前回までのあらすじ

 約三年? くらい? 前に日本を出た東条とノエルは、ハワイに到着してバカンスやフェスティバルを楽しんだ後、メキシコに渡りラブラブした。


 その際、王の解放を目的とした宗教集団【廻星教】に遭遇し、幹部をひん剥いた後都合の良い女にする。


 何か裏でヤバい組織動いてね? ってことで世界中が警戒態勢に入る。



《一三巻》

 見美にお願いされ、東条とノエルは激ヤバ組織の本拠地と思われる中国に訪れることになる。


 藜組と龍掌会が戦争をおっ始める中、東条とノエルにも組織の魔の手が迫る。しかし普通に振り払い、「こいつ色欲じゃね?」ってことで逆に捕獲しようとエルフ耳の女プレムを追いかけ回す。


 収集のつかない乱戦に二人も参戦し、そこへ得体の知れない不気味な女セトも登場してカオスに。一触即発の事態になるが、自身の心臓を潰し洗脳を解いたワンが足止めしている隙に、東条達は辛くも日本に帰還した。



《一四巻》

 何やらきな臭くなってきた世界情勢に、各国首脳も本格的に国防の準備を始める。


 せっかく結婚してダラダラしようと思っていた東条も、妻や両親や友達がいる日本を守るために、情報を集めつつ選帝者を探し回っていた。


 そんな彼に、ステラから依頼が入る。

 曰く、得体の知れない国の一つであったイギリスが動くらしいから、お前行って調査してこいとのこと。


 ヨーロッパは行ってみたかったし、楽なカメラマン程度ならいいよ〜と承諾するも、到着してびっくり。

 イギリスには独自の概念と価値観が根付いており、人間と龍との間に本能的な確執が生まれていた。


 差別され嫌な気分になりながらも旅行を楽しんでいた二人だったが、スピリットアウェイに巻き込まれて気づいたらダンジョンに。

 そこで調停者テュポンと龍、異形の子供達と出会い、仲良くなってしまう。


 二人はテュポンがこの場所に留まっているのは、龍種の使徒が八体も集まっているという状況を危険視してのことだと考えていたが、実は彼が見ていたのは子供達を産んだ親の方だった。


 テュポンが何度も繰り返す【陣営】という単語に疑問を覚えるも、自分が既にステラ陣営に分類されていることを知り、東条の我慢もいよいよ限界に達する。

 今まではぐらかされていた秘密の開示をステラに要求し、帰ってきたら教えると言質を取った。


 イギリスと龍との戦争には不干渉を明言していた東条だったが、アーサーことアリアを助けないと世界が滅びるとステラに言われ、仕方なく護衛につく。


 戦争は龍の勝利に終わったが、全員が大切な物を失い、悲嘆の中日常に戻った。


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