にぎりこ節
光と影とか
格好のいいこと
言うけれど
そもそもここにあんたが
いなければそんなもの
できはしない
内と外とか
諦めのつかない概念が
あるけれど
そもそもおまえがいなかったら
そんなものありはしない
靴を履いたか
ふるびた歌声はもう捨てたか
あなたのいう光の中に
あなたのいう外に
憧れはあるか
君がたとえ信じなくても
空は青く
鳥は羽を伸ばして飛んでいて
雲があちこち光ってて
人の心が淡くはじけた
そこには君がいなくたっていい
君がいなくたって変わらず
進み続ける人々
あなたの好きな人も嫌いな人もだよ
そこにはすべての世界があり
足りない気がするのは君がいつでも
自分の心を振り向くからさ
内から外に出かける営みでしか
君の心は癒せない
人の心にはそうかもしれないことと
そうじゃないかもしれないものしかないんだ
だから、君はバイトをするんだ
君のいらない世界へ出ていって
もっと苦しい思いをして
いいかい?
頑張るんだよ
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