第2章―戦いの砲火―1

――時は西暦4443年。大軍事帝国アザゼルと、ゼノア連合との果てしない死闘の戦いは250年に及ぶ、終りの見えない戦いだった。その間、戦争と冷戦を繰り返し。不安定な情勢の中、人々は常にアザゼルの脅威に曝された。繰り返される戦いにより深傷を負った両軍は、一時的な停戦協定を互い交わすと世界は冷戦状態に入った。


 一旦はこの世界に『平和』が訪れたかのように思えたが、沈黙していたアザゼル軍の動きが地上で再び表面化し活発化すると、ついには停戦協定は破れ、再びアザゼル軍とゼノア連合軍との長い戦いの幕が切って落とされた。


各地ではアザゼル軍の突然の攻撃に対して、警戒を強める一方、それを嘲笑うかのようにアザゼル軍に及ぶ各地に向けた総攻撃が再び開始されたのだった。瞬く間に嵐のように空と大地を赤く染めるとその脅威的な存在を世界に再び知らしめた。そして、その戦いは今も長く続き。宇宙と地球では両軍との戦いはさらなる激戦を辿った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る