――戦士のアスト。
――勇者のリア。
――魔法使いのミラ。
――ヒーラーのメル。
この4人が組むパーティの話ですが、この者たち……すべて何かしらの問題を抱えている、或いはクセの強い人物ばかりです。
だからか、パーティを組んで早々に、やる気が空回りする人もいれば、全然やる気のない者もいたりと、ハチャメチャ感がすごい展開が続きます。
そしてそんな危ういパーティが徐々に仲間意識を持ち始め、ちゃんとしたパーティとして、それぞれ役割をこなしていくようになる様子は、読む側にも彼らを応援したくなる気持ちにさせてくれます。
また、それぞれの人物たちが抱える問題、あるいはその秘密に触れていき、個々人が精神的に成長していく姿も、この物語を魅力的に彩るポイントの一つとなっています。