第2話 遺書のようなもの

君がこれを見つけたということは私は死んでいるか臨死状態に違いない。

私文書を第三者へ渡すなんてプライバシー配慮の欠片もないなw

見つけ易い場所へ置いていたのに家族は見つけられずw

君が警察や親族の誰かなんて今更どうでもいいことだ。

これを探す過程で、君は私の名誉を棄損するものを見つけたかもしれない。

いやらしい文書、画像、動画。それも私を構成する一部ではあるが全てではないw

このメールを読んだだけで私を理解したというのは間違いだと指摘しておく。

このメールを読みたくなければ読まなくていいし。見せたければ家族へ見せればいい。

これは妹へのメールという形で書いたので、支離滅裂、不明なこともあると思うが

これを書いている時点の私は至って正常であることを伝えておく。

ここに書いてあること以外は私にとってたいしたことではない。自分に関する記述がなくて

落胆する人もいれば、喜ぶ人もいるかもしれない。ちなみに私は落胆しかしたことはないw

では始める。別に太宰や芥川を気取ってるわけじゃないんでw

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