箱(詩)

流れ出した音楽。

小さなウォークマン。君はアイフォーン?

五線が流れ出した今はもうこの子もこうしたかったんでしょ、と

私はそのままにしておく。


溢れ出した旋律は空に高く吸い込まれて。

それは一点へと集まり、希望の光を見せる。

やがて夜はその光によって、一面空色の花園に変わる。

あぁ、あれはそのひとつの輝きだ。星のようにひとつ丸く、小さなそれは明るさによって、消されて仕舞う様で。

それをひとつ、目で捕らえていたけど、瞬きする度見失いそうで

もう、あきらめてしまいそうだ、そう思い目を細めふと笑い顔を伏せ眩しそうに笑った、腕の影が自分に振り注いだ、

それを振り払い空へと笑う、その細めた目がもう一度開かれると、

目の前に広がっていたのは次の瞬間、あの夜空の星々。

ひとつの幻的な話。















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特に示唆など深い意味は無く。起こる事をずっと目で追うような描写をしているだけでして圧倒的に「それ」「その」指示語が多いです笑。目線を引き継ぎたいのでずっとだらだら続いている感じでした。字と共に読む目線(イメージ)が上行ったり宇宙まで往ったりして毎回読み返すと当時は楽しかったのですが、入り込めないと逆に何が何だか、という感じですね。

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