恋慕の黒百合
〜Day17・正午〜
――目を覚ますとそこは、見慣れたベッドの上だった。
「……ん、ゥン?」
腹の上に違和感を感じ、見てみると、グデッとノエルが横たわっている。
軽く微笑み、起き上がり、窓の外を見た、
瞬間、
「ッ⁉︎何じゃこりゃァア⁉︎」「あぅっ」
東条は裸のまま飛び起き、ノエルを吹っ飛ばし窓に張り付く。
その先に見えるのは、島全体に張り巡らされた長大すぎる根と、天高く、高くに突き抜ける、20000mを超える大樹であった。
え、何?俺死んだ?ここ天国?混乱する東条の横で、目を擦るノエルが起き上がる。
「おは」
「あ、うん、おは。あれお前?」
大樹を指差す。
「ん。ちょっと頑張った」
「……頑張りすぎだろ」
サムズアップするノエルに、東条も動揺しながらサムズアップする。頑張ったという次元でないのは見て分かる。
「はぁ、」
東条はベタベタする髪を掻き、新しい傷の付いた自分の身体を見た。痛む所はない。傷も塞がっている。
これも全て、目の前の幼女のおかげなのだろう。
「んま、無事なら何よりだ。ありがとよ、ノエル」
「ん。マサもよく頑張った」
グータッチする2人の元に、ノックが響く。
「桐将君?起きた?」
「おう。おかげさまでな」
「入って大丈夫?」
「ああ」
2人が命を賭して守った彼女は、嬉しそうに扉を開け、
――バァン‼︎
そして一瞬で閉めた。
2人残された東条とノエルは首を傾げる。
「何だどうした?」
「……桐将君、着替え置いた筈だよね?何で着てないの?」
「先風呂入ろうと思って。あ、一緒に入るか?」
「……ノエル、桐将君治ってないよ?主に脳が」
「手の施しようがなかった」
悲しむノエルに、東条はジト目を向ける。
そんな2人に、灰音は扉の奥で溜息を吐いた。
「……じゃあ僕戻るから、早くシャワー浴びてきて?お昼用意しとくから」
「へ〜い」「ん〜」
寝室から間伸びした返事を聞いた後、灰音はそそくさとリビングに戻る。
「……っ」
その顔を、羞恥に赤く染めながら。
――風呂から出た東条は、ノエルの髪を拭きながらリビングへと向かう。
「上がったぞ〜」「ぞ〜」
「はーい」
扉を開けると、エプロンをつけた灰音が食事の準備をしていた。
今日の早朝まで死闘の中にいたとは思えない程に、平和で、何度も見た、いつもの光景。
起きてから初めて見る彼女は、何だかとても、
「……」
「……桐将君?」
……綺麗に見えた。
「っ、いや、何でもない」
東条は急いで目を逸らし、自分の中に疼く何かを押しとどめる。
今まで灰音とずっと一緒にいて、こんなこと初めてだった。目が合わせられない。
「そ。じゃあお昼にしよっか?桐将君お腹減ってる?」
「あ、ああうん。勿論」
「そっか。良かったっ」
「っ」
席に着いた自分を覗き込みニッコリと微笑む彼女を見て、今度こそ呼吸が止まった。
こいつこんなに可愛かったか⁉︎エグ⁉︎犯罪だろもうこれ⁉︎俺こんな女と1つ屋根の下で生活してたの⁉︎ほんとよく襲わなかったな⁉︎偉いぞ俺‼︎
「……」
「……」
「……いつまで見つめ合ってる?」
「「っ」」
ノエルの一言に意識が覚醒し、バッ、と目を逸らす。
今この顔を見られるのはマズい。絶対赤い。あ、そうだ仮面つければ良いじゃん。
自分が漆黒の仮面を纏ったのを見て、灰音が頬を膨らます。え、可愛い何この生き物?
「何でつけるのさー」
「い、いつどこで襲われるか分かんねぇだろ」
「もう沖縄にモンスターいないよ。シーサー君達以外」
「は?」
「(モグモグ)」
既に食べ始めているノエルが頷く。え、どゆこと?いないって何?こいつヤバすぎんだろ。
「だから外してよ。僕君の顔好きだよ?」
「っおま、やめろ」
いつになく突っかかってくる灰音に、東条は焦ってそっぽを向く。
「っ別にお前みたいな美形でもねぇし、んな見るとこねぇだろっ」
「えー、そんなことないと思うけど」
「藜、ダチには至って普通の寧ろマイナスなつまんない顔って言われたぞ!」
「……殺そうか?その友達?」
「は⁉︎」
ニコニコと笑う灰音の瞳の奥に、一瞬本気の光が見えた。え?え?
