第百九十六話 正義の味方
ラヴィの剣やイルソーレとラルーナの攻撃で体を切り
「やった! やったよ! ルバートの
「当ったり前だ! たとえ神さまだって兄貴と打ち合って勝てるわけがねぇッ!」
ラルーナとイルソーレが
女神を相手に
だが、苦痛で歪んでいた女神の表情が
それは笑っているような
「まさか私の身体を
女神はそういうと、体に
空中へと
そしてフルートを
そこからはルバートの
女神は体を貫かれたせいなのか、先ほどのように動きにキレがなく、彼の攻撃を受けるのに
「
剣を受けながらそう言った女神に
だがその考えは、突然聞こえきた
悲鳴をあげたのはイルソーレとラルーナ。
二人は今、光り
剣での勝負に負けを認めた女神が、ついに魔法を使用し始めたのだ。
「今からあのダークエルフと
それは
このまま
魔法を
だが、いくら打ち合いで勝っていても
「どうしたの? もしかして
女神はこの場でルバートがフルートを捨てれば、イルソーレとラルーナを殺さないと言う。
ある
それは、女神がこの戦場すべてを
実際にこの場にいた
「ダメだぞ兄貴ッ! そいつの
「そうだよ! あたしたちなんかよりも世界を……兄貴の大事な人のために戦って!」
光の鎖に締め上げられながら――。
イルソーレとラルーナが
自分たちのことなど気にせずに女神を
だが、ルバートは攻撃の手を止めてフルートを投げ捨てた。
「すまない……イルソーレ、ラルーナ……。二人とも私の大事な人だ……」
そして、
それを見たイルソーレとラルーナは
それでいいのか。
世界を、ラヴィを守るんじゃなかったのか。
自分たちがルバートの足を引っ張るなんて死ぬよりも
「
光の鎖に締められ、その
女神はただ立ち
「さあ
「約束を守ってくれたことを
「それだけなの?
「女神よ。私が二人を
ルバートは、それからレヴィとリョウタ――。
さらにビクニとソニックのことを話した。
自分が
それを聞いた女神は、
光はルバートの
「
突然飛んできた別の光によって女神の攻撃がそらされてしまう。
それた光はルバート心臓を避けて
そこでルバートが見たものは――。
そしてその少女は、女神の目の前に立つと
「ニャハハッ!
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