会話文あるいは対話形式による物語の進行

「はじめまして。私はアリス」

「はじめまして、ジョンだ。よろしく」

「ジョン。とってもいい名前ね。昔飼っていたラブラドールレトリバーと同じ名前!」

「ぼくに親近感を抱いてくれるのはありがたいが、ペットと一緒にされるのは、あまり嬉しくないね」

「ジョンはペットじゃないわ! 家族よ。もう死んじゃったけど」

「さっき君が『飼っていた』って言ってたぜ」

「......細かい男は嫌われるわよ」

「デリカシーのない女もね」

「ところでジョン、あなたの趣味を教えて」

「趣味か。そうだな、夏ならサーフィン、冬ならスノーボード。とにかくぼくはアウトドアな人間なんだ」

「私は一日中ネットサーフィンをしているわ」

「君はインドアな女性のようだね。あ、でもぼくたち仲良くなれそうだね」

「どうしてかしら?」

「どっちもサーフィンが好きだからさ。ははは」

「私はユーモアのセンスがない人とは仲良くなれないわ」


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