と思ったのも束の間、灰音はクスりと吹き出す。
「あはは、冗談だよ」
「は、はは、だよな、はは」
「でも君の顔が見たいのは本当さ」
「……まだ言うか」
「お願い!」
「……」
なんかここまで言われて頑なに隠すのも逆に恥ずかしくなってきた。東条は仕方なく漆黒を消し、顔を逸らす。
「……うん、やっぱりそっちの方がいいよ。カッコいい」
「……マジでやめろ」
こんな直接的に容姿を誉められたことなんてないから、どんな反応をしていいのか分からない。顔が燃えそうだ。
東条は羞恥と照れ臭さの中、彼女の要求を断りきれない自分を、少しだけ不思議に思うのだった。
――食べ終わり一休みした後、最後の日だから、と3人は海に向かうことにした。
先にビーチへと走って行くノエルを放っておき、東条は玄関前で灰音を待つ。
……10数分後、扉が開き、出てきたのは、
「っ……」
白いワンピースに麦わら帽子を被った、あの夜の彼女だった。
唇に引かれたプラムレッドの紅が、日差しに照らされ瑞々しく輝く。
そのあまりにも可憐で、美しく、穢れを知らない姿に、東条は見惚れ釘付けになった。
「ごめんね。待たせた?」
「……ああ」
「そこは待ってないだろー?…………どうかな?」
「っ」
麦わら帽子の隙間から覗く上目遣いに、耐えられなくなり目を逸らす。鼻を抜ける彼女の香りが、余計気持ちをぐらつかせる。
「あ、何で逸らすのさ!」
「別に。早く行くぞ」
「ちぇー」
庭を通り、ビーチへと歩いてゆく。
青く煌めく海には、ノエルがぷかぷかと浮かんでいる。
「……」
チラり、と口を尖らせる隣の灰音を見て、
「……灰音」
「んー?」
「……綺麗だ」
「っ……ふふ、嬉し」
一応感想は言っておくことにした。
「でも何でいきなりよ?」
「いきなりー、ではないかな。女の子はいつだってオシャレしたいんだよ」
「そういうもんか」
「そういうもんさ」
2人で木陰に座り、サグラダファミリアを建設するノエルを眺めながら、波の音に身を預ける。
「桐将君、戻ったら何するの?」
「んー、まずは仲間に報告しなきゃな。あ、お土産……は、これでいいか」
横に落ちていたココナッツを拾う。
「その後は、少し休むかな。この2ヶ月で2回日本救ってるし、流石に疲れた」
「ははっ、スケールが違うね。僕も国に呼ばれるのかな?」
「呼ばれるだろ。沖縄唯一の生き残りだぞ」
「だよね。めんどくさー」
「誰のせいだ?」
「僕だ」
顔を見合わせ、笑い合う。
「灰音はその後適性検査受けることになると思うけど、自分のcellについては出来るだけ隠しときな」
「隠すこと出来るの?」
「名称や種類は隠せない。けど能力は大雑把にしか分からないみたいだから、軽い催眠術とか言っとけば大丈夫だろ」
「ふーん。桐将君のは何て名前なの?」
「まだ見られてない。国脅して隠してる」
「歩く治外法権だね。君は」
「……爆弾抱えてるもんでな。優位には立っておきたいんだよ」
「……そうだね」
波と格闘しながら砂遊びをするノエルを、2人は優しい瞳で見守る。
――潮風に草木がサワサワと揺れる。
――照り差す太陽がジリジリと肌を焼く。
――波間に浮かぶ泡が、潰れて弾ける。
「……」
灰音は東条の横顔をチラリと見て、頬を染める。
「……ねぇ桐将君?」
「ん?」
「彼女さんには、いつ会いに行くの?」
「彼女?いやまだ付き合ってねぇって。……でもそうだな、返事してやらねぇとな」
灰音は髪を遊んでいた指を止め、……そっと耳にかけた。
「やっぱり、僕じゃダメかい?」
「っ、……言ったろ。俺が惚れたのは、…………………………は?」
東条は一瞬戸惑い、片手で顔を覆う。
そこに続くべき人の名前が、自然に出て来ることを嫌った。……他でもない、自分自身が。
何だ、これ?どういうことだ?何で今俺は迷った?何で?
