第17詠唱 始まる

 整った顔に青い髪に綺麗な赤い瞳、人形のような彼女はニッと笑う


「妾の名前はルイズ、ルイズ・マリベルじゃ」


 ギギギと異音を立てながら横にゆっくりと揺れる室内、天井のシャンデリアもそれと同時に左右にゆっくりと揺れて二人の影を右へ左へと動かした。


「ここは船?どこへ向かってるの?」

「あぁあぁ、妾はついさっきこの世界の言葉を覚えたんじゃ、少しゆっくり話さんか」


 頬を餅のように膨らませ「ここは飛行船じゃ、次の目的地が決まるまではここをぐるぐるしとる」

と説明する。


(アシュリーと違って言葉が通じる……)

「なるほど、でもなんで私を捕まえたの?」

「なんで?……あ、そうそうそうじゃった!忘れてたわい」


 思い出したように手を一回叩く


「妾の仲間にならないか?お主なら活躍できるじゃろう」

「私はあんた達みたいな異術は使えないわよ」

「いじゅつ?魔法じゃよ」

「まほう?」


 ふーんという彼女は頭をポリポリとかきつつ「説明めんどくさいのぉ……」と背を向けて玉座へ戻る。


「まぁ~……あれじゃ!魔法!あるじゃろ?ここにもほら、漫画とかでものってるし」


 肘掛けにあった読みかけの漫画雑誌をヒョイッと投げてカンナに見せた。


「この世界の非常識が妾たちにとっては常識なのじゃ、まぁここでいうってヤツじゃ、主にはそれを使えるようになる素質がある」


 手のひらを見せて"ちょっと休憩"とジェスチャーして缶のジュースを一口飲むとまた話始める。


「そんでもって主の捕まえた目的はただ一つ、妾達と共にアシュリーとリリィの頭をとること、それだけじゃ」

「あれ?アシュリーってアンタと仲間じゃないの?」

「仲間じゃないの、ザックリとじゃが一応説明しとくとな?リリィというのはリコリス・オストランという王女でその王女が未来世界を混沌へ変えるから、女王専属のメイドであった妾とその愉快な仲間達で暗殺を企んだ……」


 また喉の乾きを潤す、相当気に入っているのか玉座の後ろには同じジュースの箱が山積みにされていた。


「企んだのじゃが、王女の世話係だったアシュリーが仲間を集めて阻止したってわけ、だから敵なんだ」


 説明の終わりを告げるゲップをひとつし「お主の力ならアシュリーに勝てる」と付け加えニッと歯茎をみせて笑う。


「あいにくだけど私はそんな力はないわよ、もしその力があるのならこの状況を解決できてるもの」


 皮肉そうに後ろで拘束されてる手をヒラヒラと動かして見せた。


「まぁ、それは力の使い方を理解してないだけじゃよ、で?妾についてくるか?今素直にイエスと言っといた方が身のためじゃぞ?」


 隣に置いてるハンドベルをチリンチリンと鳴らしメイドを5人呼ぶ。


「ここはルイズっていうヤツに沿った方がええで」


 カンナは咳払いをわざとらしく一回する。


「何故かって?アシュリーがリリィのチンチクリンの記憶を消す時につこっとった異術に似た感覚がするからや、きっと記憶を消すつもりやで」


 目の前で説明する守護神に小さく頷いた。


(なるほど……まぁ初めから従う以外選択肢はないわよね)

