人物録

ロザリーの想い

 私はフランボワーズ王国内の海沿いの小さな港町にある宿屋の長女として生まれた。


 小さな港町だけど美しいピンク色の砂浜があり、夏には少なくはない数の貴族たちが保養地として、商人たちが観光客目当ての出稼ぎに集まる。

 冬になれば観光客はめっきり減るが、冬は冬で新鮮で質の良い身の引き締まった豊富な海産物を目当てに、行商の商人や一部の物好きな美食家たちがやってくる。

 これといった特徴はその程度の、そんな田舎町だ。


 私は小さな宿屋を経営している実家を幼い頃から手伝いながら、妹の面倒も見ていた。

 私にとってはそんな生活が当たり前だったし、ずっとこの小さな港町で一生暮らしていくのだと思っていた。

 でも、そんな日々にも変化が訪れた。


 私の10歳の夏がまだ始まる前だった。


 王都の王立大学で魔法科を教えていた賢者様が滞在した。

 教授職を引退して、様々な土地を旅しながら趣味で絵を描いているそうだった。

 その滞在中に、私達姉妹に世界中の色々な土地の話をしてくれた。

 聞く話はどれも、見たことも聞いたこともないような話ばかりで、聞いているだけで楽しく興味をそそられ、胸がドキドキした。


 賢者様は、他にも読み書きや基礎的な魔術理論を教えてくれたりもした。

 私は宿屋を手伝っていたため、簡単な読み書きや計算はできたのだが、それだけではない普通の平民が知る以上の教養を得ることが出来た。


 魔術については、それ以上に得るものが大きかった。

 賢者様の教え方もわかりやすかったけど、私は意外にも魔術の才能があったのだ。

 その才能は、自然世界に満ちている魔素に愛され、敬うことで自然と身に付くそうだ。


 魔術を使うための源になる魂の力の使い方、呪文の詠唱による魔術の発現の仕方など基礎的な理論を理解したら、すぐに私の主属性の氷弾グラシェ・グランスを使えるようになった。 

 最初は小さい氷の粒が出てくる程度だったけど、賢者様は筋が良いと褒めてくださり、私は嬉しくなって何度も繰り返した。


 魔術は才能がなければ一生使うことが出来ないらしく、妹はなかなか使うことが出来なくてベソをかいてしまい、最終的には諦めてやめてしまった。

 それでも私達姉妹は、賢者様のお話を一緒に聞いたり、読み書きの勉強のための本を楽しく読んだりした。

 私はいつしか、自分の目でほかの町や国、外の世界を見てみたいと思うようになっていった。


 結局、賢者様は2年もこの町に滞在した。

 その間に、私は王都の大学に通いたいという話をしたら、賢者様は王立大学へ推薦状を書いてくださった。

 入学の許可の通知が到着した時にわかったことだが、入学金は免除され、授業料も優秀な成績を残し続ければ免除されるという、特別奨学生の好待遇だった。


 その頃には、賢者様は次の土地に向けて旅立っていて、御礼の言葉を直接伝えることが出来なくて残念だった。

 でも、外の世界に出ればきっとどこかでまた会えるだろうと思い、その時に直接伝えようと思った。


 私は12歳の夏の終わりに大学に入るため、一人で乗り合い馬車に乗って王都に出発した。


 生まれて初めてあの小さな港町を出て、しかも一人で王都のような大都会へ行くのは不安でたまらなかった。

 家族はみんな泣きながら見送ってくれた。


 父と母はきっと一緒に付いていきたかったと思う。

 でも、家にはそんな余裕のないことは、まだ幼い私にだって分かっていた。

 だから私は無理に笑って、涙を必死にこらえた。

 乗合馬車の中でも子供の一人旅に、馬車の御者や一緒になった人たちは気遣ってくれていたが、私は感謝を言いつつも泣いていた。


 無事に問題なく王都に着いたが、3日かかった道のりで私はクタクタになっていた。

 それでも、私は初めて見る王都に目を奪われた。

 全ての建物が大きく、どこまでも広がり、見たこともない数の人々で溢れていた。


 私はこの日から住むことになる、大学の学生寮にやってきた。

 初めに、母親より年上だと思われる寮長に挨拶をした。

 ちょっと神経質そうだけど、品の良さそうな人に見えた。


 寮のことを色々と説明してもらい、部屋に案内された。

 二人用の相部屋だった。

 一緒に住むことになる人がどういう人になるのかわからなくて不安だったが、すぐにその不安は消えた。


 この時に初めて、ルームメイトになるマリー先輩と出会い、すごく綺麗な人だなあと思った。


 マリー先輩は、この王都にある冒険者ギルドのギルドマスターの孫娘で、実家も王都にあるが、寮での共同生活を経験するために住んでいるそうだった。

 マリー先輩のご両親は、先輩がまだ物心が付く前に亡くなったそうだった。

 そのため、祖父であるギルドマスターに育てられたらしい。


 その祖父の仕事を手伝うため、ギルド経営に必要な知識を身につけるために大学に入ったという話だった。

 すごくしっかりした人で、本当に頼れる人だった。


 しかし、私は入学してすぐに自分は場違いだと思い知らされた。

 クラスメイトはみんな、王族や貴族、大金持ちの商人の子息たちだった。

 私のような、田舎の小さい宿屋の娘みたいな平凡な平民なんているわけがなかった。

 当然、友達なんてできるわけがなく、一人で過ごすことが多かった。


 そんな私にちょっかいを出してくる意地悪な子たちも当たり前のようにいて、何度も心が折れそうになって、隠れて泣いてばかりいた。


 そんな時にはマリー先輩が何度もかばい、助けてくれ、慰めてくれた。

 私は、マリー先輩を本当の姉のように頼り、慕った。

 私はずっとマリー先輩以外とは誰とも仲良くはならなかった。


 だからこそ、私は必死に勉強した。

 その結果として、魔法科の主席になり、誰も私に絡んでこなくなったし、私も誰にも関わらなかった。

 勉強することだけが、この場所での私の存在意義だったから。 


 私が3年生の終わりの時、マリー先輩は卒業した。

 その時からマリー先輩は、実家の冒険者ギルドを手伝い出した。

 私もそれに合わせて冒険者ギルドで働き出した。

 もちろん、大学の年度替わりの長期休暇の間だけだったけど、少しでもマリー先輩に恩返しが出来たら、と思ったからだった。


 マリー先輩もそのことを喜んでくれ、初心者の私でもできる仕事を選んで振り分けてくれた。

 楽しい仕事ではなかったけど、どれもやったことのないことばかりで新鮮だった。

 鬱屈した大学生活の気張らしになり、かつて感じた外の世界への憧れを少し思い出した。


 王都の郊外に出るような仕事の時には、ギルドの先輩たちも手伝ってくれた。

 みんな変わった人たちばかりだったけど、頼りになる先輩達だった。


 夏が終わるとまた大学に戻り、いつもの日々が待っていた。

 マリー先輩と入れ替わりに来た新入生の子は、どこかの大きな貴族の子で私とは話も合わなかったので、顔を合わせたら挨拶をする程度の仲になった。