風代に向けていた好意が、覚悟が、悉く消えている。
代わりにあるのは、どうしようもなく薄っぺらく、軽く、
……無関心。
「…………おい、」
空席になった1番。そこに今、自分が座らせているのは。
「……オイ」
今まで風代がいた場所に、嵌め込まれたように居座る女。
「――オイッ!っ」
東条は灰音の胸ぐらを掴み、無理矢理立ち上がり、…………そして絶句した。
「……バレちゃった」
自分を見つめる彼女の口が、あまりにも悍ましく、美しく、狂気に蕩け、……歪んでいたから。
「っ」
一瞬見惚れていた自分に気付いた東条は、頭を振り灰音を睨みつける。
「お前、俺の頭に何したッ‼︎」
「……ごめんね。でも仕方なかったんだ。僕はもう、我慢できなかった」
「――ッ」
「ぅグっ」
灰音の腹に拳をめり込ませた東条は、膝をつきえずく彼女の胸ぐらを掴み、再度持ち上げる。
「今すぐ元に戻せッ!本気で殴るぞ‼︎」
「……君の拳なら、いくらでも受け入れるよ」
「っ、――ッ」
「っカハッ」
頬を染め笑う彼女をぶん投げ、ヤシの木に叩きつけそのまま幹をへし折った。
「ッ、クソがッ!」
震える自分の拳をトレントに叩きつけ、吹き飛ばす。
怒っている筈なのに、殺したい程怒っている筈なのに、反対に湧いて来るのは、灰音を殴ったことに対する罪悪感と自責。
「――っ」
「ケホっ、……僕を、殺すかい?」
「……頼む、頼むから、戻してくれ」
横たわる彼女に跨り、その細い首に手をかける。やめそうになる自分を抑え、無理矢理首を絞めてゆく。
なのに、ギリギリと力を込めているのに、彼女は魔力を纏わず、一切の抵抗をしない。
「っ」
その時灰音は両手を伸ばし、東条の頬を包んだ。
「いいよ。君が僕を、殺したいって言うなら、僕は喜んで死ぬよ」
「っく」
「……でも、殺すなら、ちゃんと、君の手で殺してくれよ。僕を好きなまま、君の手で僕を殺してくれ」
「ッ……」
嬉そうに笑う灰音に恐怖を感じ、東条はその場から飛び退き砂に尻をついた。
「ぇほっ、ぇほっ、……ふふ」
立ち上がった灰音は、目を見開く東条に微笑み、後ろ手を組んで空を見上げる。
「……ごめんね。悪いとは思っているんだ。君から君の想い人への感情を奪ったことも、命を助けてくれたのに裏切るような形になっちゃったのも、全部悪いと思ってる。
本当にごめんね」
「……」
「でも僕は、君も悪いと思うんだ。フっておきながら、勘違いしちゃいそうになる言葉をいっぱい言って、カッコいい姿をあんなに見せて、おまけにプロポーズまで、……ふふふ。っ僕は耐えられなかった。君の視線を、心を、僕だけに向けて欲しくなってしまった。だから僕は、君の中にいるその子がどうしようもなく許せなくて、その感情を消して、僕に繋げた。1番奥から君を覗いていた狂人は強すぎて消せなかったけど、無理矢理押さえておいた。だからもう頭痛に悩まされることはないから、安心して?……分かってはいる。分かってはいるよ。これは絶対にやっちゃいけないことだ。人として超えちゃいけない一線だ。でも、その罪すら投げ捨ててしまえと、僕に言ったのは君だろ?僕があの言葉にどれ程救われたか。僕はあの時点で、人じゃなくなってるんだよ。なら何をしても、使える力全てを使って、好きな人に振り向いてもらっても、君は否定しない筈だ。いや、唯一君にデメリットがある場合、君は大切なものでも否定するんだっけか?じゃあそれこそ安心してよ!僕は君にとって何一つデメリットがない女だ。君が僕を鍛えてくれたから、僕はそこらの生物より強くなれた。君が僕をいい女だと言ってくれたから、僕の外見、内面が他より優れていることが分かった。ははっ、何か自意識過剰っぽくてやだね。でもこれくらいの自信がないと、君には釣り合わないと思う。だから僕は君に言われた通り、これからも自分を肯定して生きていくよ。それに僕の能力は優秀だ。もし君に不都合が生じた場合、僕は命をかけてその害悪を排除するよ。モンスターだろうと、人だろうと関係ない。君が笑顔になるまで、喜んで全てを殺すよ。もし僕が邪魔だと言うのなら、その時は躊躇わずに言ってくれ。僕は喜んで命を差し出す。でもさっきも言ったけど、その時は君自らやってね。僕自身は消えてもいいけど、君の中からは消えたくないんだ。我儘でごめんね。永遠に僕が君の中にいる。それだけで僕は充分なんだよ……。……君が寝ている間ね、ずっと考えていたんだ。もし僕が、その、君と結婚出来たら、どこで式をあげよーとか、どこに住もーとか、えっと、子供は何人作ろう、とか、えヘヘ。