私はゲームのお話が、長いっ!(お絵描き:シスター風制服 楠瀬スミレさん)

ここ最近ゲームについて語ってる私。

ふとなぜそんなことを思ったのかを考えてみる。


そんなの分かりきってる。

私がゲームが好きだか――( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン


いや、違う!

多分この日記を書いているこの日(2022/07/22)が以前紹介した『LIVE A EVIL』のリメイク版の発売日だからっ!

きっと、きっとそう! CM見て大泣きよっ!

だから、お金なくて発売日当日に買えなかったから、他のゲーム紹介して、気を紛らわせようとか、鬱憤をうっふんしようとしているとかそんなのとかでもなく、ただただ――( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン



とまあ、ぱんなこったしましてっと。


さて。今回も語ってみようかと思うゲーム話。

これを今後もこちらで書いてくとしたら、「そんな私のエセ知識」に合体させなきゃならなくなるんではなかろうかとか思ったり思わなかったり。

あちらはゲームを語ることもあれば、私のえせ知識を語るところなので、こちらの日記と早々変わらない気がしてきました。

どうするかはそのうち考えるとして……。



日記に書いてある紹介系を、あっちに持ってけばいいんじゃね?

というかこれ、同じこときゃな~り前に言ってた気がする。



――( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン



さて。私の心の迷いはどうでもいいとして。


今回ご紹介したいのは、古き懐かしきゲーム機、スーパーファミコンより、1996年発売の、隠れた名作『ルドラの秘宝』をちょろっとお伝えしようかと。


私の今までの日記でもちょこっとを顔を出していたゲームソフトです。

このお話、ストーリーとゲームギミックが素晴らしい一品ですので、コアなファンが続編を求めて止まない作品です。


調べたりして前回みたいなほにゃららなところにいかないようにお気をつけてくださいね^^;



さて。私、この作品、とにかく好きです。

『LIVE A EVIL』や『メタルマックス』よりも何よりも。これほどまでにどっぷりとはまったゲームはなかったんじゃなかろうかとさえ思っています。

そうじゃなかったら強くてニューゲームさえないゲームなのに10回くらいクリアなんてしないです。

そこまで何度もクリアすると、いろんなことが見えてきて、取りこぼしなんてものもなくなります。


それこそ、この作品の特徴である言霊システム――自分で名前を組み合わせて自由に魔法を作りだせる他ではあまり見ない奇抜なシステム――の最後の右下枠に特定の言葉を入れることで起きる超ハードな戦闘システム(RPGで重要な、主人公達のHPやMPが見えなくなるので、いつ倒れるかも分からないし、回復するタイミングが分からない)で遊んだりしないですよね。

この言霊システム。私のリアル姉だったか大婆様の名前を入れると即死魔法が発動するのはいい思い出です。



そんなルドラの秘宝。どんなゲームかって言いますと。


4000年周期で、その時繁栄していた種族が「ルドラ」という存在によって滅ぼされる世界。

すでに4つの種族(ダナン神族、水棲族、爬虫類族、巨人族)が滅ぼされているが、それぞれの種族は全てが滅ぼされたわけではなく、少数の種族が残って繁栄している。そんなファンタジーな世界。


ダナン神族は非常に長命。知恵に優れて言霊を開発。特徴として、生涯に一度、他の何かと一体化することができる力をもっている。

水棲族は滅んだダナン神族が作った言霊を更に進化・発展させた。名前からして分かる通り、海に好んで棲む種族。

爬虫類族は水棲族が滅んだことで言霊は衰えたが、好戦的で力が強い。

巨人族はあらゆる環境に耐えうる強靭な肉体を持ち、武器や防具を発展させ、種族同士で争うことを覚え、発展させた文明により海を汚した。


そして、4000年を生きる今世の短命である人間族。

特徴を受け継ぎ、4000年のうち2000年で文明を栄えさせ、残りの2000年で言霊を発展させていた。(この2000年と2000年の間で、ダナン神族が作り出したバイオタンクを悪用し空が赤く染まるほど環境を悪化させたりもしている)


人間族の4000年周期まで、残り16日となった今。


ルドラによって滅ぼされると分かっているこの世界で、彼等人間族は、どのように生きていくのか。




第一主人公は、剣の師匠の行方と、友人達を殺した仇を倒すため。

第二主人公は、爬虫類のルドラに殺され生と死の間を行き来して。

第三主人公は、世界の汚染を浄化するため。

第四主人公は、世界の宝を集めるため。




彼等の、「神への挑戦、16日間」





という、残された16日間で、3人の主人公と仲間達が目的を達成するために織り成すストーリーのゲームです。


そしてそれらが緻密に重なり合ってやがて一つの目標に到達して4人目の主人公へと至るという、並行した時間軸の中で起きた出来事を、それぞれの主人公と共に体験していくゲームです。


そんな主人公達。

ジェイド、という、本来人の手にあってはならない秘宝をとあることからそれぞれ身に宿しております。

このジェイド、なにかって言いますと、4000年周期で種族を滅ぼすルドラの身に宿るはずのルドラ十神宝なんです。

ルドラ十神宝により、ルドラは種族を滅ぼすほどの力を得るわけですが、それがすでに4つ人間族の手にあるというところが、希望がもてますね。


なお、何度かやっていくと、ルドラ十神宝、第四主人公の話の時に、全部所持することが出来たりします。(だからといってルドラの強さが変わるわけではないです)


この4人の主人公達。時間軸一緒なので、3人の誰からでも始めることができ、途中で切り替えることも可能。彼等4人はどこかで必ず重なり話に関わっていくわけです。他の主人公で起きた出来事を、他の主人公の視点から見るのも醍醐味の一つです。