 その子は要領がよく、大学内に多くの友達ができたようだった。

 私について有る事無い事、様々な噂を立てていたようだが、私は気にしなかった。


 次の夏には、マリー先輩に婚約者が出来ていて、すごく幸せそうだった。

 その相手も何度か見かけたが、育ちの良さそうな人だなあと思った。

 その人は違う国の貴族出身の冒険者で、ギルドマスターも認めるほどの能力があり、マリー先輩とも想い合っているように見えた。


 もちろん、私は実家には毎月手紙を出し、実家からの返事も来た。

 ある時に、妹に好きな人が出来たという手紙が来た。

 同じ港町の漁師の息子の男の子で、私も知っているちょっと乱暴な子だった。

 妹ももうすぐ成人するし、もうそんな年になったんだなと思った。

 私には縁のない話だと思って、読んでいて苦笑いをした。


 また新しい夏が来る直前、マリー先輩から連絡が来た。

 新しい冒険者の男の子がいるから、仕事を手伝ってほしいと言われた。


 その話を聞いていて、婚約者との話が破談になって落ち込んでいたマリー先輩も立ち直ったかのような感じの話しぶりだった。

 私は、あんなに助けてもらったマリー先輩の助けになれなかった自分を情けなく思ったが、その男の子が何かを変えてくれたのだろうかと思った。

 その男の子に興味を持ったし、少し恨めしく思ったりもした。

 でも、前の婚約者の事を忘れるぐらい凄い人なんだろうと思った。


 初めて冒険者ギルドの受付でその人とあった時、すごくかっこいい人だと思った。

 それと同時に、魂の奥底が震える感じがした。

 少し涙がこぼれたのは不思議だったけど、バレないようにそっと目を隠した。

 もしかして、これが一目惚れなのかなと思った。


 でも、それがすぐに勘違いなのだとわかった。

 なんて失礼な人なんだろう、と怒ってしまった。

 年下のくせに子供扱いしてきたり、人の名前も間違えるし、初対面なのに馴れ馴れしい。

 アルセーヌ・ド・シュヴァリエだなんてご大層な名前、どこかの勘違いをした貴族の息子に決まっている。


 それに、何でも分かっているような口ぶりをするくせに、何にも知らなかったり、本当にどうしようもない人だと思った。

 なんでこんな人を、あのマリー先輩が気に入って紹介してきたのか、不思議でたまらなかった。

 でも、何度も謝っていたし、紹介してくれたマリー先輩の顔を立てるために、一応は一緒に仕事に出掛けてみることにした。

 一度だけは行ってみるけど、次からはもう行かないつもりだった。


 だけど、話をしてみると、記憶がなくて困っている所をギュスターヴさんやマリー先輩に助けられて、恩返しの意味で冒険者をしているという話を聞いて、少し罪悪感を覚えた。

 記憶がなかったら何にも知らなくて当たり前だし、そんな人を何にも知らないと断じてバカにしたり怒ったりするなんて、大学の人達と何が変わるのだろうかと、少し自分を恥じた。

 でも、彼はそんなことは気にしないで明るく振る舞っているようだった。


 森の中でゴブリンに遭遇した時は彼を見直した。


 とっさに立ち上がって私の前に出て、ゴブリンたちの足止めをしてくれていた。

 少し足は震えていて、自分も怖かっただろうに、きっと勇気のある人なんだと思った。

 私はその隙きに氷弾グラシェ・グランスでゴブリンたちを倒した。


 でも、彼はその後にゴブリンと話をしていただけなのにひどいことをする、と言って苦笑いをしていた。

 きっと、自分で倒せなくて悔しくて口から出た言い訳だと思った。

 ゴブリンなんて、知能の低い野蛮で下品な化け物で、会話になるわけがないのだから。


 私は強がってはいたが、もちろん私だって怖かった。

 もし捕まっていたら、どんなひどい目に遭わされるか分かっていたし、いつもは私が先輩たちに助けてもらっていて、自分で仕留めたのは今回が初めてだったからだ。

 だから、私は前に出てくれた彼を素直に認めようと思った。


 この後も、何度か一緒に仕事をした。

 ほとんどは王都内の仕事で、外に出ても隣の村までの荷物運びや、せいぜい人畜無害の雑食うさぎのウサッフィー狩りぐらいの簡単なものばかりだった。

 でも、彼と一緒にいるのは楽しかったし、お互いにいいコンビなんじゃないかと言って笑い合うほど親しくなった。


 彼が食事に誘って来た時に、どうすればいいのかわからずにマリー先輩に相談した。

 私は、同じぐらいの年の男の子から食事に誘われたことなんて、今まで一度もなかったからだ。


 しかし、マリー先輩は何を勘違いしたのか、私達がデートに出かけるのだと思ってしまった。

 私は否定したけど、マリー先輩は信じてくれなかった。


 私が中級冒険者への昇級をした時に、彼が一緒になって喜んでくれて嬉しくなって思わず抱きついてしまったことを見て、私が彼を好きで、彼はそれに答えようとしているのじゃないかって楽しそうに笑っていた。