それでねっ、とりあえず考えたんだ!式はやっぱり、皆が出会ったここが良いと思うんだっ。モンスターもいないし、神々しい木もあるし、ピッタリだと思わない?家は涼しくて静かな田舎町に立てて、桐将君と、僕と、ノエルでのんびり暮らすの。畑とか作って野菜育てたり、ぶらぶら3人で散歩したりして、たまにモンスター狩りに行くのも良いかもね。お金は僕が稼ぐから心配しなくていいよ?君にオススメされたし、アイドルにでもなってみようかな〜って思ってる。あ、でもそしてら夫持ちのアイドルになっちゃうし、ファンの人の反感買うのかな?ふふっ、ちゃんと隠さないとね。でもいざとなったら洗脳するし、心配しなくていいよ?僕達の邪魔する人は皆いらない人だから。そこら辺は僕に任せて!それから、えっと、……桐将君は、子供、何人くらい欲しいのかな?僕は10人くらい欲しいな〜って考えてるんだけど、養育費とか諸々も大変だろうし、あ、でも君がもっと欲しいって言うなら、僕頑張るからね!遠慮しないで言ってね!身体も丈夫になってるし、20人くらいならいけると思うから!……ぁ違う忘れてた!その前に桐将君のご両親に挨拶しないと!うわ〜緊張するな〜、断られちゃったら僕立ち直れないと思うから、君もちゃんと援護してね?あとは2人の仲間の女の子も会ってみたいし。……どんな子なのか、ちゃんと見ておかないと、ね?……色々考えたし、色々したいこともあるけど、……でもまぁ、この妄想が叶うことがないっていうのは、僕も分かってるよ。君達2人が、冒険を何よりも楽しみにしているのは、僕だって重々承知しているつもりさ。君達2人の間に入れると勘違いする程、僕も馬鹿じゃない。だからせめて、恋という枠組みに関しては、君の1番でいたいんだ。吐口として、女として、僕を好きなように使ってくれて構わない。僕にとっては、君から与えられる全てが喜び、尊ぶモノなんだ。
……桐将君、……僕を引きずり込んでくれて、本当にありがとう」
重ねられた唇に、東条は一瞬震え、しかし受け入れてしまう。
柔らかな舌の感触に頭がボーっとなってきたところで、
「ッ」
「わっ……フフっ」
彼女を突き飛ばし立ち上がった。
「ハァ、ハァ、何なんだお前⁉︎イカれてんのか⁉︎」
「そう、かもね」
舌舐めずりする彼女に抗い難い妖艶さを感じ、急いで目を逸らす。
マズい。本当にマズい。頭では拒絶したいのに、心が、それ以外の全てが彼女を受け入れている。このままでは本当に呑まれる。
「ッ風代はっ、あいつの思いはどうすんだ⁉︎今でも俺を待ってんだぞ‼︎テメェは、それを!」
「……風代ちゃんって言うんだ。それも心配しなくて良いよ、一目見れば終わるから」
「っ何を」
「彼女もきっと、好きな人にフられるのは辛いと思うから、僕がその苦しみを取り除くよ。ほら、誰も悲しまない、……良い方法だろう?」
東条は微笑む彼女に絶句する。その、逸脱した思考に。
「……お前、人の心を、何だと思ってるんだ?」
「この世で最も、尊ぶべきものだよ」
本心なのか、嘘なのか、恍惚とした表情を浮かべる彼女の歪んだ笑みからは、その一切が推量れない。
ただそれよりも、今の解決策に安心してしまった自分がいることに、東条は心の底から嫌悪し吐きそうになった。
今の自分にとっては、灰音こそが1番であり、恋慕を向ける唯一の対象。それ以外は等しく平等で、有象無象なのだ。
抗えば抗う程、灰音への想いが強くなってゆく。頭がぐちゃぐちゃになり、もう何も考えられなくなる。
灰音はそんな、頭を抱える東条に近づき、耳元でそっと囁いた。
「……いいよ。僕をめちゃくちゃにして」
瞬間、東条の中で何かが弾けた。紗命によって抑制されていた彼の本能が、幾月の時を経て剥き出しになった。
「――ッッッ」
「わ、」
漆黒を纏い、彼女の腕を掴んで大跳躍。玄関の扉を破壊し、寝室に向かい、ベッドに灰音をぶん投げる。漆黒を霧散させ覆いかぶさり、ワンピースを引き千切った。
「……ハァッ、ハァッ、」
「……はぁっ、はぁっ、」
目の前に迫る頬を染める彼女の顔に、最早心臓は爆発しそうな程に高鳴っていた。
彼女に顔を抱かれ、囁かれる。
「…………おいで」
「――ッ」
東条の中から、躊躇いが消えた。
――「……」
ノエルは1人、ペタペタとサグラダファミリアを作る。
その表情を、どこか嬉しそうに緩めながら。
黒百合:花言葉――ときめき・狂おしい恋・呪い――
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