4人目の主人公だけは特殊で、他の3人の邪魔したり仲間になったりと深く関わりつつ、ストーリーを彩ります。


16日間というキャッチコピーからも、時間の概念があり、ストーリーが進んでいくにつれて大きな鐘の音が鳴り、少しずつ終末が近づいていることを匂わせたりと、細かい設定もいいんです。


私、当時びっくりしたのが、第一主人公と第二主人公の話。

第一主人公と第二主人公は、ストーリー上、人間族を滅ぼす次の種族のルドラと古の敵と戦うことになるのですが、ここで、二人のストーリーが重なるイベントでとあることをすると、ストーリーが変わるんです。


通常通りに行くと、

第一主人公が、とある盾を手に入れ、、第二主人公がとある剣を手に入れます。

第一主人公は戦士なので、第二主人公の持つ剣で戦力アップを図りたいところです。

なので、ここで第一主人公と第二主人公が、それぞれの武具を交換しあうイベントが発生します。この辺りで、敵の強さが武器の弱さに苦戦し始めるので救済イベントのようにも見えます。


さて。この直前で、互いのストーリーをここまで進めて止めて保存しましょう。


そして、第一主人公で剣を選択したとします。そうするとしっかり第二主人公で同じイベントをすると、第一主人公で選んだ選択肢で進むんです。それは第二主人公からはじめても一緒です。

一度行った選択は覆らないってのもいいところですね。


そして第一主人公はルドラと、第二主人公は古の敵と戦い、勝利するんです。

(余談ですが、第三主人公はその頃、月(?)でルドラと対になる種族を滅ぼすソドムを破壊してます。ちなみに、とある剣と盾は、ルドラ十神宝です。これらを更に人が持つのでルドラは更に弱体されるんです)



まあ、普通ですね。まさに、凡庸なファンタジー的ストーリー。



でも、これを。

例えば、そのまま、第一主人公が盾をもったまま、第二主人公が剣をもったままにするとどうなるか。


第一主人公の前に立ちはだかるルドラ。

そこの胸元に吸収されているかのように埋め込まれているのは、第二主人公。



……なぜ?



これがなんでこうなったのかって言うのは、第二主人公のストーリーを進めると分かるんです。

第二主人公、剣を選択して話を進めると、最後の古の敵と戦う時、負けるんです。

負けて、古の敵により、ずるずると奥へと引っ張られていって、その身をルドラを強くするために埋め込まれてしまうんです。

そしたらどうなるか。

先に述べた通り、彼等4人の主人公は、本来ルドラが持ってるはずの力の源、ジェイドを体のどこかしらに持ってしまっています。

つまり、第二主人公を吸収したルドラは、力の源を一つ、手に入れるんです。

そうなったらもう大変。

第一主人公が剣持った時以上に強くなったルドラ(ジェイドと盾持ち)と戦うことができるんです。


とまあ、こんな感じで、選択肢によって話が変わる――多分これ隠し要素でもあったんででしょうね――のも、オラワックワクがとまらねぇだよ。

主人公達は第一、第二、第三って主人公枠をつけられてるわけなので、そりゃ皆さん第一からはじめちゃいますよね。だから、第二主人公ではじめたりなんかしないし、第一主人公の職業、戦士だからルドラ十神宝の剣、持たせたいじゃないですかっ!


こんな風にちょっとストーリー変わるギミックがあったりとか。(多分、容量の関係でこれだけでしたが、こういうギミックをもっと入れたかったんだろうなぁ……)

第三主人公が人間が赤く染めた空を浄化したときも、他の主人公達の世界も浄化されて綺麗な空を別の場所で終末の鐘を聴きながら見たりとか。

第一主人公は第一主人公のストーリー上のラスボス、ガフの部屋でゴモラを倒すけど、そのゴモラは第二主人公にかなり良心的でいいヤツだったり。第三主人公がとある町で船に乗る人を見たときに、第二主人公がその時に選んだキャラによって船に乗ってる人が違っていて、NPCとかの一部会話が変わったりとか。

時系列を考えていくと、こんなにも濃密に設計、設定されたストーリーってないんじゃないかと思うほどに、4人の主人公達のストーリーが濃密なリンクを見せるんです。10回くらい……いや、5回くらいは、やれちゃうんです。10回はやりすぎだ。


第一主人公が知る事実。

第二主人公が追う真相。

第三主人公の浄化の旅。

第四主人公で知る、新たな謎。


4000年周期の始まりと過去に世界を救ったとされる四勇者とその配下。

ダナン四神から聞かされる遥か過去にあったとされる話。

『神』、とは。


一度目のラスボス戦。

あれは何があったのか理解ができないまま負けました。

そこまでまったく意識しなくてよかった、属性システムに悩まされるんです。ラスボス戦、数ターンで即死したのは今も覚えてます。



やったことある人なら、↑の話、かなりアツいと思ってくれるかもしれませんが、なんせこのゲーム、プレイステーションが出て盛り上がってる時期になぜかスーパーファミコンで出すという、明らかに隠れ名作ゲームを作り出そうという思惑かのような販売時期なんですよね。

なので、知らない人が多いんじゃないかなって。


もし、機会がないとは思いますが、機会があれば。

今のビジュアル重視のゲームとは違った、懐かしの2Dが、皆さんを楽しませてくれると思います。



さあ。私はどうやら、ゲームの話を語ろうとすると、刀やえせ知識と同じように長くなってしまうようです。


そんなこともあり、今回はここまでとさせてもらいます。


私の黒歴史に、また一ページ……――。


■楠瀬スミレさん

https://note.com/292339/n/n8f566cee4fc9




にんにんからの~


どろんっ☆

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