お題「洋古書」
古びた店の中、私は埃を被って待っている。
ああ、誰か私を買ってくれないかしら。
でも、わたしは外国の言葉で書かれた古い本。
埃臭くて黴も生えてそうな本なんて、もう誰も読まないかしら。
そんなある日、可愛らしい女の子がお店にやってきた。
私に目を留め、私を開き、大きな瞳で私を眺める。
ぱらぱらとページを何枚かめくり、少ししてレジへ持っていく。
ああ、気に入ってくれたのね。嬉しいわ。
お礼に貴女を私の世界に閉じ込めてあげる…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます