『7』

『旅立ちの橋』ブリッジ橋


・状況


円形の城壁から外へ出られる道の一つ、泳ぐには遠すぎるし深すぎる河の上を、石造りの橋が渡ってます。

その橋の上を一般の市民から馬車、さらには武装した冒険者一団まで、多くの、そして嵩張る人々が行きかってます。

しかし、その橋の中ほどで、どういうわけだか交通渋滞で一向に先に進みません。


・イベント


身軽な主人公が人込みを抜けて渋滞の先頭に行くと人だかりが、その中心には橋から飛び降りようとしているガキがいます。理由は様々ですが、どうやら自殺を試みている様子で、それを刺激しないように説得したり見物したりして人の流れが詰まっているようです。

ガキは、いわゆる中流家庭の出で、これといった特別な出生も才能も運命も持ち合わせていません。

このガキを何とか出来ればサクセス、しなければペナルティです。また、迂闊にも説得とか話を聞くとかを選択した場合も大体がペナルティです。


・サクセス


普通に先へ進むことができます。感謝も何もなく、無関心だけが感じられます。

交渉内容によっては、具体的にはダイスロールして『1~3』が出たなら、ガキが旅に付いてくると言ってきます。その処理については特に制限がありません。

また、ガキが飛び降り自殺した場合、それを手助けしていれば『小さめの靴』と『遺書と書かれたチリ紙』を入手できます。それらについてもやはり無関心です。


・ペナルティ


人任せであれ自分での交渉であれ、半日、ダイスロールを一回分を消費します。

長々と自分が如何に不幸で、自殺を考えてる可哀そうな境遇かを聞かされた挙句、結局それが誇張だとわかり、無駄な時間を浪費したとわかるだけで、得るものはないです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る