ピアノレッスンの記録を書いていたらしい。繭子は、そのノートの一つを見て読んでみた。

その中に、興味深いというか、繭子が知らなかった記述があった。晴代は、ピアノの先生が、レッスンをすこし休みたいと言い出した時、代わりの先生を出してくれと詰め寄ったらしい。多分きっと、障碍者特有の、懇願するような頼み方で、お願いしたんだろう。そして、ピアノの先生は、自分の同級生を、彼女に紹介し、晴代は、その人物のところに会いに行っていたらしい。

その人物の名前は、晴代のノートから類推する限り、水穂さんという名前であることは確かだった。しかし、ピアノの先生が変わるというのを、晴代はなぜ私に伝えなかったんだろうか。そのくらいのことなら、新しい先生に挨拶に行くとかしたのに。そうしなければ、精神障害者である晴代を、受け持ってくれることはできなかったに違いない。

その水穂さんという人物は、きわめて優しい人で、晴代は、彼のほうが、前のピアノの先生よりよほどよかったと、そのノートに書き込んでいた。一体、あれほど自分の支えだったピアノの先生より、晴代がそれほど信頼していた人物が、どんな人物だったのか、繭子は考え込んでしまった。

晴代は、まとまった考えが持てない子だった。また、何かあると、パニックを起こして大声を立てて泣くこともあった。そういう時は、そばに刃物を置いてはいけないと医者に言われていたから、繭子はまずそれを撤去することから始めなければならなかった。ちょっと落ち着いてと言えば、自分の話を聞いてくれないと怒り、家事で忙しくて後にしてと言えば、また同じようなことを言って怒る。晴代がなぜそうなってしまったのか、考えてもわからない。昔は、聞き分けが良くて、しっかりした子だねと、親せきから言われていたはずなのに。

おかしくなったのは、大学に行けなかったからだと繭子は思っていたけれど、晴代は何か別のことがあったようだった。晴代は、大学のことだけではなく、今までたまっていたうっぷんを、気がおかしくなったほど、怒鳴り散らして暴れた。病院に何とかしてくれと頼んでも、薬を出されるだけで、何も変わらなかった。薬は、気持ちを落ち着かせられるが、その代わり、晴代のかわいらしさというものを奪った。晴代は、あっというまに、豚みたいな容姿になった。

そんな晴代を、繭子はピアノ教室に通わせて、これだけ暴れるけれど、うちの子はピアノ教室に通えるからまだましだと、自分で言い聞かせていたような節がある。しかし、そのピアノ教室に、晴代は行っていない。ピアノの先生がレッスンを中断していたことも私は聞いていない。どうして、そんなこと、私に黙ってたの!もし私に言っていたら、ちゃんと精神障碍者に理解のある先生を一生懸命探したのに!繭子は、それが、つまり、唯一のプライドが切れて、机の上に突っ伏して泣いた。


繭子が気が付くと、周りは朝になっていた。

繭子は、ふっと何も考えずに立ち上がる。そして、もう一度ノートを読み返してみた。少なくとも、水穂さんという、晴代をたぶらかした人物は、どこかで生きているはずだ。きっと、その人が、晴代を自殺に追い込んだに違いない。その人物に、こっぴどく仕返ししてやると繭子は決めた。

もう一度、ピアノの先生に電話してみようかと思った。でも、そもそもの元凶を

作ったこの女性と、二度と話したくなかったのでやめた。とにかく、頼りになるのは娘の日記だけだ。娘が残した日記には、水穂さんという人を紹介された時のことも書かれていたから、何とかたすかった。それによると、ピアノの先生から、紹介された水穂さんという人は、大きな日本旅館風の建物に住んでいた。その建物は、庭にイタリアカサマツの木がある。

