隠されし力4
そして時は真夜中を迎えた。
そうはさせないと
「……?」意趣返しだとばかり、ダイセンを踏み付けマカネの希望を断とうとしたナイトメアは強烈な違和感を覚えた。「すでに
マカネ・アキタとマヤ・ダイセンはムスタングの特異点制御、
精神が再び入れ替わり、マカネはダイセンに奪われた体を取り戻した。美少女がおっさんに体を奪われたので取り戻したのだ。だが、このパワーは⁉︎
「これが隠されし力だゾ」ムスタングがつぶやく。「こいつ、混じっているゾ」ナイトメアはその力を察した。「その通りだゾ、すでにマカネはイグナイターと融合している」
融合!アームヘッドの適性が高い者はやがてその機体と一つになる!すでにマカネの本来の肉体はあの夜、ひとつのアームヘッドと融合していたのだ!それゆえにその精神は切り離された。その結果、イグナイターと呼ばれたアームヘッドは彼女の身体に閉じ込められた。
「これだけはしたくなかったのだが……」マヤ・ダイセンも
「イグナイター!イグナイター!」ナイトメアが叫ぶ。「俺はイグナイターではない」マカネが答えた。「我が名はミッドナイト、真夜中では誰も夢を見ることはない」突如、マカネの影が肥大!
「その異常な質量!やはりゾ!」「ああ、すまない。俺は火を灯さない」ミッドナイトがその姿を現した。「神は未だ眠ったままだ」
つづく
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