ボスエリア

『虐殺の証明』アゴンの縄張り


・状況


うっそうとしたジャングル、数多の動植物が食物連鎖を繰り返している奥、バナナなどの果物が鳴る木々の間を抜けると、急に開けた場所に出ます。

その中央には小山が聳えています。しかしよくよく見るか、あるいは風が腐臭を運ぶことで、それが堆く積み重ねられた亡骸の山だとわかります。

そして開けた場所に入るやいなや、上空よりも巨体が降ってきます。


・外見


アゴンは全長約4mほどある類人猿です。

灰色のトゲトゲした体毛に鋭い牙、外見としてはゴリラに近いですが、比べると後ろ足が太く長く発達していて、人に近い二足歩行が可能です。

顔はしゃくれ、牙が生え揃い、鼻の穴が大きいです。

手足の指はどれも太く、器用で、爪も厚いため、獣として引っ掻く他、拳で殴ることも可能です。

外見上、オスメスの区別はつきにくいですが、縄張りを持ち襲ってくるのは大半がオスです。


・性格


競争してるか、競争相手を探してるかの二つの状態しかありません。

それほどまでに競争心が強く、縄張りに入ってきた生物はサイズに関係なく襲い掛かり、逃げ出すか、死ぬまで攻撃を止めません。

そうして殺した獲物を一か所に積み上げ、その大きさにより他の生物に己の力を誇示します。

知能は猿よりは賢く、ある程度のジェスチャーも通じるため競技やルールを理解することもできますが、勝てば相手を叩き殺し、負ければきれて叩き殺すため、結局叩き殺します。

雑食で何でも食べますが、それでも主に果物や葉を好み、それ以外に昆虫を食べる程度で哺乳類等は食べることが可能なだけで好みではありません。


・能力


魔法などの特殊能力はもちませんが、純粋な身体能力がものすごく高いです。最低でも自分が積み上げた死体の山へ、助走なしで飛び乗れる程度に足腰強いです。

基本、自分よりも大きな相手には体を大きく使った打撃中心で、同じぐらいならば器用に関節技を使い、小さければ投げ技を用います。その他に噛みつき、ひっかき、踏みつけ、のしかかりと状況と相手に合わせて多様な攻撃を繰り出します。

また知能が高く、同じような姿の人が用いる武術も見よう見まねで習得するため、戦うほどに強くなっていきます。

また、これまでの戦いで集めた武器も少なからず所持しており、サイズが合うものがあれば使ってくることもあります。

一方で、変に集中力が強いため、周りが見えていないことがしばしばです。

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