第3話僕は人を辞めました!
石仮面を使ってそのまま1日寝た。起きたらびっくりした。周りの空気が黒色の煙が上がっていた。僕は(火事か!?)と思った瞬間女の人の声が聞こえた。
《これは空気中の魔素のようですね!》
(ん?俺の脳内に声が!?……てか君誰?)
《私ですか?私は貴方のスキル『世界図鑑』です》
(僕ってスキルを持ってたっけ?)
てか、俺のクラスメイトは誰も持っていなかったような…
《そりゃー、そうです、だって貴方、人間じゃないですから、人間じゃスキルは取れません》
(え?ちょっと待って俺、人間なんですけど?)
《何をバカな事言ってるんですか?貴方、『人間』辞めてますよ?だって、石仮面を使って『不老不死』になったんですから》
(マジですか〜、そうかそうか〜…て!俺は確かに『不老不死』になったけどね?『人間』辞めてはないよ?)
《貴方、めんどくさいですよ?……はぁー、これだから…とりあえず、その説明書の裏を見てください、それを見たら納得しますよ》
とりあえず説明書の裏を見よう。
……あ!本当だー僕、『人間』を辞めて『神人』になってるー(棒)
(『神人』ってどういう能力があるの?せっかく『不老不死』を手に入れて『神人』になったんだから、流石にあるよね?)
《あるにはあるけど、めんどくさいから貴方が「ステータス」と心の中で言えば貴方のステータスが見れるのでそれを見て下さい》
じゃ、見てみますか…
(ステータス!)
僕のステータスを見て僕は驚いた。
名 カミヤ・リュウヤ
性別 男
職業 勇者(記憶力アップ)
種族 神人(睡眠不要、食事不要、全ての職業の能力を取得できるようになる)
スキル 『世界図鑑』『不老不死』『超速再生』『完全記憶』『予測眼』『感知眼』『完全隠蔽』
体力 ∞
魔力量 ∞
筋力 99999
(は?ちょっと待って?本当に『人間』辞めてるし…てか『神人』の能力って何?これもう神扱いされるの?)
言ってないけど、体力と魔力が『∞』て何『∞』て…
《質問を2つ同時に言わないでください、最初の質問の答えはですね、『人間』という種族は種族スキルがないから『神人』になった事でその種族の種族スキルを取得したって事です》
なるほど…だとしてもおかしくない?『神人』の種族スキル。
《2つ目の質問の答えは、神扱いはされないですけど、神の部下と言った方が分かりやすいと思います》
ふむふむ、神の部下かー、
(という事は神がこの世界の社長みたいな存在で『人間』は下僕みたいな存在って事?言い方悪いけど)
《その通りです》
ん〜、ま、この話は置いといて次に魔法の勉強をしておこうかな。いつどの時に危険な事が起きるか分からないから……正直、『不老不死』に『超速再生』というチートスキルがあるから余程の危険でない限り、危険じゃないけど…
そして僕はとうとう待ちに待った魔法の勉強をする事にした。
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