イタリアカサマツの木というのは、日本では珍しい。そこで、繭子は、ピアノの先生ではなく、自宅の庭を手入れしてくれている、植木屋さんに電話をした。イタリアカサマツが植えてある庭のある家を知っているかと聞くと、植木屋さんは、最近みたものでは、大渕の家だったと答えた。植木屋さんにその家の場所を教えてもらい、繭子は、その場所を訪れてみることにした。

繭子は、植木屋さんの教えてくれたその場所へ行ってみると、その場所は、本当に大きな日本旅館風の建物で、一体何をしているところなのか、わからないところだった。こんなところに、晴代はピアノを習いに来ていたのか?と思われるほどである。

繭子が、すみませんといって玄関から中に入ると、一人の女性利用者が彼女を出迎えた。なんですかと聞かれて、繭子は水穂さんという人はいるかと聞く。彼が、娘の晴代をたぶらかしたのではないかと聞くと、いいえ、水穂さんは、そんなことはしませんよ、と、利用者は答えた。

「じゃあ、教えて頂戴。竹芝晴代が、ここにピアノを習いに来ていたの?」

「はい、来ていました。」

と、利用者はそういった。

「晴代さんは、水穂さんにピアノを習いに来ているというよりか、お話を聞いてもらいに来ていました。」

と、言うことは、晴代は間違いなく、ここに来ていたのだろう。

「じゃあ、水穂さんという人に会わせて頂戴。うちの晴代を自殺に追い込んだのはその人でしょう?」

と、繭子が言うと、利用者は、そんなことありませんといった。

「水穂さんは、一生懸命晴代さんに尽くしました。でも、晴代さんのほうが、間違った思い込みが強くて、それを脱出できなかったからだったのではないでしょうか。」

「そんなこと、、、。」

繭子はそんなことを言われて、返事に困ってしまう。

「ねえ、ちょっと手伝ってくれる?水穂さんにご飯を食べさせるの。」

ほかの利用者が、最初に応答した利用者に言った。その時だけでいいから、その人に会わせてくれと繭子が頼むと、仕方ありませんねと利用者たちは、彼女を中に入れてくれた。


「こちらです。」

と、利用者に言われて、繭子は、四畳半へ行く。利用者が、ふすまを開けると、水穂さんは、布団の上に寝ていた。繭子は、その水穂さんですと言われた人物が、魔性のような美しさではなく、弱弱しい、軟弱な美しさを持っている人であることに気がついた。

「あの、よくもうちの晴代をたぶらかしてくれましたね。晴代にピアノを教えていたのは、あなただったんですか。」

と、繭子は、水穂さんの前に座った。水穂さんは、利用者に支えてもらって、布団の上に起きた。

「はい、晴代さんは、僕の同級生が、こいつにレッスンしてやってくれといきなり申し付けてきて。」

と、水穂さんは、静かに言った。

「僕は、晴代さんを厄介払いして、自分が昇格しようとしている彼女の魂胆が見えたので、お母さんには言わないで置いた方がいいといったんです。」

「それで晴代に、自殺するようにたぶらかしたの?」

繭子は、そういったが水穂さんは、

「いいえ、晴代さんは、悪くありません。ああして、精神を病んでしまったけれど、一生懸命ピアノをやっておりました。でも僕は、お母さんに言わないほうがいいと、

言いました。きっとお母さんは、僕みたいな人に、好感を持つことはしないでしょうから。」

と、静かに言ってせき込んでしまうのであった。利用者が、彼の背をたたいてやっている。繭子は、彼のことを悪い人だとは、思わなくなった。彼も、晴代を一生懸命指導していたような気がした。

でも、晴代は何かに絶望して、この世から旅立ってしまったのだ。それは本当のことである。

では、誰が悪かったというのだろう?ピアノを習おうとした晴代も悪いわけではないし、沢田先生だって、准教授昇格はしなければならない。それでは晴代は、どこへ行くつもりだったのか。そういうことを、繭子は知ることができなかったのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

できなかった事 増田朋美 @masubuchi4996

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る