「分かったは、仲間に加わるからにはちゃんと魔法とやらはご教授してもらうわよ」


 するとルイズは鳩が豆鉄砲を食ったような表情をして「てっきり渋ると思ったわい……」と言う


「渋る?そんなことしないわよ、で?どうなの?」

「当たり前じゃろ?お主は誰かから受け取ったか分からないが、運良くグリモワールも持っとるしな

こいつグリモワールが自分から主を選んだのなら直ぐにアシュリーを抜くだろ」


 そう言いカンナから視線を外すと魔法で漫画雑誌を浮かべてとり再び読み始める。


「メイド4人はカンナの拘束器具を外して部屋へ

1人は残れ」


 読んでる邪魔をするなと言わんばかりにシッシッと手をはらう、メイド達も深くお辞儀をすると足早にカンナを立たせて客をもてなすように部屋へ案内した。


「何でしょうルイズ様」


 ドアがしまったのを確認して話す彼女に「あの魔法使いを見張っとけ、シャニア、主がアイツの指導係じゃ

何があっても目を話すでないぞ」


 最後にチョロッと雑誌の上から彼女の顔を覗く。


「ハイ!」


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


― カンナの部屋 ―


 「なにこれ……メイド服か金縁のローブしかないじゃない、メイド喫茶かなにか?」

「はて?メイド喫茶とは?」


 指導員としてカンナと同じ部屋になったシャニアはベッドに腰を掛け、退屈そうに人差し指で水色の髪の毛をクルクルとまく


「メイド喫茶って言うのは、メイドのコスプレをして遊んだり料理を提供するお店」

「こす、ぷれ?」

「あぁ、そっちの世界には無いのか」

「この世界も面白そうだね」

「面白い……ねぇ」


 いやいやロングスカートのメイド服に着替える。


「似合ってるよ、その隣に掛けてあるローブは戦闘の時だけだから部屋のなかじゃ着なくていいから」

「はいはい、てかなんであんた達敵の私に優しいのよ」

「アハハ……私達をただの言葉の通じない悪役と勘違いされては困るなぁ~普通に優しいよ?関係ない人とは戦う気だってないんだから」


 ニコニコ笑う彼女に「っそ」と少し警戒した目付きをする。


「私お手洗いにいきたいんだけど案内してくれる?」

「いいよ!こっち」


 部屋はベッドとタンスと化粧台と本棚しかなく、部屋はほとんどすっかすかで生活するには不便だった。


 シャニアいわく風呂とトイレは共同で他のところにあるんだとか……


「それにしても長いわね」

「敵が攻めて来たときの対策だよ」


 長い木の廊下には、無数に剣の傷やおそらく火の魔法であろう焦げた跡がいくつもあり、見ただけでこの船が頑丈だということが分かった。


「ここが化粧室ね、私はここで待ってるから早くしてきなさい」

「分かったわありがと」


 共同なだけありドッジボールができそうなぐらい広々としていた。


 いくつもある個室のうち一番奥に入り直ぐに守護紙を呼ぶ


「なんや?」

「一度しか言わないから、美和の所にいきなさい

理由はあの子に私のいる場所を伝えてほかの陰陽師に助けてもらうため、以上」


 機械てきに用件だけ言うと肩に乗っている守護紙を有無も言わさず無理矢理飛ばした。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


― とある山頂の山小屋 ―


「う、うぅ……」


 リリィは目が覚めると布団の上で寝ていた、不思議とさっきまでの事どころか昨日の事も思い出せず心がモヤモヤした。


「ここ、どこ?」


 掛け布団をどかして体を起こしてじんわり痛む首筋を揉む。


 うす汚い木の床にすきま風がピューピューとふく木の壁、長い間使われていなかったのか部屋のすみにはクモの巣が張られていた。


 部屋に置かれているものは釜戸に囲炉裏と過去にタイムスリップしたものばかりで、電気や水道は通って無さそうだった。通るのは……


「さむ!もぉ……ここどこ?」


 寒い風だけ、部屋はリリィのいる場所しかなく、健二アシュリーが外に居ると言うことは一目瞭然で外に出ようと戸を横に開けようとするがうんともすんとも言わず、水垢で汚れた窓を背伸びして覗く。


「けんじだ!」


 外は木がうっそうと生え、雪の降る中に手を降っている健二の姿が見える。


「おぉ、起きたか美和」 


 背負ってる薪をおろしコートを脱いで寒い寒い言いながら囲炉裏に火を灯す


「けんじここどこ?」

「ここか?ここは一つ目の旅行場所だよ、キャンプ場だ」

「へ~」


 先が見えないほど木々に囲まれたこの場所はキャンプ場と言うよりただの樹海だ、しかしそんなデタラメも子供のリリィはすぐに騙されてランランと目を輝かせる。


「なにやるのなにやるの?」

「ん~」


 特になんにも考えていなかったのか考え込む。すると思い出したように「そう言えば」とリリィは話始めた。


「わたしたちって、いつからここにいたっけ?

なんかなんにもおもいだせなくて……何かあったような」


 痛む首をさする彼女に健二は目をそらして「昨日からだよ」という、がここに来たのは数時間前の事だ。カンナが魔女達に連れ去られたあと、アシュリーを見て何かを思い出そうとしたリリィをあわてて手刀で気絶させここへ運んだのだった。


 少し納得しない顔をしつつも「まぁいいや」とどうでも良くなり健二の膝の上に座る。


 吹雪で外に出ることができず、二人はトランプで遊ぶことにした。


 しかし外灯も何もない山のなかだからか、少し日が傾いただけで直ぐにフッと暗くなる。


 そのせいで夜ご飯を作ると直ぐに眠ることにした。健二は一回寝ると電池が切れたようにピクリとも動かなくなるが必ず一回は起きるリリィはコシコシ眠い目を擦りつつムクりと起きた。

 

