第3話 本文

父は被害妄想が強すぎる。私と会話がなくても、二人以外は他人しかいない時も第三者と諍いになる。

これが一緒にいると嫌な理由。最近、潜在的な部分が似て来たので怖い。

これはカルシウム不足と信じたい。更年期障害ではないと信じたい。

近況を書くと…職場で感染者が出て入居者と勤務日数が減っている。

会社は医療法人なので介護事業から撤退しないと思うが予想はつかない。そんな感じ。

私は感染していないので大丈夫。(これは話してよし)

親を気にしないわけではないが、今までのことを振り返ると連絡をしたくない。

話すこともない。(これを話すかどうかは任す)

つうか今までなぜメールアドレスも住所も教えないんだよ。

親の手前、しょうがなくSMSしてただけなら信頼されてない証拠だな。

私のメールアドレスは絶対教えるなよ。もし教えたら連絡を絶つからな。

返信しなくてもいいよ。今更、50過ぎのおっさんが妹にマジ説教されるなんて怖すぎるしw

反論しても黙殺されるのに慣れ過ぎてしまった。父の顔を見たら怒りがこみ上げるだけかもしれない。

安楽死が許されるならすぐ死んでる。今は一人でも寂しくないし、人間が大嫌いだから。

総入れ歯になって頭頂部ハゲてる自分を含めてね。(事実)

親と連絡を取らないほうが凪状態でいいんだよね。生まれてきたくて生まれたんじゃねぇよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る