15巻〜Cαll of ◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️〜
【おさらい】選帝者
〔選帝者〕
《大罪系》
【傲慢】
ステラ L レックス cell:【
・プロフィール
一五歳。目の覚めるようなブロンドのツインテール。透き通る碧眼はナイフの様に鋭く、八重歯が可愛い。洋服は考えるのが面倒なので基本デニムパンツ、Tシャツ、スニーカーしか着ない。
天上天下唯我独尊、この世に存在する全ての人間は自身の劣化品として認識しており、故に完成品である自身には人類を守護すべき責務があると理解している。
基本的にアルバだろうがノエルだろうが、モンスターは敵として見ている。しかしだからと言って自分以外の人間を信用することはなく、どれだけ仲を深めようと人間は多少知能の高いモルモット程度にしか思っていない。ただ他選帝者とは違い、絶対的な人類の味方であるため、もし助けを求めるなら一見親しみやすそうな東条やガブリエーレではなく、厳しくも優しい彼女を頼るべきである。
・犯した大罪
自身の卵子を元に培養と実験を繰り返し、個性を持った三人のクローンを生み出した。他にも無断で多くの生態兵器(モンスター由来の兵器)を開発したり、ステラの名の下に傭兵を雇って軍隊化させたりなど、最早一個人の所有していい権力の範疇を超えている。今のところ国にも莫大な利益を出しているため、黙認されている。
人類の味方ではあるのだが、科学の進歩のためなら道徳性や倫理性は不要と考えるたちの人間であり、大局的な勝利と利益のためなら、どれだけ人間が死のうが構いやしない素晴らしい人格の持ち主である。
・能力
あらゆる事象を看破する魔眼を所有しているが、それはあくまで副次的な物らしく、本来の能力は別にある模様。時折預言者めいた発言をすることがある。
全ての魔力を目に吸い取られているため、身体強化は出来ず、戦闘力はゼロに等しい。
・現在の行方
イギリスのダンジョンから帰還した東条にビデオを貰った際、何らかの能力を発動。自身の陣営が後手に回っていることを悟り、ガレオンを連れて自らギリシャに向かった。
【怠惰】
東条 桐将 cell:【
・プロフィール
二四歳。黒髪短髪。人相の悪い本作の主人公。デパートで仲間の大量死を目にしたトラウマから不眠が続き、目の下にはうっすらとしたクマが染み付いてしまっている。
傷心中に出会った蛇と意気投合して旅をしている最中、その蛇が大地の王とかいう壮大すぎる宿命を背負った幼女と知り爆笑した。
根は優しいが、自身の欲求に忠実すぎる一面を持つ。cellに侵食された影響もあり、今や彼の行動を縛れる人間はノエル以外に存在しなくなってしまっている。
最近愛する家族が増えたらしく、その害になりそうな物を先んじて潰すために世界を飛び回っている。それも家族や数少ない友、娯楽や好きな文化のためであり、決して世界を守るとかそんなくだらない理由のためではない。正直日本が無事なら、他の国が滅びようと基本どうでもいいと思っている。
ただ自身が渦中にいた場合は、できる限り人命を救助したりと、根っこの優しさが出てしまう時もある。イギリスではそのせいもあって悶々とする日が続いたが、結果的に彼は仲のいいモンスター陣営を選んだ。そのせいでイギリスという国が事実上滅んだわけだが、彼の心は殺された半人半魔の子供達に向いていた。
所構わず暴発する性欲は彼の妻達によって抑えられてはいるが、美人がいるとつい目で追ってしまう。恐るべし怠惰。
・犯した大罪
数えるのも億劫。皇居を自動車で爆走したのを皮切りに、ヤクザと取引、時々国に喧嘩を売り、沖縄にバカンス、そこで起きた一切を隠蔽する。日本に使徒を呼び込んでいたヤンデレ幼女のため、当時の日本軍の精鋭数一〇〇名を惨殺し、挙句国外逃亡している。渡った先で現地のハンター三人を半殺しにし、逮捕。翌日ギルドを半壊させ、逮捕。友人との仲直りマッチでダイヤモンドヘッドを溶解。日本のアイドルと全国放送でディープキスし、彼女に自身のチャンネルでNTR洗脳宣言させオタク達をオーバーキル。グランドフェスティバルで当時のアメリカNo.1を爆殺し、直後にプロポーズ、一躍世界のイカれた人間トップに躍り出る。ノエルのルーツを探るためにメキシコに飛び、結果首都を破壊。中国では比較的おとなしかったが、特大の問題を引っさげて帰還。後イギリス国家滅亡に関与。細かい物を挙げればキリがなく、ギネスブック製作委員会の中では、そろそろ罪の規模と数で彼を登録してもいいのでは? という声も上がっている。
・能力
エネルギーの吸収、変換、放出。シンプルだが世界の根源的な力を操る能力であり、汎用性も高く隙がない。加え当人の戦闘センスも凄まじく高く、好戦的な性格も相まって成長速度が異常。強い奴と戦うのも好きだが、弱い奴を虐めるのも好き。とりわけ高慢で嫌な女を痛ぶり、屈服させることに快感を覚えている。(ディヴィナが彼の毒手に落ちたが、彼女自身満更でもなくなっているところが東条の恐ろしいところ)。
救いようのないカス男。本当にこいつが主人公でいいのか、甚だ疑問である。
・現在の行方
イギリスを滅ぼした後、ステラに世界の真実を聞きに行くも、彼女が既にギリシャへと発っていることを知らされる。激おこぷんぷん丸。
シャルル アンリ cell:?