「けんじぃ~おトイレどっち~?」


 体を揺さぶられた彼はあっちと外を指差す。


「うぅ…さむそう」


 日が上ってた時は吹雪だったが、すっかり雪は止み沈黙が森のなかを漂う。


「さぶい……ってあれはなんだろう」


 持っているライトで森の奥を照らしたら棒のようなものが白銀の地面に深く刺さっている。


 機械なのかチカッ、チカッと緑の光が点滅してきる。物に気になって見に行きたいのはやまやまだが寒さと恐怖で足を止め、おとなしくトイレに直行した。


 トテトテ歩くと家と倉庫の間に隙間を無理矢理活用して作ったような小さい箱があり、そこにトイレという木の札がかけられていた。


「こ、ここなんだ……」 


 子供だからまぁまぁ広く感じだが、大人だと一人でもギリギリだろう、早くすませて外へ出るとさっきまでの感じなかったが思い空気が縄のようにリリィに巻きつく。


「倉庫から?」


 自然と体が引っ張られ倉庫までいくとおそらく誰かが入ったのだろう、雪の地面に鍵が埋もれながらも顔を少し出していた。


「なんだろう……」


 全体重を加えながら重い鉄の扉を横に開けると重い空気は雪崩れるように飛び出しリリィを飲みこむ。


「あおいほのお?」


 何もない空っぽな倉庫には所々に青い炎が浮かびなかを青々と照らす、目線を奥の方にやると人影のが見えた。


(誰だろう)


