第百九十四話 幸運とは
女神が
まずは一番近くにいたレヴィへと
そして、そのまま先ほど女神が開けた大穴へと落ちていってしまう。
「レヴィ! リョウタ!」
「人のことなんか気にしてる場合じゃないわよ」
ルバートが二人へ呼び
そして次に、ルバート、イルソーレ、ラルーナへと剣が向く。
そのあまりの
「くッ! なんだよこれ!?」
「こんなの
受け切るのが
彼らが
ルバートは向かってくる無数の剣など物ともせずに、女神との
その
「あなた、
だが、それでも女神の笑みは
無数の剣を切り
それでも女神は彼を
たかが人間が、星の数ほどある伝説の剣を切り払いながら向かって来ているのだ。
それは、ルバートの剣の
「なら、これならどうかしら?」
女神が組んでいた腕を
たとえどんな剣の
「そうはいくかよ!」
もはや
そして、ラルーナが
だが無数にある剣が女神を守り、ラルーナの放ったチャクラムが当たることはなかった。
「ルバートの兄貴の背中はあたしたちが
まるで山に吠える
「ラルーナの言う通りだ! いくらてめえが反則技を使おうが、俺たちがついた兄貴が負けるはずねえ! たとえそれが神であってもなッ!」
ダークエルフの
ラルーナに続きイルソーレも叫んだ。
ルバートはそんな二人の声を聞き、向かってくる剣を打ち落としながら
そしてその
世界最強、剣の天才などと言われていても自分は
だがその
イルソーレとラルーナが
これまでの道のりがけして楽だったわけではない。
今だって目の前にいる女神が世界を
それを止めらければならない。
世界と愛するラヴィを守るために、当然この
しかし、それでも自分は運がいい人間だ。
ルバートはイルソーレとラルーナを見ていると、そう思わずにはいられなかった。
「イルソーレ! ラルーナ! 二人ともありがとうッ!」
ルバートは二人へ向かって叫ぶように
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