喫茶店で働く主人公の美男子は、鬼によって瘴鬼にされていた。そんな彼には残月の呪いという呪いのかかった鬼の彼女がいた。主人公は彼女のために、日々、別の瘴鬼から魂を奪い、彼女に与えていた。呪われていると言っても、彼女は鬼。気を抜くと主人公は彼女に食べられてしまう。お互いに惹かれ合いながら、二人はお互いに愛撫することすらできなかった。
ある日、主人公の喫茶店の常連の女子高生の友人が、瘴鬼となる騒動が起こる。主人公はこの瘴鬼を退治するが、女子高校生の友人の彼氏は、以前亡くなったはずの主人公の弟だった。
主人公の家は、鬼を狩る一族で、特殊な刀を正統な跡継ぎの証としていた。そこに囚われてきたのが、現在の彼女とその母親だった。瘴鬼でありながら跡継ぎ候補と目されていた主人公は、彼女と共に家を出る覚悟を決めて、今に至っている。主人公が久しぶりに実家に戻ると、そこには死んだはずの弟がいて、伝説の鬼人となったことを告げて、刀の譲渡を迫る。
逃げおおせた主人公だったが、女子高校生と弟は接触し、女子高校生は瘴鬼となり、彼女が連れ去られてしまう。助けに向かう主人公だったが――。
一振りの刀が振り下ろされるとき、物語は終盤へと向かう。
果たして、主人公と彼女の運命は?
どんでん返しに次ぐどんでん返しのラストは、必見!
是非、ご一読ください。