第3話 両親との別れ

オークを倒すとレベルが10になった。

壊れた我が家の玄関を潜ると中にはゴブリンが居た。

喉に剣を刺し、瞬殺した。

もうゴブリンは敵じゃない。

そのままリビングに向かうと両親が変わり果てた姿になっていた。

周囲に居た3匹のゴブリンの首を泣きながら切り捨てた。

姫も後ろで泣き崩れていた。

蘇生魔法をと祈ったが、クリエイトでも無理だった。

すると隣の姫の家から悲鳴が聞こえた。

姫の母の声だ。

慌てて姫の家に向かうと姫の母がオークに斧で斬られていた。

後ろからオークを蹴飛ばし、倒れたオークに跨って首を斬った。


「りゅうちゃん、姫をお願いね。姫を守ってあげて。姫、幸せになってね。」


その言葉を残し、姫の母は息絶えた。

俺は絶対に姫を守りますと誓った。

すると結界とプロテクトの防御魔法を獲得した。

姫の家は母子家庭だったので姫には母しかいなかった。

うちも両親を失ったので俺も一人だ。

こんな世界になってしまったが、これから姫と二人で生き抜いてやると心に決めた。

姫を家に残し、結界を張った。

俺は強くなるために周囲の魔物を狩りまくった。

ここはゴブリンだけでなく、オークも増えてきている。

おそらくゲートが近くにあるのだろう。

大方の魔物を狩りつくした後、気配探知に集中しゲートを探った。

するとスキルマップを獲得し、脳内に地図が展開し魔物の位置がマッピングされた。

マップを凝視していると新たな魔物がポコポコ湧き出している場所を見つけた。

場所は裏山の頂上にある神社辺りだった。

急いで現場に向かうと徐々に魔物の数が増えてきた。

山の中で火魔法は危険と判断し、風魔法を得ることにした。

ウィンドカッターで魔物の首を次々に斬り落とした。

ドロップアイテムを拾うのが面倒だし、時間がもったいないと考えると自動収納というスキルを獲得した。

ドロップアイテムが自動的にインベントリへ収納されるスキルらしい。

非常に便利だ。

そのおかげで移動速度がアップした。

神社に辿りつくと境内は魔物で覆いつくされていた。

火魔法も風魔法も神社に被害が及んでしまう。

悩んだ末、氷魔法で全滅させることにした。

ブリザードですべてを凍らせ周囲に居た魔物を全滅させた。

周囲を探索すると神社の裏に大きな穴をみつけた。

ここが異世界とつながるゲートのようだ。

土魔法で穴を完全に塞ぎ、結界を張り、さらに封印魔法をかけ魔物が出てこないようにした。

これでこの町に新たな魔物が現れることは無いだろう。

気付かないうちに多少ケガをし、血が流れていた。

回復魔法がほしいと考えるとヒールを獲得した。

ちょっと遅くなってしまったので姫が心配しているかもしれない。

急いで姫を残した家に帰ることにする。


*ステータス

 名前: 桜井 隆司

 性別: 男子

 年齢: 16歳

 体型: 176cm、60kg

 レベル: 15


 HP: 260

 MP: 180

 STR: 200

 DEF: 150

 AGI: 200

 DEX: 150

 幸運: 100


 スキル

  鑑定、インベントリ、マップ、身体強化、気配探知、パーティ編成、

  スキル付与、錬金術、鍛冶、剣術、精神耐性、自動収納


 魔法スキル

  火魔法(ファイアボール、ファイアウォール)

  風魔法(ウィンドカッター)

  氷魔法(ブリザード)

  土魔法(アースウォール)

  光魔法(ヒール、結界、プロテクト)

  

 ユニークスキル、加護

  創造神の加護、クリエイト、成長促進

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