『28』

『蛮族の宴』バーバリアンパーティー


・状況


土がむき出しで雑草も生えてないはげ山に囲まれた中、元は丸太を重ねた簡易の砦だった場所なのですが、今は陥落し、ほぼ廃墟となっています。

そこに住み着いた夥しい数の蛮族たちが朝昼晩、ぶっ通しで宴を開いています。

あちこちで焚火が燃やされ、そこに種類問わずあらゆる肉魚が焼かれています。それと同じぐらい大量の酒樽と、空の樽が転がっており、かなり酒臭いです。更に更に嗅覚が鋭ければ、血液の臭いも感じられます。

書物や衣服など蛮族から見て価値のないものは捨てられるか、焼かれてます。


・イベント


蛮族に見つかります。

隠れる場所が乏しい上にあらゆる方向から蛮族の群れがわらわらと現れ、逃げ隠れできません。

その上で、敵か味方かを問われます。

味方と答え信じられればサクセス、失敗ならばペナルティです。

原則として、宴は夜が絶好調で、朝昼は疲れて寝ぼけているため、朝方の方がサクセスしやすいです。

また、その生活様式により蛮族はみな不細工です。なので美形が仲間と言っても信じられません。

※蛮族

文明も倫理もない野生動物な人たちです。種族ごとにまとまりを作り、固まっています。

一昔前まではいがみ合っていたのですが、今は休戦状態にあります。

ゴブリンは小柄で猿のような顔です。カフェインとったガキみたいに興奮してます。非力で武器はナイフか投石ぐらいですが命知らずで無鉄砲です。

トロルはでっぷりと太った巨体です。愚鈍で怠惰ですが欲望に忠実で、結果楽をするために奴隷を探しています。得物は鈍器が多いですが、好みは鎖です。

オーガは大柄で牙があり、角のない鬼のような姿です。攻撃的で闘争心が強く、決闘を好みます。汚らしい格好の中で得物だけが綺麗に手入れされてます。

その他に普通の人間や獣人なども混ざっています。


・サクセス


仲間として受け入れられます。

喧嘩はあっても戦闘はなく、楽しい楽しいどんちゃん騒ぎに巻き込まれます。

酒や食料は際限なくもらえますが、この旅の目的や期限を放してしまった場合、残り半日、あと一回のダイスロールまで拘束されます。


・ペナルティ


蛮族全員が敵となります。

それも倒しても倒しても次から次に仲間を呼び、時にはその血肉に誘われて肉食獣も集まってきます。

次の移動時、ダイスロールが『4~6』の場合は移動できず、ずっとここで戦い続けてる扱いになります。

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