 部屋のなかに足を踏み込んだ、その時扉は独りでに閉まりリリィを閉じ込める。


「ケケケ……こんな山奥にお客さんかい」


 女性っぽいガラガラ声が床をはってコチラヘ来る、気になったリリィは恐る恐る声の主であろう人影に近づいた。


「可愛いお客さんだねぇケケッ……」


 血管が浮き出たネズミ色の皮膚、全身を覆う長い油の乗っていない白髪から覗かせるくぼんだ目、そして張りぼてのような骨と皮しかないその姿、

それはまさに他界の者だった。


 常人だったら腰を抜かして動けなくなっているだろう、しかしリリィは不思議と化け物の光のない瞳にどこか懐かしさを感じ何故か恐怖を感じなかった。


「あなただれ?」

「おや?私が見えるのかい」


 鈴のぶら下がる三角笠を人差し指でクイッと上げリリィの顔を見た。


「私は無体僧侶ぶていそうりょさ、俗に言う魑魅すだまだよ」

「へぇ~」


 腹をさすり元気なさそうにする彼女に「おなかへったの?」と聞くと少し驚いたように目を見開く。


「ケケケ、変わった子だねぇ、私が見えるやつらは大抵殺しにかかるのに」

「こまったひとをたすけるのはあたりまえのことでしょ?」


 何気ない一言は瞳に一瞬だが光を戻させ彼女は「恵さん」と口からこぼす。


「めぐみ?わたしのなまえは、たにかわみわだよ!」


 ニコリと笑う彼女に無体僧侶は手を伸ばし「良い名前だな」と頭を撫でる。


「で?おなかへったの?」

「ケケッ私はこの通り体が無いから腹は空かない」


 首から下がスッと消して見せるとギョッと目を丸くして驚く。


「きえた!マジック?すごいすごい!」

「ケケケ、マジックときたか、この体は死んだ他人の体だよ」

「そうなんだ~」


 すると無体僧侶は頭に乗せていた手を撫でるように身体をさわり「可哀想だ……」と呟く。


「かわいそう?」

「美和もまた体が無いんだな、ケケケ」

「わたしはからだあるよ、ほら」


 ポンポンお腹を叩く


「ケケケ、それは作られた体だよ」

「ふーん……」


 目を点にし首をかしげる彼女の額に細長い人差し指の先を当てる。


「なにしてるの?」

「ケケ、体どころか記憶まで作られたのか……美和、お前も陰陽師に捨てられたのか?」

「ちがうよ?たたかいこわい」

「そうか、お前は自分の本当の記憶と体を取り戻したいと思わないか?」

「とりもどしたい!」

「なら私と手を組もう、普通生きた人間と魑魅が手を組むのはあり得ない事だが、ケケケッこれも何かの縁だろう」

「でもわたしもそんな姿になっちゃうんじゃないの?」

「さっきも言っただろ、これは死体だ、私に取り憑かれたからって外見が変わるってこたぁないさ」


 そうとう嫌だったのかそれを聞いた時リリィはホッと胸を下ろす。


「分かった!良いよ」


 親指を立ててグッドサインをすると無体僧侶は「後悔は絶対にさせないよ、同士美和」と二ガァと気味悪く微笑み黒い煙になるとスッとリリィ体に入り込んだ。


「なんかげんきになったきがする」


 重たい空気に気怠くなっていたが不思議と感じなくなり、力が湧き上がる感じがして、ピョンピョン跳ねる。


〈それは私の力だ、少し体を借りるぞ〉


 すると操られてる様に体は動き出し、左手を前に出すと金色の錫杖しゃくじょうが出る。


〈おぉ金色……見るのはひさしいなぁ〉

「めずらしいの?」

〈心の綺麗さによって錫杖の色が変わるんだよ〉


 少しの間眺めると錫杖を消し死神の様なボロボロの羽織りを着て歩き出す。


「どこにいくの?」

「私の仲間の家だ、力になってくれるだろう」

「ちょっとまって!けんじが!」

「夜明けまでには帰ってくるさ」


 そう言い倉庫から出ると空へ飛んで行った。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


みどりの神社 ―


 健二は白い息をはきながら急いで長い階段をかけ上がって鳥居をくぐる。


 ここも慌ただしく右往左往と何人も陰陽師が駆け足で救急箱や毛布を運んでいた。


「翠は何処にいますか?」


 近くを通る弟子の陰陽師に聞くと「あぁ、高雪さんこちらです!」とやはり駆け足で案内をする。


「何かあったんですか?」

「異術師とやりあったベルナルド組が大ケガをして逃げてきたんですよ」


 案内された場所の地面は逃げこむベルナルド達の血で真っ赤に染まり、腕が無くなってる者や両足を無くした者などがいた。一目で戦いの風景が余裕で想像できて思わず背筋が凍りつく。


「なんだ高雪か、そんなところに突っ立ってどおした?」


 大量の札が雑にはいった段ボールを抱える翠は眉間にシワを寄せる


「忙しいなかすみません、カンナがそっちに居ないか聞きたくてね」


 それを聞いた地面に座って手当てを受けているベルナルドが「異術師に連れ去られマシタ」と悔しそうに言う。


「そうだったのか、敵は恐らく金縁のローブだろう」

「どうする気だ?」


 やけに低い声で言う翠に「助けにいきます」と言うとその時忙しなく働いていた弟子たちはピタリと足を止めた。


「今はやめとけ、美和とカンナの大事なときだ」

「どういう事ですか?」

「カンナはアタシらじゃ解放できない潜在能力を異術師達により解放され美和と同等の力を手に入れる、美和は魑魅たちの仲間となり新たな軍を築く、この腐った世界が代わり始める瞬間さ」


 その説明に高雪は固唾を飲み額からツーと汗を流す。


「翠さん、貴方は自分のいってることが分かってるんですか?それじゃあ……」


 翠は「分かってるとも」とニヤリと広角を上げる。


「魑魅と陰陽師の静かな戦争が起こるだろう、だがそれで今まで話を聞かなかった陰陽師達は己のやって来たことに気づくんだよ、カンナはその静かな争いに終止符を打つ役割になってもらい、私達は傍観者になりゆっくり観戦さ」

「それって……」


 目の前に立っているのが同じ人間ではなく悪魔に見え高雪は「貴方のやってることは悪魔同然ですよ!こんな事をするよりも直接話すべきです!」と声を張り上げる、が彼女はカラカラと笑う。


「カッカッカ!平和ボケが過ぎるんじゃないか?そもそも魑魅たちが元は誰か知ってるのか?」

「罪人達では?」

「お偉いさんの戯言か……彼らの本当の姿は善良な陰陽師さ」

「な……」

「ヒーローぶってるお前たちが生んだ産物だよ」

「ありえない!私たちが何を!」

「まぁ高雪の所は知らなくても当然か、それなら良い機会だから説明するが、お前たちは宗教やクラブなどを作り人々を誘拐して陰陽師にする、そして使えなくなったらゴミのように捨てる」

「でもそれは大事件になってもう今じゃなくなったんじゃ!」

「まだ続いてるよ、しかも今じゃ女の陰陽師達に子供を生ませてその子達を駒にしようとしている、

お偉いさんは私たちを道具としか見てないんだよ

そんな捨てられた陰陽師達は怒りと憎しみに身をもやし悪魔に命を売って魑魅になる」

「貴女の言っていた勇者ってそういうことだったんですか……」


 彼女の言葉はまるで実際に見たような言い方で計り知れない力を感じ思わず返す言葉が見つからなくなる。


「翠さんあなたは誰なんですか……」

「私か?私は子供の時に陰陽師達に誘拐されて無理矢理陰陽師にさせられた一般人さ……いや違うな、訂正しよう陰陽師の皮を被った魑魅さ、もちろんこの子達も同様……」


 手を二回叩くと周りにいた弟子は高雪に武器を向けて構える。


「ようこそ、我ら魑魅の城へ!」

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