楽しい日々
君と私が本格的に出会ってからもう1年が過ぎた。
クラス替えという名の強敵が私達の前に現れた。
2人で「同じクラスかな?」と話しながら校庭に行って、恐る恐る1組から名前を探していった。
1組には
2人とも名前がなかった。
2組には
2人とも名前がなかった
この学校は3クラスしかないから、自動的に私と陽葵は同じクラスということになる。そのことに気づいた私と陽葵は「同じクラスだ!やったぁああ!」って喜んだ。
2人で「同じクラスで良かったぁ…」と話しながら新しいクラスに行った。そして、黒板に席が張り出されていたからその席を見た。
席は結構離れてしまったようだ。「席離れちゃったね…でも、クラス同じだからまあいいか!」と話しながら、それぞれの席に着いた。
席に座って少しした後、陽葵の方からガヤガヤ話し声が聞こえてきた。
陽葵の方を向いてみると陽葵は沢山の人に囲まれて一気に人気者になっていた。『やっぱり陽葵の周りから聞こえたんだ。凄いなぁ…』と思っていたら、陽葵が「咲良も見てるだけじゃなくてこっち来なよ!」と言った。
私は「分かった!行く!」って言って、陽葵の隣に行き、新しいクラスメートの子と話した。
初っ端からクラスメートの子と話せるとは思っていなくて自分でもとてもびっくりした。
先生が来て、席に戻ると、隣の人にひそひそ声で話しかけられた。
「初めまして!私は楓だよ!名前なんて言うの?」って聞かれて、私は「咲良だよ!よろしくね!」と言った。
「そうなんだ!よろしくね!咲良ちゃん!」と返されたので、私が「うん!よろしくね!楓ちゃん!」と言って話が終わった。
前までの自分だったら出来なかったはずのことがなぜか出来ている。
私は『陽葵のおかげで自分が変われたんだ!』と思った。
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