・プロフィール
二四歳。ブロンドの短髪。緑色の瞳。ジャケットにジーンズを履いた、言ってしまえばどこにでもいそうな穏やかな好青年。心優しく、救済を求めている人を救うために旅をしている。
・犯した大罪
フランス全土で指名手配されている凶悪殺人犯。各地の戦争被災者を『救済』の名の下に殺し回っている。国軍と交戦した際は、精鋭部隊一五〇人を殺害し、逃走した。
・能力
手の平で触れた者を殺していた?
・現在の行方
不明
ラファ ミルザ cell:?
・プロフィール
一三歳。焦茶色の髪。碌に食事も摂れていない貧相な体。生まれつき目が見えておらず、その瞳は白濁としている。
魔力感知である程度は周囲を把握できているが、そもそも魔力の使い方も分からず精度もお粗末なため、身体強化は当然できず、歩くには杖が必須。
現地の武装集団に捕えられ、性奴隷としてボスに献上されるが、ボスの怒りを買って頭を撃ち抜かれてしまう。しかし起き上がった彼女は、首から一〇〇を越える鎖を伸ばし、コロニーにいた武装集団を皆殺しにした。
・犯した大罪
なし
・能力
自身と鎖で繋いだ物とのダメージを共有していた?
・現在の行方
不明
【暴食】
ガブリエーレ アルベルティ cell:『
・プロフィール
二四歳。プラチナメッシュの入った白髪天然パーマ。イタリア人特有の褐色で健康的な肌。彫りの深い端正で可愛らしい顔つきは、実に女ウケが良い。瞳の虹彩は、息を呑むほど美しい虹色をしている。元ミシュラン調査員。竹を割った様な気持ちの良い性格の男。
フェスティバルのバーで東条と鉢合わせ、初めて自分を殺せるかもしれない人間に会い驚き、半ば強引に友達になる。今ではノエルが作った兄弟チャンネルを利用させてもらい、配信しながら美食を追い求めて世界中を旅をしている。
・犯した大罪
食人。
人を食べたレビューを会社に送ったところ、軍に追われて一度渋々捕まるも、新大陸には未知の食材があると聞き看守を優しく眠らせ塀をぶっ壊し脱獄。人類で最も早く新大陸に渡った人間であり、約二年間ターザン生活を送っていたサバイバルのエキスパートである。
・能力
食ったモンスターの能力を取り込むことができ、身体の構成を遺伝子レベルで自由自在に組み換えられる。ノエル曰く、ガブリエーレは東条と似た使徒由来の臭いがするらしく、使徒を食い殺し己の血肉にしている可能性が高い。
その力は未だ未知数。
・現在の行方
ステラに言われ、冒険ついでに選帝者を探している。
【色欲】
ヤン ミンユン cell:【
・プロフィール
享年二九歳。生気の抜けた朧げな瞳。ひび割れてしまった唇。目の下を覆う濃いクマ。決して醜くはない彼女だが、その全身は度重なるD Vで傷だらけになってしまっていた。
しかしそんな彼女の絶望は、唐突に終わりを告げる。世界にモンスターが生まれ落ちた日、ヤンも例外なく災害に巻き込まれた。あわや死を覚悟した彼女だが、そこでモンスターが彼女に見せたのは、殺意でも、敵意でもなく、純粋な好意。彼女はようやく見つけたのだ。愛してくれる人を、愛すべき対象を。
使徒に命令し彼氏を惨殺させたヤンは、蹂躙される街を嬉々として闊歩し仲間を集める。中国の首都を滅ぼしモンスターの楽園を作り出した彼女は、女王として部下達と数千、数万のSEX!! を繰り返し途轍もない速度で軍備を拡張していった。
しかし更なる安寧と拡大を求め新大陸に渡ろうとしていた、その当日、突如現れた一人の男によって、彼女の国は滅亡することになる。子供達が抵抗することも出来ずバタバタと死にゆき、愛した側近すらも犠牲になる中、彼女は一人泣きながら海を泳ぐがしかし、その脇腹を投擲された剣が貫く。傷口から徐々に崩壊していくヤンは、自身の身体を掻き抱き、暗い海の中にゆっくりと沈んでいった。
・犯した大罪
半人半魔の大量生産。個人的な軍備拡張。大量虐殺。国家崩壊。
・能力
オスのモンスターを無条件で惚れさせる。モンスターとの間に子を成すことができ、且つ受精卵を体外に排出することができる。そのため驚異的な速さでの妊娠と出産が可能であり、子供はすぐに戦闘が行えるほどの成体で生まれくる。加え、生まれた子は人間の知能とモンスターの能力を併せ持つため、中国軍を瞬く間に蹂躙していった。
・現在の行方
死亡
ガレオン バーンズ cell:?
・プロフィール
七二歳。約三mの巨躯。はち切れんばかりの筋肉。豊かな白い髭に覆われたイカつい顔面には、長い年月を重ねてきた証である深い皺が刻まれている。
元軍の特殊部隊であり、戦争の惨さを知った後は、子供達の保護活動を始める。
成長した子供達と民間軍事会社『Familia』を設立し、紛争地域の子供を保護し続けていた。その甲斐あってか、最強の聖人として世界的な知名度を誇る。
現在は個人的にステラと契約し、彼女の護衛をしている。
・犯した大罪
子供好きな反面、子供のためには手段を厭わないその苛烈さから、何度も牢にぶち込まれては釈放を繰り返すという異例の経歴を持つ。
世界が変わってからはステラに手綱を握られているため、それほど表立っては動いていない。
・能力
不明
・現在の行方
ステラと共にギリシャへ発った。
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