 私は正直、この時はまだ一人の仕事仲間から友だちかな、ぐらいにしか思っていなかった。

 だから、私はマリー先輩にされるがまま、戸惑っていた。

 でも、着飾られた自分を鏡で見て、自分でびっくりしてしまった。


 自分でも信じられないぐらいオシャレなドレスを着て、綺麗に品の良い化粧までしてあり、髪の毛もスッキリと滑らかにとかされていた。

 こうなってしまった自分に、本当にデートに行くような気分になってきて恥ずかしくて、緊張して心蔵の音が聞こえてくるくらい胸が高鳴っていた。


 しかし、待ち合わせ場所(これはマリー先輩に言われるがまま、彼に伝えてしまった)に行くと、彼は普段どおりの格好でいつもの自然な感じで待っていた。

 それを見た瞬間、自分だけが舞い上がっているようで、すごく恥ずかしくなってしまった。


 その後は、あまり覚えていない。

 何だか、夢を見ているような気分だった。

 入ったこともないオシャレなレストランで食事を食べた。

 何を食べているのか味がわからないほど緊張して、彼の話していることもほとんど耳に入ってこない。

 でも、彼はまるで、はるか年上の男性のように私をエスコートしてくれていた気がする。

 ずっとフワフワしたような気分だった。


 食事が終わって帰ることになり、夢から覚めたかのように気が楽になった。

 私達は、いつもの自然な関係に戻っていた。


 しかし、途中で傭兵ギルドのならず者たちに絡まれてしまった。

 私は、一気に最悪な気分になってしまった。

 でも、彼は機転を効かせて、その場から私達は無事に逃げ出した。

 この時に、私は彼に抱きかかえられて、また胸が高鳴ってしまった。


 私は気がついてしまった。

 やっぱり私は、この人が、アルセーヌ・ド・シュヴァリエという人が好きなんだって。


 この後から、何度もそう思うことがたくさんあった。

 獣人の子供であるレアを守るために、大きな借金を背負ってまで引き取った時も。

 家族を目の前で失ったレアの境遇を思って涙を流し、私も涙を流した時も。

 悲しみに明け暮れるレアを癒やし、笑顔を取り戻させた時はもっと。


 商人のロチルド様の息子のフィリップの件の時だってそうだ。

 小さな懸念だけで、無駄足になるかもしれない話だったけど、引き受けた。


 でも、その勘は正しくて、あの凶暴で有名なオーガが現れた。

 私達は、みんな死ぬかもしれない危険な目にあった。

 彼は私達を助けるために、強大なオーガを相手に勝ち目のない一騎打ちをした。

 そして、盾も砕け、剣も折れてしまい、ボロボロの体でも彼は立ち上がった。

 あのオーガですら、彼を一人前の戦士と認めたけど、私は彼を失ってしまうのが怖かった。


 だけど、彼は魂の鑑定で能力がないと言われていたのに、見たこともない不思議な力でオーガに勝ってしまった。

 私は勝ったことより、彼が生きていてくれただけで嬉しかった。

 勝っただけじゃなくて、戦いの後に自分を殺そうとしたオーガと楽しそうに語り合う彼の姿は、私の目にはまるで物語の英雄のように映った。


 でも、あの恐ろしい聖騎士がやってきてしまった。

 レアを深い悲しみに落とした張本人で、今度はオーガ諸共、私達も殺しに来たようだった。

 彼は仲良くなったオーガを殺されたことに怒り、聖騎士に斬りかかった。

 彼は返り討ちにはあったが、相手はこれ以上誰も殺さずに去っていってくれた。


 その後、彼が2日も目を覚まさなくて、このまま二度と起きないんじゃないかと怖くなった。

 私は、眠りにつくことも出来なくて、ずっと看病し続けた。

 彼が目を覚ました時、涙が止まらなかった。


 この頃には、私は本当に彼のことが好きになっていた。

 彼と出会ってからの夏の間だけのたった2ヶ月間、今年の夏は一生忘れることができない日々だった。

 いつの間にか、いや違う、初めから彼に恋に落ちることが決まっていたかのようだった。

 こんなことが私の人生に起こるなんて、思っても見なかった。


 彼は、アルセーヌ・ド・シュヴァリエという人は本当に不思議な魅力のある人だ。

 子供だなと思えば大人びていたり、バカだなと思えば理知的だったり、臆病だと思えば勇敢だったり、雲のように掴みどころのない感じのすごく優しい人だ。


 でも、私は彼の記憶が戻ってしまったらと思うと、怖くなる。

 この国で、文字の読み書きができるだけでも、限られた人間だけだ。

 しかも、彼は楽しそうに色々な本を読むことのできるほどの教育を受けてきている人だ。

 名前からしてそうだし、きっと本当は私なんか手の届かない身分の人に決まっている。

 今は一緒にいてくれているけど、記憶が戻ってしまったら、どこか遠くに行ってしまう気がする。


 それに、彼が私のことを本当はどう思っているのかもよくわからない。

 友達程度には想ってくれてはいると思うけど、それ以上はないと思う。

 一緒に暮らしていても、手を出す素振りもないし、本当は何を考えているのかもわからない。


 ギルドの受付で、マリー先輩にいつも鼻の下を伸ばしているから、女の人に興味はあると思う。

 いつも見ていて、胸の中がモヤっとする。

 でも、それも仕方がないと思う。

 マリー先輩は本当に美人だし、私なんか相手にもならないぐらい魅力的だ。

 しかも、知的で面倒見も良くて、彼だって実際に助けられてもいる。


 もし、彼が好きになってしまったとしても、当たり前の話なんだ。

 だけど、私は素直に祝福できない。

 私は嫌な女だ。

 マリー先輩にあんなにお世話になったのに、もし彼が好きになっていたらと思うと、もやもやして焦ってくる。


 でも、私は今の関係から先に進む勇気も自信もない。

 彼は私みたいにチビで、子供っぽい体型なんて興味ないんじゃないかって思ってしまう。


 私は、彼と一緒にいられるだけでも今はそれでいいと思ってしまう。

 もし私が想いを打ち明けて拒否されてしまったら、今の関係が壊れてしまったらと思うと怖くなってくる。


 私はこれから先、彼のことを知れば知るほど、もっともっと好きになっていくと思う。

 いつかはこの想いを抑えることができなくなる気がする。

 でも、私はこの想いを今はそっと胸の奥にしまっておこうと思う。


 空色の魔術師ロザリーのアルセーヌ・ド・シュヴァリエという人への恋心を。

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