謎の組織
中国の主要都市を乗っ取り、秘密裏に何らかの計画を企んでいた組織。
今や中国の内政は彼らに支配されており、主席や上級官僚も軒並み洗脳されている。
日本の駐在大使(洗脳済み)を返還する目的で日本大使を招待したが、東条やら藜やら余計な物が色々くっついてきて、挙句の果てに駒の一つだったマフィアのボスが自力で洗脳を解いたせいで計画をバラされ、世界を敵に回した。
中国で誕生した大罪【色欲】が滅ぼした廃都市を活用し、工場を建てて兵器を大量に生産していた。しかし一人潜入しに行った藜によって、その三分の一が機能停止に追い込まれた。現在は復旧し、稼働している。
日本の声明によって、彼らの危険度は全世界の首相が知ることとなったが、どこにスパイが潜んでいるか分からないため、慎重にならざるを得ない状況にある。世界の上層部は焦って軍備を整えたり情報を集めたりしているが、混乱を避けるために国民には知らされていない。
日常は変わらず、人々は呑気に過ごし、世界の殆どは今日も平和なものである。
・???
組織のボス。
男。年齢は二〇代後半。
金色の長髪。金色の瞳。薄褐色の肌。超絶美形。
白い布を羽織った様な、キトンと呼ばれる服を着ている。
とある神殿でアルバと親しげに話していた。ステラ同様、この世界の頂点が目をかけるほどの人物。らしい。
【能力】
・洗脳
ワンに対して強固な洗脳を施していた。しかし他の人間はプレムに任せているため、洗脳が主な能力ではないと思われる。
【現在の行方】
不明
・プレム アイアンガー
cell:不明
【プロフィール】
二四歳。
身長一五八㎝。
健康的な褐色の肌。エルフの様に長く尖った耳。美しい銀色の長髪。
横一線に凄惨な傷を残したまま、潰れている両目。
草と蔦を巻き合わせた様な前衛的なワンピースを着ている、可愛らしいアジアンな美女。
愛を知るために自分の両目を潰したイカれた女。地球を愛で埋め尽くすため、増えすぎた人類を間引こうとしている。
指示を出し中国を操っているのはボスだが、駒である数千万人を洗脳しているのは彼女。
セトやダムナっさんと仲が良い。
【能力】
・魔法陣を使った強固な洗脳。
・行動のキャンセル。
脳と肉体を繋ぐ回路に誤作動を起こし、プレムに害が及ぶ行動を取れなくする。東条がプレムを殺そうとその首にナイフを突き立てたが、実際はその場から動いてすらいなかった。
・精霊召喚。
プレムを守る人工精霊を作り出す。
・障壁。
東条に障壁の膜を殴られた際に「痛い」と発言していたことから、ただの魔力障壁ではないと思われる。
【現在の行方】
不明
・セト
cell:不明
二八歳。
藜組が逃げようとした際、突如漆黒の泥から現れた不気味な女。
死人の様な白い肌。
ねっとりと歪んだピンク色の瞳。
黒とピンクに染まった毒々しいボブカットの髪。
その顔には悍ましく、底冷えする様な笑顔が張り付いている。
口調も粘っこく、口癖は「にゃ」「んにゃ」「うにゃ〜」。
金と白の祭服を羽織っており、廻星教と見て間違いない。ただ不可解なことに、東条がダムナっさんを剥いて尋問するも、教内にそんな人間はいないとのことだった。
プレムを適当に可愛がったり、ボスの話もまともに聞こうとしなかったりと、かなりの自由人。しかし藜と同等だったワンを片手間で肉団子にしたのを見るに、こと戦闘に於いては底が知れない。
なぜかは分からないが、東条に異常な執着と共感を抱いている。
反対に東条は、彼女に対して本能的な殺意と嫌悪を抱いている。
彼女の言った「同じ混沌どうし」という言葉が、東条の脳裏にはりついて離れない。
こういう女が一番かぁいい。
【能力】
・何もない空間から、いきなりドロドロと現れる。
・泥で船を丸ごと飲み込んだり、泥のゲロを吐いたり、自分が泥になって爆散する。戦い方が精神衛生上とても良くない。
【現在の行方】
不明
ディヴィナ ダムナティオ
cell:支配系 【
【プロフィール】
三五歳。
身長一六五㎝。
おっぱいが大きい。
廻星教大幹部・枢機卿。
焦茶色のゆるふわカールを腰まで下ろし、常にお淑やかな微笑みを浮かべている。
誰に対しても優しく物腰の柔らかい人だが、他人を信じやすく、優しくされるとすぐに勘違いしてしまう。
東条とノエルの都合の良い女。
ことあるごとに東条に呼び出されては、世界の情勢や裏の情報を無理やり聞き出されている。その際の手法は……、ここでは言わないでおこう。彼女の尊厳のために。
王のためなら人間を殺すのも辞さないイカれた集団の幹部だが、王がやめてと言ったらすぐにやめる聞き分けの良さも併せ持っている。何だか憎めない集団。
教団が謎の組織に通じているという事実は、幹部である彼女も知らなかった。
あとおっぱいが大きい。
【能力】
・神獣化
馬鹿げた耐久力を誇る巨大なジャガーに変化する。完全変化後の体長は一〇〇mを超える。
・黒炎
禍々しい黒い炎を操る。この炎は物理的事象に作用しない代わりに、魔素由来の事物を概念から燃やす。
しかし本当に危険なのは常時体から噴出している煙の方で、これに見るか触れるか吸い込むかのいずれかをしてしまった時点で、彼女の術中に嵌り五感が消える。
東条ですら見分けられなかったのを見るに、最強の初見殺しと言っても過言ではない。
【現在の行方】
東条と廻星教の間で、教皇公認の二重スパイをしている。公認なのだから最早スパイですらないが、教皇もなぜかそこら辺はルーズなので処分は免れている。
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