『29』

『最後の安全地帯』ファイナルセーフゾーン


・状況


紫色の地面、見たことのない草木、毒の川、魔法に通じているものならばここが禍々しいほどに魔力が溢れてることを感じられ、そうでなくてもここが普通ではないと感じられます。

その中の一点、明らかにこの場所のものではなく、そして見覚えのあるガラクタで構成された、ちょっとした町ぐらいある、キャンプ地にキャラクターはたどり着きます。

多くはこの世界で作られた馬車の残骸やゴーレムの亡骸、更には時代に合わない自動車やもっと先の乗り物などが置かれています。


・イベント


望む望まないにかかわらずキャンプから招待を受けます。

中に入るとただならない雰囲気のパーティが最終決戦に向けて準備を進めています。

彼らは出身母体や目的は異なるものの、この先の強敵を倒すことは共通しているようです。

ただ、この場の空気に呑まれて先に進めないようで、互いに準備期間と言いながらここでずるずると過ごしている様子です。

彼らと敵対したら、即ち先を越される強敵とみなされたなら全力で足を引っ張られ、ペナルティとなります。持ち物に『銅のメダル』がある場合も目ざとく見つけられペナルティです。

また、『小さめの靴』『遺書と書かれたチリ紙』『グリフォンの羽根』『蛤の貝殻』などがあった場合、土下座すれば他のアイテムと交換したり、武具に加工してもらったりできます。

逆に無能と見られたならサクセスです。

※現地パーティ

勇者をリーダーとした四人組です。バランス型物理攻撃型金儲け型とそれぞれ個性があります。基本『銅のメダル』を見つけて絡んでくるのはここです。

※外部パーティ

この世界とは異なる、機械文明のパーティです。それぞれ十人前後の銃器で武装した兵隊で構成されていて、火力は高いですが、状況がよくわかっていません。

※異世界パーティ

キャラクターと同じく異世界より転生か召喚されたグループです。ハーレムか逆ハーレムしかおらず、能力は高いのですがメンバーの引き抜きでぎすぎすしてます。


・サクセス


各陣営から見下されます。

その上で先に向かわせて情報収集に利用される、という形で先へ進むことができます。

施しという屈辱を受け入れるならば使い古しの武器とか食べ残しとかが手に入ります。


・ペナルティ


各陣営から足を引っ張られます。

持ち込んだ食事に媚薬を混ぜ込まれたり、違う方向を教えられたり、随伴者を狙わりた入りします。

次の移動で『ボスエリア』に到達した時、改めてダイスロールして出た目より1引いた数字がボスとなります。

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