終章 Grand Festival
48話
――真っ青なキャンパスに輝く日輪。
――その輝きと張り合おうと打ち上がる、数千発の特大花火。
――世界中の食材を扱った露店や出店が、見渡す限り彼方まで並ぶ。
――広大な敷地に建設された、様々なアトラクションに仮設研究ホール。
――用意された中央ステージでは、世界的有名アーティストが爆音でビートを刻む。
――空気を揺らすリズムが人々の足を速め、永遠に続く暴力的な香りが財布の紐を弾き飛ばす。
よく我慢した。
よくモンスターに屈しなかった。
今この時は、前代未聞の災害を耐え抜いた貴様らのためにある。
ここは楽園、夢の園!
騒げっ!踊れっ!賭けろっ!食ってッ、満たしてッ、己の欲を解放しろ‼︎
――……「
アメリカはカリフォルニア。
Grand Festivalの開催を、ここに宣言する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます