第百七十八話 優しくしてくれ
「姉さん!」
そこへ
その後ろからは、
レヴィは泣いてる姉を見て、彼女を
そして、
「レヴィ……。ルバートから聞いたっすよ。本当に……あんたってすごい……」
「ううん……私はなにも……。みんな……みんなが同じ気持ちだったってだけなの……」
いつもなら男性のようなレヴィの言葉
「
そんな
場の空気を読まない言葉が
「そんなことしてる場合じゃないだろ?」
「うッ!? うぅ……すまんリョウタ……」
レヴィはリョウタに
この男には、今の
目は口ほどに物を言うというが――。
ラヴィのリョウタへと向けられた
気を取り直したラヴィは、どうやってこの場所に自分たちがいることがわかったのかを
「それは彼、リョウタのおかげさ」
ルバートはそういうと、その場に
それから彼は彼女の手に
「やっぱり
その様子を見たリョウタは、
彼が言いたいのは水と
いや、
ルバートのほうはそんなことないが。
リョウタのほうは、彼のことがあまり好きではなさそうだ。
「ああ、そうなんだ姉さん。リョウタがここから女神の
そんな彼のことなど気にせずに、レヴィがルバートが言っていたことの
皆で戦うと
海の国マリン·クルーシブルで
リョウタは敵軍がライト王国に来ていると言い始めた。
だが、レヴィたちの言葉よりも――。
何よりもリョウタの
彼が女神から
リョウタは自分でも何故かはわからないが、ライト王国に女神がいることがわかると言う。
それはきっとビクニやリンリ、そして自分のような女神に召喚された者だけがわかるものなのではないかと、皆に
それを聞いた者すべてが、リョウタのことを
無理もない。
彼と同じように召喚された者――。
当然同じ世界から来ただろうリョウタも彼女たちと
「へぇ、少しは
「……ラヴィ姉さん。もうちょっと俺に
その話を聞いたラヴィは、そのまま半目で彼を見るだけだった。
ラヴィは彼が異世界から召喚されたと聞いても、あまりにも
リョウタは、武道家の少女リムも、きっとラヴィと同じ反応をするのだろうなと、
「よし! じゃあ行くぞ姉さん! リョウタ!」
「ちょっと待てってレヴィ!? 俺は
レヴィはリョウタの
リョウタは
「いいから来い。あんたもうちとレヴィの
「ヤダだぁぁぁ! 俺はタンク
「意味のわからんこと言ってんじゃないっすよ」
「誰か助けてくれぇぇぇ!」
それからラヴィ、レヴィのコルダスト姉妹と、
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